【初心者必見】未経験からエンジニアに転職を検討してる方へ職業別の需要や年収まとめ


【初心者必見】未経験からエンジニアに転職を検討してる方へ職業別の需要や年収まとめ

IT業界のエンジニアは、常に人手不足と言われ、未経験からのキャリアチェンジのチャンスも多いというウワサです。しかし、転職してみたいけれど、未経験でもエンジニアになれるのか不安、業界の内情がわからないなど、なかなか一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。

今回は、エンジニアへの転職やキャリアチェンジにに備えて、知っておくと役に立つ情報を集めてみました!手に職をつけたい方、自分にもチャンスがあるのかな?と悩んでいる方、ウワサは本当なのか?!よろしければ読んでみてください!

目次
  1. エンジニアの需要は本当に多いの?
  2. そもそもエンジニアとは?職種解説!
  3. インフラエンジニア
  4. システムエンジニア
  5. プログラマ
  6. エンジニアの年収は?
  7. 未経験からエンジニアになるためのステップは?
  8. 現職の知識・得意分野を知っておく
  9. プログラミングを学習しておく
  10. 未経験からエンジニアになる方へ、オススメ無料スクール
  11. ドットインストール
  12. Codeprep
  13. paiza
  14. プログラミングスクールも検討してみよう
  15. 未経験からエンジニアになる方へ、オススメ書籍
  16. 世界一わかりやすい IT業界のしくみとながれ
  17. SEのフシギな生態
  18. この1冊ですべてわかる SEの基本
  19. システム設計の謎を解く
  20. 【初心者必見】未経験からエンジニアに転職するためのステップのまとめ

エンジニアの需要は本当に多いの?

エンジニアの求人数は本当に多いのでしょうか?データを見てみましょう!

業種別 求人倍率推移
2014年5月 2015年5月 2016年5月 2017年5月 2018年5月 2019年5月 2020年5月 2021年5月 2022年5月
IT/通信 5.60 5.91 8.30 5.90 7.41 4.41 6.41 6.37 8.60
メディア 1.96 2.10 2.54 2.72 2.47 1.69 1.72 2.09 3.71
金融 1.88 2.01 2.07 1.81 1.03 0.97 1.39 1.01 1.41
メディカル 3.93 3.73 4.00 2.55 2.30 0.83 0.88 0.87 1.14
メーカー 1.69 1.56 2.11 1.74 2.03 1.63 1.64 1.41 2.14
商社/流通 0.78 0.77 0.84 0.90 0.98 0.73 0.76 0.63 1.09
小売/外食 0.98 0.86 1.14 1.01 0.94 0.26 0.32 0.23 0.36
人材サービス 2.77 2.48 3.50 2.93 3.19 3.04 2.57 3.59 6.03
その他 1.03 1.26 1.65 1.60 1.94 0.26 0.26 0.20 0.25
平均 2.29 2.30 2.91 2.35 2.48 1.54 1.77 1.82 2.75

求人倍率を業種別に見ると、2022年度の5月のIT・通信は8.60倍となっており、これは、一人の応募者に対して8.6社からの求人があるということです。2022年5月の全体の求人倍率は2.75倍で、他の業種と比較するとIT・通信業はダントツの求人倍率です。

職種別 求人倍率 推移
職種別 2014年5月 2015年5月 2016年5月 2017年5月 2018年5月 2019年5月 2020年5月 2021年5月 2022年5月
営業系 2.71 2.21 3.23 2.68 2.64 1.18 1.17 1.05 1.84
企画・事務系 1.78 1.61 2.18 1.74 1.99 1.67 1.68 1.74 2.82
技術系(IT/通信) 6.41 7.00 9.46 7.62 9.15 4.41 6.41 6.37 8.60
技術系(電気/機械) 3.49 4.63 6.44 4.44 4.73 2.51 2.68 2.50 3.67
技術系(メディカル) 2.58 3.53 4.26 2.63 2.33 0.63 0.71 0.75 0.88
技術系(化学/食品) 1.00 0.91 1.12 1.11 1.35 0.79 0.79 0.64 1.01
技術系(建築/土木) 5.20 4.49 5.80 4.16 4.43 2.39 2.97 2.73 3.77
専門職 4.03 4.47 5.36 5.17 6.79 3.53 4.12 3.86 5.23
クリエイティブ系 2.59 2.38 2.66 2.21 2.43 0.77 0.91 0.94 1.45
販売/サービス系 0.95 1.06 1.33 1.14 1.42 0.37 0.30 0.24 0.38
事務・アシスタント系 0.61 0.21 0.24 0.25 0.25 0.16 0.15 0.14 0.25

また、職種別の求人倍率も見てみますと、事務・アシスタント系職種は0.25倍、営業系職種が2.68倍となっている中、2017年5月のエンジニア職(技術系(IT/通信))は7.62倍と飛び抜けています。

ここからわかるのは、IT・通信業だけでなく、メディア、金融、流通、小売など他の業種でも、自社で働くエンジニアが求められているということです。

エンジニア(IT/通信技術系職種)の求人倍率はDODA社のデータのある2014年以後、5.05倍〜9.46倍と常に全体平均から突出しており、エンジニアの需要は本当に多いことがわかります。

データ出典:求人情報・転職サイトDODA(デューダ)転職求人倍率レポート

 

そもそもエンジニアとは?職種解説!

一口にエンジニアと言っても、仕事内容や専門分野から色々なエンジニアが存在することをご存知でしょうか?いくつかご紹介しましょう。

インフラエンジニア

道路、上下水道、鉄道などをインフラと呼びますが、ITにおけるインフラである通信機器、サーバーなどを整え守るのがインフラエンジニアです。おもに、ネットワークエンジニアサーバーエンジニアに担当領域が分けられます。

ネットワークエンジニアの仕事内容は、システム構築時の回線敷設の手続きや、ファイアウォールやルーターの設定、障害発生時の対応などです。サーバーエンジニアの仕事内容は、サーバーの設置、OSのインストールやアップデート、システムに合わせたサーバーの見積もりや設置計画などです。

システムエンジニア

SEとよばれているのがシステムエンジニアです。

顧客要望に合わせてシステムを設計・開発するシステムエンジニアには、Web系システムを開発するオープン系エンジニアと、IoT機器や家電などの中のシステムを開発する組み込み系エンジニアがいます。最近では、iPhoneやAndroidアプリを開発するアプリ系エンジニアも増えています。

自社内のシステムを開発、保守したり、社員からの問合せを受けるなどの仕事をしているエンジニアは社内SEと呼ばれます。

プログラマ

プログラミング言語に精通し、バリバリプログラムを書くのがプログラマです。プログラマとよばれる仕事には、主に2種類の領域があるようです。

役割としてのプログラマ

プロジェクト内でSEが書いた設計書に基づいて、プログラムを書く役割を担うプログラマは、SEとして入社した方がはじめの数年担当するものであったり、派遣社員が担当するものであったりと、担当する役割としての呼称です。

職人としてのプログラマ

前者に対し、フリーで活躍していたり、自らスタートアップでサービスを立ち上げたりしているエンジニアも、プログラマと呼ばれることがあります。こういった方々は、プログラミングのテクニックをブログや書籍にて発信されているなど、職人としてプログラマと呼ばれています。

エンジニアの年収は?

こちらもデータをもとに見てみましょう。

職種別 年代別 平均年収 (単位:万円)
全年齢の平均 20代 30代 40代 50代
プロジェクトマネジャー 671 685 665 780 837
プリセールス 630 439 619 835 960
ITコンサルタント 585 448 660 829 854
IT戦略/システム企画 576 409 552 683 767
研究開発 531 412 605 673 -
データサイエンティスト 512 427 598 729 -
システム開発/運用 467 369 501 578 631
セキュリティエンジニア
(脆弱性診断/ネットワークセキュリティ)
445 380 464 - -
サーバーエンジニア 438 377 507 591 617
Webサービスエンジニア 413 356 495 579 589
SE/プログラマ 404 354 477 547 587
デバッグ/テスター 367 323 390 509 642
社内SE 514 375 500 628 754
サーバーエンジニア 493 400 531 620 719
IT/通信営業 488 391 543 695 816
ネットワークエンジニア 479 374 507 622 802
SE/プログラマ 467 382 512 600 602
テクニカルサポート 440 347 439 531 661
プロダクトデザイナー 479 392 488 605 670
クリエイティブディレクター 475 370万 486 641 682
Webプロデューサー/ディレクター 448 361 457 551 584
全職種 平均 492 400 524 641 710

IT系の職種で平均が最も年収が高いのはプロジェクトマネージャーです。
他にもITコンサルタントやプリセールスなど幅広い業界知識や業務知識、システム改善提案などを行うコンサルタントやそれに近い業種はは年収ランキングの常連です。

こちらの表をみるときのポイントとして、年代により頭内になってしまっていないかや、伸び幅がどうか?などが重要なポイントです。
サーバーエンジニアとネットワークエンジニアについては50代になっても給与が上がっています。経験がものを言うインフラエンジニアの世界では、50代になってもベテランとして活躍されているということでしょう。

社内SEが40代、50代でも伸びているのは、社内SEを雇用している会社は比較的大手が多く、順調に給与が上がっていくためではないかと思われるなど、背景も考慮しながらみると良いでしょう。

2021年の平均年収が403万円ですので、エンジニアはおおむね平均年収以上を期待できる職種と言えます。

データ出典:人情報・転職サイトDODA(デューダ)平均年収ランキング2016

 

未経験からエンジニアになるためのステップは?

未経験からエンジニアでの就職、転職を目指す方は、いきなりエンジニア採用に応募する前に、以下のことを押さえておくと良いでしょう。

現職の知識・得意分野を知っておく

エンジニアに必要なのは、プログラミングやITの知識だけではありません。エンジニアが作るシステムは、一般のお客様や企業の方々が使うものです。つまり、システムを使う側の業界知識が必要となったり、お客様とのコミュニケーション能力や、要望を聞き出す能力が必要となるのです。別業種からのキャリアチェンジの方のチャンスはここにあります!

エンジニア採用に応募する前に、自分が今の仕事、業界で身につけた内容を整理しておきましょう。システムを使う側だった方が、作る側にまわるキャリアチェンジは採用する側、される側ともにメリットがあります。応募する際には、自分のキャリアや興味が活かせそうな業界に的を絞るというのも効果がありそうですね。

プログラミングを学習しておく

未経験でもOKとしている企業も、採用後にIT知識やプログラミングを身につける情熱や気概はあるのか?を気にされています。エンジニアの仕事では、最新の技術やマシンの知識、お客様の業務内容など、日々勉強しながら進めていかないといけないことも多いので、「自分で学ぼうとする情熱があるか」が未経験の場合重視されるでしょう。

そこで、仕事をしながらも時間をやりくりし、プログラミングやIT知識を学習しておくことをおすすめします。ITパスポート、基本情報技術者などの国家資格を取得するのもいいですね。プログラミングを学習するなら、アプリやWebサイトを作成するなど、学習したことを形にできれば、アピールポイントになるはずです。

次の章からは、自分でプログラミングやIT業界について知識を深めるためのサイトと書籍を紹介します!

 

未経験からエンジニアになる方へ、オススメ無料スクール

ドットインストール

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  • 受講形態:オンライン動画講義
  • 料金:一部無料(有料プラン 980円/月〜)
  • 学べる内容:HTML/CSS,JavaScript,PHP,Ruby,Swift,Androidアプリ制作など
  • 対象者:プログラミング技術を身につけたい方

講義動画が3分にまとまっており、スキマ時間での学習にもぴったりな、学習講座サイトドットインストール。HTML,CSS,JavaScriptなどの入門講座は無料となっているので、学習を続けられるか?自分に向いているのか?と不安がある方も、気軽に始めてみてください。

入門者におすすめなのは、HTML入門CSS入門 の2講座。インフラエンジニアに興味のある方は、サーバー管理に必須なUNIXコマンド入門 (一般ユーザー編)Amazon Web Services入門もおすすめです。

Codeprep

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  • 受講形態:オンラインテキストの閲覧、穴埋めドリル解答
  • 料金:無料
  • 学べる内容:HTML,CSS,JavaScript,Ruby,PHP,Pythonなど
  • 対象者:プログラミング言語に親しみたい方

プログラミングって難しそう、と苦手意識のある方も多いかと思います。そんな方は、Codeprepをぜひ試してみてください。穴埋め式の練習画面で、クイズのようにテンポよくプログラミングが学べます。プログラムの醍醐味である、「手を動かしながら試してみる」が味わえるので、きっと「楽しい!」と思えるはず。学べる言語やテーマをまとめたブックも、どんどん追加されています。

paiza

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  • 受講形態:オンライン動画を閲覧しながらのコード演習
  • 料金:一部無料(有料プラン 600円/月〜)
  • 学べる内容:PHP,Ruby,Python,Java,JavaScript,HTML/CSS,SQL,LAMPなど
  • 対象者:エンジニアとして就転職を目指す方

エンジニアの就職、転職を応援するサイトpaizaは、プログラム能力のランク付けができるなど、学習の力試しにもなるサイトです。学習コンテンツであるpaizaラーニングでは、HTML/CSS,JavaScript,Java,Ruby,PHP,Pythonなどの入門編授業が無料で受講できます。

スキルチェックや作成したポートフォリオを、連携している求人サイトに公開して企業オファーの材料にできるなど、就活に直接結びついている点が他のオンラインスクールにはない特徴。エンジニアを目指すための、目標設定にも使えそうですね。

プログラミングスクールも検討してみよう

独学では不安がある場合や、刺激のある学習環境がほしい方は、エンジニアになるためのプログラミングスクールも検討してみましょう。こちらの記事に代表的なスクールがまとめられています。参考にしてみてください。

【初心者も安心!】社会人でも通いやすいプログラミングスクール14選

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【初心者必見】未経験からエンジニアに転職するためのステップのまとめ

未経験からIT業界へキャリアチェンジを成功させている方は、確実にいらっしゃいます。弊社メディアでもキャリアチェンジされた方にインタビューさせてもらっていますので、インタビュー記事も読んでみてくださいね。

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今回インタビューに応じていただいた武田さんは、高知県が主催する「IT・コンテンツアカデミー(現:高知デジタルカレッジ)」にて開催された、2020年度アプリ開発人材育成講座 県内通信コース(Javaコース)の卒業生です。
今ではデータアナリストとして活躍する傍ら、コードキャンプが運営するIT人材育成講座の学習サポーターとしても活動しています。また、自らエンジニアの学習コミュニティを立ち上げ、日々勉強会を開催しています。
そんな武田さんがどうしてプログラミングを学習し、どのようにしてデータアナリストに転身したのか、どんなお仕事をしているのかをおうかがいしました。 ※高知デジタルカレッジ:高知県が主催し、高知県内の事業者や就職希望者向けの講座を提供しています。
そのうち、システム開発人材育成講座(旧名称:アプリ開発人材育成講座)は、2020年(一部)、2021〜2022年現在までの3年間、コードキャンプ株式会社が運営委託先として講座を提供しています。

常に新しい言語や技術、マシンが進歩し続けているIT業界は、現役エンジニアでも常に勉強を続ける職種です。逆に言えば、貪欲に知識を吸収し情報収集をしていく情熱があれば、未経験でも活躍していけるチャンスがあるということです!思い立った今日から、ぜひ学習を始めてみませんか?

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CodeCampus編集部
この記事を書いた人
CodeCampus編集部
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