- 公開日: 2022年04月21日
家族と自分の時間のために選んだフルリモート|家事と両立しながら4ヶ月で目指したエンジニア転職
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今回はCodeCampGATE30期の卒業生であるTさんに転職成功までを振り返ってもらいつつ、色々とお話を伺わせていただきました。 家事にプログラミング学習と、忙しい日々を送りながらエンジニアを目指す裏には、前職や家族の事情などもあったようです。
また、はじめに目標としていた「フルリモートで働く」というのも早々に実現でき、今では次の目標に向けてスキルに磨きをかけている様子。 CodeCampGATEでどんな学びがあったのか、エンジニアとして働いてみた感想について語っていただきました。
※Tさんが入社した株式会社アクシア様へのインタビュー記事はこちら
CodeCampGATEを受講するまで
ーープログラミングを学習するにあたって、事前に目標やゴールなどは設定していましたか?
今すぐではなくとも、「将来的にフルリモートで働くこと」を最終目標に設定しました。 そのためにはまず、技術力が身に付く企業に就職するのが大事だと思いましたが、一方で独学による自分1人の開発経験だけでは、就職すら難しいかもしれないと考えていました。
そんな時にCodeCampGATEが目に留まり、現役エンジニアとのチーム開発演習の経験を積めれば目標に一歩近づけると感じて、受講を決めました。
ーー将来的にフルリモートで働きたいと思ったきっかけを教えてください。
勤めていた会社が残業ありきで、残業しない人は社内ではサブ的な扱いで… それだと「働き続けたい」という想いは叶わないと感じ、家事も仕事も両立するなら通勤時間を削りたいと考えた末に出た答えがフルリモートで働くことでした。
また、私は転勤もあって、ずっと会社の近くに住めるとは限らないという事情もありました。 これまで通勤時間にかなり時間を取られ体調を崩すこともあり、「このままじゃいけない、現状を変えたい」と感じたのもフルリモートで働くことへの想いを強くしたのかもしれません。
あとは友人の推しもありました(笑) 大学が理系だったこともあって、エンジニアとして働く友人や先輩もいるのですが、「フルリモートいいよ」と言われたのにも影響されてるかもしれないです。
ーーなぜ数ある職業からエンジニアを選んだのでしょうか?
バッーと見ていく中で目についたのがエンジニアだったんですが、親の影響もあってPCに触れられる環境で育ったのもあるかもしれません。 小さい頃からパソコンを使ってモノをつくるのが好きでした。
また大学の研究室では定量的※な考え方が求められ、前職も電気設備の設計に携わっていました。 なのでエンジニアであれば、これまでの経験が活きてくるのではと選びました。
※定量的:物事を数値や数量に着目し捉えること
ーー過去に独学によるプログラミングの経験はありましたか?
私にとっては黒歴史なんですが… 中高生くらいの時にHTMLを触ってホームページ作成などをしていました。
あとは大学では少しだけC言語、受講1ヶ月前くらいからはPythonをちょっとやってみたという感じですかね。 Pythonについては配列の考え方や繰り返し処理、あとはif文についても学びました。
ーーWeb開発を学ぶCodeCampGATEを選ばれましたが、Pythonへのこだわりはなかったんですか?
こだわりはなかったです。 「初心者 プログラミング」で調べたらたまたま出てきて、本当にそれだけの理由でした。
ただ求人を探してみると、意外とPythonがなくて。 しかもそのタイミングで「Web系言語の方がリモートで勤務しやすい」という記事を見かけたんです。 地方ならPHP/Laravelの求人が多いとも書かれていたので、「フルリモートで働く」という最終目標を達成するために、CodeCampGATEでWeb開発を学ぼうと決めました。
CodeCampGATEを受講してみて
ーー学習していく中で強く印象に残っていることを教えてください。
スキルが付いてくるとできることが増えていったり、制作したもの(課題のHP)が目に見えてカタチになっていくのは楽しかったです。
思い返せば前職(電気設備の設計)を選んだのも「目に見えるものが作りたい」というのがきっかけだったので、"作る"ということ自体が好きなのかもしれません。
ーープログラミングを学んでいく中で、心境の変化などはありましたか?
新しい発見と、気持ちが前向きになったところですかね。
なにもできない状態から、とりあえずCodeCampGATEでWeb開発を学んでみようというところだったんです。 ただ、学習を進めていく中で、講師の田子森先生から次のアドバイスをいただきました。
「理系のバックグラウンド(機械学習など)を活かして、何か見つけて特化してみてもいいのではないか」
この一言で、今後自分のやり方次第によっては、Web開発以外にも色々な選択肢があるという新たな発見につながりました。
また今までは環境に恵まれていたので、「適当でいいや」と考えることも正直ありました。 ですが、プログラミングに触れてからは「周囲に負けられない」という気持ちも芽生え、今後も同期や関わる人たちと切磋琢磨していければと思っています。
ーーCodeCampGATEで学んだ4ヶ月を一言で表すと。
もがいて成長した4ヶ月でした。
プログラミングをしっかり学ぶのは初めてだったので、時には行き詰まることもありました。 ただ自分自身の成長が目に見えてわかったのが嬉しく、CodeCampGATEを選んで良かったです。
エンジニアとしての転職活動について
ーー転職活動をしてみて、思い出に残っていることや大変だったことなど教えていただけますか。
なかなか書類が通らず、はじめは大変でした。 キャリアサポートで川井さんに添削してもらってからは書類も段々と通るようになり、最終的には内定をもらえたので感謝しています。
また面接の手応えとして、面接担当者からの一言が頭に残っています。
「こんな短期間でここまでのものを作れるなら、他の言語でも大丈夫だね」
面接担当者からCodeCampGATEの課題で制作したポートフォリオや、自分でつくった成果物を評価してもらえたのは素直に嬉しかったです。
それと、事前に企業調査する大切さを知った機会でもありました。キャリアサポートの面談で小熊先生に教えていただき、選考を受ける企業のことは細かく調べるよう意識していました。 今回内定をいただいた株式会社アクシアもホームページやTwitterなどをいろいろ調べ、その姿勢が面接担当者に伝わったのも内定につながったと思っています。
ーーちなみに転職活動中に何社くらい応募されましたか?
書類を送った数で言えば、なんだかんだで20社くらいになると思います。実務経験必須の求人にも多く挑戦しました。 そのうち書類選考に通ったのが2社で、今のスキルレベルでは実務経験が必要な企業はまだまだハードルが高いというのが正直な感想です。
ただ書類選考を通った企業からはいずれも内定をいただけたので、未経験からでもCodeCampGATEでの4ヶ月の学習で転職は目指せるはずです。
ーー転職活動を経て、成長を実感することはありますか?
自己分析から得意・不得意が見えたのが、大きな成長だったと思います。 「やりたいこと」と「得意なこと」は違うと感じたんですが、今まではやりたいことに従っていました。
でも自己分析をして見ると得意なこと(嫌じゃないこと)が見えてきました。
・パソコンを触ること
・無駄なことをなくして効率化すること
自分の心を守るためにも、得意なことから選べるようになりました。 その結果やりたいことにつながり、自分が心地よく働ける企業に就けたと思っています。
エンジニアになってみて
ーーエンジニアとして働いてみて感じたギャップはありますか?
学習時間と運動時間の確保が難しいですね。 CodeCampGATEを受講中、1日8時間もプログラミングしたことはありませんでした。 なので、プログラミングが仕事になった時のギャップは大きいですね。
さらにプラスして自己学習の時間も捻出するとなると、これがなかなか大変で… 今まさに慣れようとしている真っ最中です。
また、フルリモート勤務で本当に家にしかいないので、一切カラダを動かさないのは健康的に大丈夫かな、とも(笑) エンジニアは働いてからも勉強を続ける必要があるので、メリハリをつけられると息の長い仕事になるのかなと思っています。
ーーはじめの1ヶ月、研修ではどんなことをやりましたか?
はじめの1ヶ月は、CRUD(クラッド)処理ができるアプリを修正する課題をこなしていました。言語としてはVueとLaravelを使ったので、CodeCampGATEでの学習が活きました。 ほかにも、gitを使っての複数人でのチーム開発も経験しましたね。
ーー現場デビューしてみての感想を教えてください。
未だに質問のタイミングがつかめていないです… 効率的に開発を行っている中で、「他の人の時間を奪ってしまわないか」と質問するのに躊躇ってしまいます。
CodeCampGATE受講中は時間もあったので、粘りに粘ってから質問する習慣がつき、自走力を高めるという意味では良かったんです。 ただ現場となると、開発スケジュールの関係から時間を意識する必要があるので、一定の線引きが必要だなと感じています。
あとは、自分が作ったものが本番環境にUPされると、「よっしゃ!」って思いましたね(笑) やはり自分の成果が目に見えてカタチになること、物づくりに携われることに嬉しさがあります。
ーー技術面での難しさは感じていますか?
難しさは感じてますね。 聞くまでわからなかった知識、知らないから調べられないくらいの知識に出会うと、技術の広さ・深さをあらためて感じさせられます。 やればやるほど知らないことが出てくるので、本当に毎日が勉強です。
CodeCampGATEで学んだことが開発に活きたり、知識の下地にはなっていますが、技術にはいくらでも上があると思い知らされましたね。
ーー今になってから「あの時やっておけば…」ということはありますか?
Qiita(キータ)で技術記事を書いておけば良かったと思います。 転職活動でも評価されやすく、書くことによって知識も身に付くので、しっかり書いておけばと。 最近はCodeCampGATEのカリキュラムにはなかったVueの基礎に時間を費やしてしまい書けていませんが…時間を見つけてアウトプットしていきたいと思います。
あとは現場だと「テストコード+実装」ができて当たり前の雰囲気なので、テストコードをやっていなかった身としては若干焦りを感じながら取り組んでいます。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
今後について
ーー今後エンジニアとして、どう成長したいなど目標はありますか?
まずはインプットとアウトプットを繰り返して、地道に力をつけたいと思っています。
今後についてはまだボヤッとしていますが、現場を引っ張っていける頼れる存在になりたいという向上心は持っています。 あとは受託開発なので、技術力をもってお客様により良い提案・サービスを提供できるのが理想ですね。
ーー最後に、CodeCampGATEの受講を考えている方に一言お願いします。
未経験からエンジニア転職を目指している方は、CodeCampGATEをおすすめします! 言語としてPHPやLaravelを学べるのは強みだし、特にお世話になった田子森先生や小熊先生含め講師陣も頼もしいです。
それと地方住みでもオンラインで完結できるので、近場にスクールがなくても受講できるメリットは大きいと思います。 私自身、家事と両立しながらでも学べたので。
時には同期とSlackやTwitterなどで質問しあったり、切磋琢磨できる環境は、今振り返ってみても心地よい4ヶ月間でした。
ーーありがとうございました!
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- この記事を書いた人
- CodeCampus編集部