- 更新日: 2020年07月10日
- 公開日: 2020年06月11日
未経験からでも大丈夫!Webデザイナーの求人事情
Webデザイナーが活躍できる場所はIT業界だけではありません。 実際に求人情報サイトを検索してみると、IT業界以外に属する多くの企業がWebデザイナーを募集しています。
Web制作会社以外の企業で働くWebデザイナーは『インハウスWebデザイナー(社内Webデザイナー)』と呼ばれ、自社のWebデザインに関わる業務全般を担当します。
インハウスWebデザイナーであれば、馴染みのある業界や興味のある業界で活躍できますし、未経験からでも転職しやすい傾向にあるのでおすすめです。
この記事では、インハウスWebデザイナーの仕事内容と求人事情について解説します。
インハウスWebデザイナーの求人は多い!
Webデザイナーの働き方は、大きく3つに分類されます。
1つ目はWeb制作会社などに就職し、受託開発案件のデザインに携わるスタイル。 2つ目はクライアントから直接仕事を受注するフリーランス。 そして3つ目が先ほどご紹介したインハウスWebデザイナーという働き方です。
近年、オウンドメディア(企業独自のWebサイトなど)の重要性が見直されてきていることもあり、それにともなってインハウスWebデザイナーの求人が増加しています。
外部にオウンドメディアの制作を依頼する場合、社内情報を開示しなくてはならなかったり、軽微な修正に対しても打ち合わせの時間と費用がかかったりと様々なデメリットがあります。
そのため多くの企業が内製方針にシフトし、インハウスWebデザイナーの需要が高まった結果として求人が増え、未経験からでも転職しやすい状況が生まれているのです。
インハウスWebデザイナーの仕事
Web製作会社などで働く一般的なWebデザイナーは、サイトやバナーのデザインが主な業務ですが、インハウスのWebデザイナーの業務はそれだけにとどまりません。
Web担当部署の規模が小さい場合が多いので、マーケティング、SNSでの発信、チーム管理など、Webメディアに関するさまざまな業務を幅広く担当する可能性があります。
デザイン面だけでなく、プロジェクト全体に関わるのが、インハウスWebデザイナーの仕事の特徴です。
インハウスWebデザイナーならではのメリット・デメリット
インハウスWebデザイナーはプロジェクト全体に関わるため、デザインのみに集中できません。 そのぶん自分の意見が色濃く反映され、やったことがすべて成果として現れます。 達成感も大きく、好ましいようにも思えますが、「デザインだけがやりたい」という方にとってはデメリットです。
「Web担当部署にデザイナーがひとりだけ」という企業も珍しくないので、先輩デザイナーに教えてもらう機会や、同僚デザイナーと意見交換をする機会にも恵まれません。 自分から新しい情報やスキルを学ぼうとする積極性が必要です。
メリットとしては、やはり未経験からの転職のしやすさが一番にあげられます。 デザインだけをやりたいという方も、まずはインハウスWebデザイナーとして就職して実務経験を積み、プロジェクト全体の流れを把握してから再び転職活動をするのもひとつの手段です。
また、インハウスWebデザイナーであれば、自分が興味のある業界にWebデザイナーとして携われるチャンスもあります。
インハウスWebデザイナーの求人が多い業界
興味のある業界に携われたら、仕事のモチベーションも上がりますよね。 それに加えて、自社商品や自社サービスをお得に利用できる嬉しいメリットがあることも! インハウスWebデザイナーの求人が多い業界と、仕事内容を紹介します。
【美容業界】
流行りの化粧品や美容グッズを試すのが好きなら、美容業界は魅力的ですよね。 美容室やエステティックサロン、美容クリニックの運営系企業、自社ブランドの化粧品や美容器具の開発・販売系の企業の多くが、インハウスWebデザイナーを求めています。
[主な仕事内容]
・施術説明のパンフレット、ポスターや商品カタログなどのデザイン
・SNSプロモーション
・Webサイトのデザイン
ブランドイメージを的確に把握し、形にする知識とセンスが求められる業界です。 パンフレットなどのデザインも任される場合が多いので、グラフィックデザインの技術も必要です。
【飲食業界】
「休日はカフェやレストランで食事を楽しむ」という方は、飲食業界に飛び込むのはどうでしょう。 自分がいつも何を基準にお店を選んでいるか、どんなサイトなら実際に食べにいきたいと思ったか、などのリアルな体験を活かせます。
[主な仕事内容]
・ホームページのデザイン
・店のロゴデザイン
・メニュー表のデザイン
・SNSプロモーション
近年はInstagramなどのSNSから飲食店を検索する方も増えているので、短時間で見る人を引き込む画像や動画の作成も大切な仕事です。
【食品業界】
「新作のお菓子や流行りのダイエットフードはすぐ試してみる!」という方には食品業界がおすすめです。思わず食べたくなる、試したくなるようなユーザー目線のデザインで他社と差をつけられるはず。
[主な仕事内容]
・Webサイトのデザイン
・商品のランディングページ(集客に特化した広告ページ)制作
・ポスターやチラシなどのデザイン
企業によってはデザインだけにとどまらず、商品の企画やセールスプロモーションまで任される場合もあります。 自分のアイデアが形になり、新商品として発売されるのも夢ではありません。
【旅行業界】
旅行が好きなら外せない業界ですよね。誰かの思い出作りのお手伝いができる、素敵な仕事でもあります。
[主な仕事内容]
・Webサイトのデザイン
・ポスターやパンフレットのデザイン
・アプリのデザインと運用
観光情報やツアー情報を掲載したWebサイトの他に、予約などができるアプリを運営している企業もあります。デザインだけでなく、多少のプログラミング技術もあったほうが転職に有利です。より良いユーザー体験を提供するために、UXデザインのスキルも求められます。
【アパレル業界】
ファッションに興味がある方なら、一度はアパレル業界に憧れたこともあるのではないでしょうか。 現在店舗スタッフとしてアパレル業界に携わっている場合、Webデザインのスキルを身につけて、本社勤務にステップアップするのもひとつの手段です。
[主な仕事内容]
・ECサイト(ネット通販)のデザイン
・Webカタログのデザイン
・グラフィックプリント商品のデザイン
実店舗での売上が減少傾向にあるなかで、ZOZOTOWNなどのファッションECサイトへの出品と並行して、独自のECサイトに力を入れるアパレル企業が増えています。また、近年アパレル業界で注目されているのが服や靴のサブスクリプション・サービス(毎月定額でレンタルや購入ができるサービス)です。大手企業のメルカリもいち早く始めた事業で、市場規模は拡大傾向にあります。 今後変化を遂げながら発展していくアパレル業界において、インハウスWebデザイナーの需要はますます高まっていくでしょう。
【教育業界】
子どもの教育に興味がある方は、教育関係の業界にWebデザインで貢献しませんか? 教育業界とWebデザイン、結びつきが少しイメージしにくいかもしれませんね。 ですが、新型コロナウイルスの影響で学校や塾の授業、習い事もリモートでおこなうケースが増えている影響もあり、教育業界におけるインハウスWebデザイナーの重要性が急速に見直されてきています。
[主な仕事内容]
・Webサイトのデザイン
・生徒募集のランディングページ制作
・オンライン授業で利用する資料やテキストのデザイン
上記以外にも卒業アルバムのデザインなどに関わる仕事もあり、子どもの成長と思い出に貢献できるやりがいのある仕事です。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
紹介した業界以外にも、インハウスWebデザイナーを求めている業界はたくさんあります。 “インハウスWebデザイナー 求人” に、興味のある業界をプラスして検索してみてください。 憧れの企業が、インハウスWebデザイナーとしてのあなたを求めているかもしれません。
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- この記事を書いた人
- CodeCampus編集部