- 更新日: 2022年10月04日
- 公開日: 2014年09月03日
【2022年版】社会人でも通いやすいプログラミング教室5選|選び方の基準も解説
プログラミングを学び始めると実感することですが、どの言語も独学だけで実務レベルまでの技術を習得するのは非常に難しい。そこで多少の受講料がかかったとしても、プログラミングスクールの受講を検討する方が増えています。
この記事では主なプログラミングスクールについて、それぞれの特徴(オンライン、通学、初心者向け、無料スクール)やメリット、学習することができるプログラミング言語についてまとめました。
「スクール」と聞くと、通学しなければいけないイメージがあると思いますが、オンラインや夜間、土日も対応している社会人向けのスクールも多いので、忙しいサラリーマンや学生の方なども是非参考にしてみてください。
【プログラミングスクール解体マップ2020】
Googleドライブ .xlsx形式ダウンロード
- おすすめのプログラミング教室5選
- 現役エンジニアによるオンライン・マンツーマン教室【CodeCamp】
- コードキャンプの目的にあわせたプログラミング・Webデザインコースが充実
- チャットで学びたい方向け【TechAcademy】
- マンツーマンが特徴【侍エンジニア塾】
- たくさんのジャンルを学習できる【TECH::CAMP】
- 何回でも教室に通える【WEBCAMP】
- 失敗しないプログラミング教室の選び方とは
- プログラミング教室を選ぶ前心構えと選定手順
- 学ぶ目的で教室を選ぶ
- 学べる言語で選ぶ
- 【対面とオンライン】のメリット・デメリットを確認する
- 【講義形式とマンツーマン】のメリット・デメリットを確認する
- 価格で比較
- プログラミング教室の比較
- プログラミング教室選びで失敗した人の体験談
- 教室の雰囲気、先生間の人間関係でやる気がなくなって、失敗
- 学習しても自己成長感がないので途中で辞めた、失敗
- 教材が合わなくて違う学習方法に変えた、失敗
- まとめ
おすすめのプログラミング教室5選
社会人、サラリーマンにとって「時間」と「お金」は非常に重要な資源。 仕事を続けながらプログラミング学習できるか否かにも大きく関係するでしょう。 そんな「時間」と「お金」の負担を最小限にしてくれるサービスとして「オンライン教室」があります。 まずは「オンライン教室」のメリット・デメリットを簡潔にまとめますね。
【メリット】
- 自宅や教室以外の好きなところで学習できる
- 通学時間、電車やバス代を節約できる
- 独学に比べると圧倒的な学習スピード
- 通学形式の教室に比べると低単価
- マンツーマンが多いので、受講者のレベルに合わせて教えてもらえる
【デメリット】
- オンラインレッスンに慣れていない、躊躇する方も
- モチベーションの低下懸念
その他の情報としては、「まずは自習して、わからないところを先生に質問」という自己主体型の教室がオンラインには多いです。
それでは以下に主だったオンライン型のプログラミング教室を5つご紹介しますね。
現役エンジニアによるオンライン・マンツーマン教室【CodeCamp】
[ 現役エンジニアによるオンライン・マンツーマン教室【CodeCamp】
オンラインプログラミングスクールのコードキャンプは、オンラインのプログラミング教室老舗で2012年サービス開始以降20,000名以上の方が受講した実績があります。
レッスンの満足度は94.6%と非常に高く、これからはじめてプログラムミングを学習する方、はじめてコードを実行する方にフォーカスした教材や学習カリキュラム、管理システムが特徴的。 オンラインのプログラミング教室を考えた時には、外せない教室といえるでしょう。
こんな方にオススメ(初心者~中級者向け)
コードキャンプの学習カリキュラムやレッスンが受けられる環境から以下のような方がマッチすると思います。
- 未経験から、着実にプログラミングを習得したい
- 仕事や学業と両立してプログラミングを学習したい
- エンジニアへの転職やフリーランスを目指したい
- 在宅や副業で働けるようになりたい
- オリジナルのWebサービスやサイトをつくりたい
- 質が高いレッスンをできるだけ安い価格で受けたい
- 身近にエンジニアがおらず、個別指導を受けたい
- エンジニアにキャリアや働き方の相談をしたい
コードキャンプの講師の特徴
教室を検討する際、教えてくれる先生の影響も大きいですよね。 コードキャンプの講師の特徴を確認してみましす。
- 講師は現役のエンジニア
- 94.6%と高いレッスン満足度
- 日本最大級 200名の講師陣
- 選考通過率が約17%、テスト合格者のみ採用
- 「お気に入り」の先生を登録できる
- 各講師の経歴や指導方針が確認できる
ここでチョット中学や高校、大学時代の授業を思い出していただきたいのですが、いくら好きな教科でも、先生と相性が悪いと楽しく学ぶことができません。これは学校やプログラミング教室に限らず、学びの場すべてにあてはまることだと思います。CodeCampではこの「先生との相性リスク」について、自分で先生を選ぶことで解消することができます。
コードキャンプでは、受講者が楽しく効率よく学習できることを考え、「生徒が先生を選ぶ」方式を採用。 これによって先生側もよいレッスンを提供できなければ選ばれなくなってしまうため、満足度94.6%と高いレッスンの質が担保されています。
また先生の情報に加えてコードキャンプを運営しているスタッフの情報も公開されているので、安心感を持つことができます。(コードキャンプのスタッフ一覧 と コードキャンプの講師一覧)
コードキャンプを使って転職に成功した人のインタビュー
社会人の方の中には「転職」も視野に教室検討されている方もいらっしゃるでしょう。 コードキャンプを使って転職した人のレビューをご紹介しますね。
【転職成功者 プロぽこさん】
会社員生活に疲れを感じ、自分の将来を考えた時「IT業界」が視野に。まったくのプログラミング初心者で、独学失敗するも、コードキャンプを受講し、めでたく20代でWeb系のプログラマに転職。現在は、本業以外に「プロぽこ」というプログラミング教室のガイドサイトも運営。一度は挫折したプログラミングの世界を、コードキャンプによって、楽しく充実したものに変貌させている成功例といえるでしょう。
(レビュー詳細)
CodeCampの評判/受講生の声
コードキャンプの目的にあわせたプログラミング・Webデザインコースが充実
コードキャンプはコードキャンプの目的にあわせたプログラミング・Webデザインコースが充実しています。
他にもRubyマスター・講座紹介やJavaマスター・講座紹介を主力で学びたいプログラミング言語別のコースも取り揃えられています。
なりたい将来像が決まっている方もこれからプログラミングを学びたいと考えている方々はオンラインプログラミングスクールのコース一覧からご確認いただくと良いでしょう。
無料カウンセリング受講後の申し込みで10,000円クーポンをプレゼントしています!ぜひお試しください。
チャットで学びたい方向け【TechAcademy】
TechAcademy(テックアカデミー)は、オンライン専業のプログラミング教室です。豊富なコース数に加えて短期集中指向のカリキュラムが特徴。質疑応答はチャットがメインで、ある程度のPCスキルやチャットでのコミュニケーションスキルが必要です。
こんな方にオススメ(中級者~上級者向け)
TechAcademyの学習内容、学習環境から以下のような方がマッチすると思います。
- やる気・やる目的が明確な方
- チャットでの質疑応答に抵抗を感じない方
- 週2時間、3時間など決められた自習時間を確保できる方
- 近くにプログラミング教室がない方
- IT業界への転職にも興味ある方
- 午後3時以降に学習する方
- 遠慮なく質問できる方
TechAcademyの講師の特徴
TechAcademyの講師は、「メンター」と「質疑応答してくれる講師」の2段階構成。 メンターの方は最初から最後まで同じ人で、週2回 30分/回の指導・相談を受け付けてくれます。 日々の質疑応答の講師は、日替わりでいろいろな先生からチャットで指導を受けることが可能。 ただし、この「日替わり」という点をデメリットに上げる受講者もいて、講師の教え方、スキルにバラツキを感じるそうです。 (参考レビュー:ノンストレス渡辺の研究日誌)
マンツーマンが特徴【侍エンジニア塾】
侍エンジニア塾の特徴はマンツーマン指導です。 あなたの描く未来、夢、目標を実現するために何が必要で、どう進めていけば達成できるかを導いてくれます。
こんな方にオススメ(初心者向け)
侍エンジニア塾の学習内容、学習環境から以下のような方がマッチするでしょう。
- プログラミングやITについて「モヤモヤ」っとしかイメージできない方
- ITやプログラミングについて学びたいが、何から始めればいいかわからない方
- ブログやWebサービス、アプリで独立・起業したい方
- パソコン操作が苦手な方
- 近くにプログラミング教室がない方
- IT業界への転職にも興味ある方
- 運営会社の規模を気にしない方
侍エンジニア塾の講師の特徴
侍エンジニア塾の講師は「マルチプレーヤー」です。1つのプログラミング言語ではなく複数の言語を知っています(平均言語数 4.6)。 インストラクターの募集要項にも必要スキルに、「PHP」「Python」「Ruby」と3つの言語が記載されています。 またインストラクータの方はプログラミング言語のレッスンだけでなく、受講生に合わせたカリキュラムも作成しているため、非常に忙しいと推測できます(平均の担当生徒数 10人)。
たくさんのジャンルを学習できる【TECH::CAMP】
TECH::CAMP(テックキャンプ)の特徴はなんといっても「月額学び放題」という点です。 通常のプログラミング教室は、コース毎に受講料が発生しますが、TECH::CAMPの場合は月額料金を払えばWebもアプリも人工知能も自分の好きなジャンルを好きなだけ学習することができます。 実際にWeb系のプログラミング言語を学習して「あっ、自分には合っていないかも」と思った時に軌道修正しやすい一面もありますね。
こんな方にオススメ(初心者向け)
TECH::CAMPの学習内容、学習環境から以下のような方がマッチすると思います。
- Web系かアプリ系かゲーム系か悩んでいる方
- 東京・名古屋・梅田にアクセスしやすい方
- 学習時間(自習時間)を確保できる方
- 教室とオンラインを併用したい方
- IT業界への転職にも興味ある方
- 講師が学生であっても素直に質問できる方
TECH::CAMPの講師の特徴
TECH::CAMPに関するレビューや口コミを見ていますと、講師の多くは学生さんとメモされています(講師の学生割合 90%*)。 スキルに合わせて時給が上がる仕組みになっているようで、学生さんとしてもやりがいがあるのでしょうね。(参考記事:ゆとり鳥日記)
最近の学生さんはしっかりしていますが、それでも中には「受講者目線でない対応をする講師もいる」とレビューされ、先生の質は一律と言えないようです。講師募集要項には、「最低1年以上の開発・実務経験が必要」と書かれていませんので、様々なバックグラウンドをお持ちの講師がいることを想像できます。
何回でも教室に通える【WEBCAMP】
WEBCAMP(ウェブキャンプ)は、Web系のプログラミング言語RubyとHTML/CSSに特化したプログラミング教室です。 契約期間中は「教室通い放題」で納得いくまで学習できる一方、自宅に帰ってからも学習&質問できるオンラインの学習支援ソフト「WALS」も完備。
趣味程度のプログラミング・スキル習得からプロレベルのスキル習得ができるWEBCAMP PRO、それから女性にフォーカスしたWEBCAMP WOMANなどニーズにあったサービスが用意されています。
こんな方にオススメ(初心者~中級者向け)
WEBCAMPの学習内容、学習環境から以下のような方がマッチすると思います。
- 渋谷にアクセスしやすい方
- Web系のプログラミング言語RubyやHTMLに興味ある方
- 自分でもプログラムできるか不安な方
- 教室とオンラインを併用したい方
- IT業界への転職にも興味ある方
- 育児中や介護中の方
WEBCAMPの講師の特徴
WEBCAMPのレビューをいくつか見ていますが、講師については皆さん◎の評価です。親切丁寧、ただし男性講師が多いようですね。 講師のスキルについては不明ですが、公式サイトで自己紹介されています。
失敗しないプログラミング教室の選び方とは
時間とお金をムダにしないために、自分にあったプログラミング教室の選び方をご紹介します。 最短距離で低ストレスかつ低コストでプログラミングスキルの取得にお役立ちできれば幸いです。
プログラミング教室を選ぶ前心構えと選定手順
プログラミング教室の選定作業で失敗しないようにするためには、いくつかの心構えも必要です。
- なぜプログラミング教室を探しているか、自分で理解している
- プログラミング教室に費やせる「時間」と「お金」をある程度理解している
- 教室紹介記事を鵜呑みにしていない
あなたがプログラミング教室を探している理由は?
まず最初の「なぜプログラミング教室を探しているか」ですが、これがすべての基準になります。ここの信念が弱いと「教室の失敗」「挫折」とネガティブマインドを辿りますので要注意です。ポジティブマインドになるよう、プログラミングの必要性、教室の必要性を再検証する必要がありますね。
プログラミング教室はそれなりにお金も時間もかかります
「時間」と「お金」は、予め自分の許容範囲を知っておくと、教室選定がスムーズになります。教室によって対応時間や必要な予習・復習時間、受講期間が異なるからです。
また「お金」については貯金や給料から許容範囲を算出されるかもしれませんが、教室によっては分割払いやクレジットカード払い、給付金対応のところもあります。ファイナンシャルテクニックで「チョット高額かも」と思っていた教室も受講可能になるかもしれません。
多少高くても「将来への先行投資」「レバレッジ学習」と思えば、モチベーションUPにもつながりますね。
その情報は本当に正しいですか
最後の「教室紹介記事を鵜呑みにしていない」は、アフィリエイト・サービスが関係しているからです。
その結果、ブログサイトやまとめサイトなどでプログラミング教室が積極的に取り上げられています。当然、成功報酬型のアフィリエイト記事では、悪いことを書きません。
今見ている記事がアフィリエイトだけの目的ではなく本当にプログラミング学習者のことを思って書いている記事か、実体験に基づく記事か、内容をよく読み込む必要があるでしょう。
記事の信ぴょう性については、ライターのプロフィールやコメント有無をみると参考になると思います。
それでは事前準備が整ったら、教室の選定フローを見ていきましょう!プログラミング教室を選定するさいにいくつかの確認項目があります。
- 学ぶ目的で決める
- 学ぶ言語で決める
- 学び方で決める
- 価格で決める
順を追って説明していきます。
学ぶ目的で教室を選ぶ
「Webサイトを作りたい」「収益化できるブログサイトを作りたい」「IT業界に就職・転職したい」「人工知能のスキルを習得したい」など、なんだかの学習目的をお持ちの方も多いと思います。
こうした動機を元に教室選定する場合、以下のような事前チェック項目が考えられます。
- プログラミングスキルの習得だけに留まっていないか?きちんとサービス公開までをレッスンしてくれるか?
- テキストに記載されている内容以外の質問も受け付けて、回答してくれるか?
- 自分と同じ目的で、教室卒業生の中で成功している方はいるか?
など
まず最初に「サービス公開までレッスンしてくれるか?」ですが、例えばWebアプリケーションをリリースしたい場合、HTMLやCSS、PHPもしくはRubyだけの学習にとどまらず、「サーバーへのアップロード(公開準備)まで指南してくれているか」がレッスンに含まれていると親切でしょう。例え簡単な作業であってもはじめて操作する場合は、何かと不安ですよね。
次に「テキスト記載以外の質問も受付てくれるか」ですが、これはある程度自分のやりたいサービスが描かれている時に必要となるでしょう。学習したことを「こんなふうに応用したい」「ここを変えたらエラーが出た、どうすればいい」といった時に必要。 無料カウンセリングの時に確認しておくことを勧めますし、現役エンジニア在中の教室の方が対応できると考えられますね。
最後に「教室卒業生で成功している人は?」、この情報があれば非常に励みになると思います。Googleで「教室名 成功」のキーワード検索で情報をチェックしてみましょう。具体的なブログ情報がヒットすればいいですね。
【目的で教室を選ぶ場合の選定項目(例)】
目的 | CodeCamp | TechAcademy | 侍エンジニア塾 | TechCamp | WebCamp |
就転職として | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
フリーランス・デビューとして | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
スキルアップとして | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
業務効率化として (Pythonコース) |
○ | ○ | ○ | ○ | ☓ |
サービス公開までの支援 (対象) |
○ (スマホ) |
○ (Ruby、WordPress) |
○ (何でも) |
○ (Webサイト) |
? |
テキスト以外の質問 | 要確認 | 要確認 | ○ | 要確認 | 要確認 |
卒業して成功している人 | プロぽこさん | ? | ? | ? | 学徒さん |
学べる言語で選ぶ
ある程度ITやプログラムのことについて知識のある方は「この言語を学びたい」と学習ターゲットが明確になっていると思います。 学びたい言語が決まっていれば、あとは「費用」と「場所」「時間」の問題でしょうか?
このあたりは「プログラミング教室解体マップ2018」を参考にすると教室を絞り込めると思います。表右側の各言語タブのフィルター機能で対象言語を絞り込み、受講時間や費用をみて、自分にあう候補をリストアップしてみて下さい。
以下「プログラミング教室解体マップ2018」より一部抜粋。
教室名 | HTML/CSS | JavaScript | PHP | Ruby | Java | Python | Swift | C#(Unity) | C/C++ | WordPress | Dreamweaver | VBA | Kotlin | VR | Blockchain | Arduino |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CodeCamp | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | - | - | - | - | - | - |
TechAcademy | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | - | ○ | - | - | ○ | - |
侍エンジニア | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ? | ? | ? | ? | - | ? | ? | - |
TECH::CAMP | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - | - | ○ | - | - |
ヒューマンアカデミー | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - |
Win教室 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - |
WebCamp | ○ | ○ | - | ○ | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
TECH BOOST | ○ | ○ | - | ○ | - | ○ | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
例えば、【プログラミング教室解体マップ2018】内の教室でRubyを習得したいと考えると11校が該当。そして今すぐにでもRubyを学習始めたいとなると「CodeCamp」もしくは「侍エンジニア塾」になりますし、教育訓練給付金制度を使いたいとなると「CodeCamp」か「ヒューマンアカデミー」となります。
Ruby学習を念頭に、冒頭に紹介したオンライン対応の5校 で考えると、以下のようなフローに。
Ruby以外の言語の場合も、まずは対象言語にフィルターをかけてから自分の条件(予算や時間)を照らし合わせると、検討教室の絞り込みが早くなると思いますよ。
次に受講スタイルについてみていきたいと思います。
【対面とオンライン】のメリット・デメリットを確認する
プログライング教室に限ったことではありませんが、近年のネットワーク環境の向上によって、オンラインでプログラミング指導してもらうことも可能です。 「オンラインレッスン、みんな使っているのかな?」「本当に役立つのかな?」とオンライン・レッスン未経験の方は不安に思うこともあるでしょう。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング*によると、プログラミングレッスンをオンライン(ライブ)で受講している方は約3割、教室で受講している方は約4割、オンデマンドなどの非ライブ型オンライン受講は約3割と報告されています。 教室での受講については企業研修なども含まれると思いますので、オンラインで3割の受講ってなかなか多くないですか。
それでは以下にオンラインでプログラミング教室を受講する場合のメリット・デメリットをご紹介します。
【オンライン形式】のメリット
- 低価格
- 自分の空き予定に合わせて受講できる
- 自宅からでも受講可能
- 先生を選べる*
- 先生を変えられる*
- 自分のレベルに合わせて指導してくれる
- 身だしなみを気にしなくていい
先生の選択制については、教室によってシステムが異なります。
【オンライン形式】のデメリット
- 慣れていない方が多い
- 仲間との出会いが少ない
- 基本的に自習してわからないところを聞くスタイルのオンライン教室が多い(講義形式ではない)
もし仮に、最速・最安・最高のプログラミングスキルを身につけようと思うと「オンライン形式」がいいのかもしれませんね。
次にオンラインとは逆の対面形式のメリット・デメリットをご紹介。
【対面形式】のメリット
- 自分のパソコンを操作して教えてもらえる、分かりやすい
- 円滑なコミュニケーションに期待できる
- プログラミング以外の質問(受講料のことやプログラミング事情など)も話しやすい
- 仲間と出会えるかもしれない
- 仲間からいい刺激を受けるかもしれない
【対面形式】のデメリット
- 通学時間と交通費
- 講義の場合は、決められた時間にいく必要がある
- 受講可能時間は、遅くても22時ぐらいまで
- 先生に気を使うケースも
- 講義形式の場合は、比較的高額な受講料
実際に教室にいって、先生とあって指導してもらえると安心感に繋がります。しかし、それなりの時間とお金の対価が必要になりますね。
【対面+オンライン】のメリット・デメリット
WebCampやTECH BOOSTでは、対面とオンライン(チャット)の両方のサポートを受けることが可能で、自宅学習時でもタイムリーに対応頂ける有り難いサービス。 この利便性については、体験談を見つけられませんでしたので想像になりますが、忙しい時の対応状況が気になるものです。また難しい質問の際は、どこまで答えてくれるか、気になるところですね。
【講義形式とマンツーマン】のメリット・デメリットを確認する
プログラミング教室の中には「講義形式」のものと「1対1形式(マンツーマン)」の2つが存在。 それぞれのメリット・デメリットを把握して、どちらが自分に合っているかチェックしてみましょう。
【1対多の講義形式】のメリット
1対多の講義形式は、小学校や中学校の授業スタイルをイメージすると分かりやすいと思います。 改めてメリットを考えると、
- 先生のペースで学習が進む
- 理解度はさておき、一応の勉強はできる
- 仲間ができるかもしれない
【1対多の講義形式】のデメリット
- 理解していなくても学習が進む
- 自分の方が理解が早いと、講義が退屈になる
- 説明で用いる単語(IT専門用語)は個人レベルに合わせたものではなく、平均的なレベルの単語
- 比較的高額な受講料
- 個別の質問をどの範囲まで受け付けてくれるか確認が必要
講義形式については、「受講生都合」ではなく「先生都合」「教室都合」で学習が進捗し、予め定められた期間に終了する、というところが多いでしょう。
次にマンツーマン形式のメリット・デメリットを確認。 マンツーマンといっても「オンライン環境」と「教室環境」の2環境が存在します。それぞれの環境下でのマンツーマン形式によるメリット・デメリットを検討します。
【1対1のマンツーマンレッスン形式】のメリット(オンラインの場合)
CodeCampやTechAcademyに代表されるオンラインのマンツーマンレッスン。まずはメリットからご紹介しますね。
- 受講生のレベルに合わせて解説してもらえる
- 自分のペースで学習を進められる
- 周りを気にせず何でも質問できる
「こんなことも知らないのか、この人は」という周りの視線を気にすることなく、学習に集中できそうですね。
【1対1のマンツーマンレッスン形式】のデメリット(オンラインの場合)
- サボれない
- 仲間はできにくい
- ファイル管理をキレイにしておかないとチョット恥ずかしい
オンラインレッスンの場合、受講生の画面を先生も見て指導してもらう場合がほとんど。 ファイル管理やブラウザのお気に入り管理、ちょっと気を使いますね。 またマンツーマンだけに学習が進んでおかないと、先生に質問しにくくなります。ゴールまで頑張って邁進する必要がありますね。
【1対1のマンツーマンレッスン形式】のメリット(教室の場合)
TECH::CAMPやWebCampに代表されるように、集団の中の個別指導(マンツーマン)というスタイルを採用しているプログラミング教室も多いです。 この場合のメリットは、
- 受講生のレベルに合わせて解説してもらえる
- 他の人の質問内容も聞ける
- 仲間ができるかもしれない
【1対1のマンツーマンレッスン形式】のデメリット(教室の場合)
- 周りを気にして質問しにくいかもしれない
- 自分の後に他の生徒も質問待ちしていると、納得できるまで質問できないかもしれない
集団かマンツーマンか、という部分については、他の学習ジャンルと共通することも多く、一般的に学習スピードと学習の質はマンツーマンの方に軍配があると考えられます。
教育心理学者のベンジャミン・ブルームが行った研究結果でも、集団講義形式よりマンツーマンの方が高いスコアの結果を出していますね。
画像出典:SHINKFUL
価格で比較
プログラミング教室の比較記事を検索してみると「こっちの方が安い」「こっちは高い」という記事も見かけます。この裁量評価は、過去のもので今は通じないと考えられるでしょう。各教室のサービスは非常に多様化し、スーパーの野菜やお菓子のように価格比較できない状況です。
同じプログラミング言語を学ぶにしても、コンテンツ内容や学習時のサポート体制、品質、アフターサービスはバラバラで、同じ教室でも時期によって先生が違ったり、テキストが改定されたりと変動要素が多いです。
このようなことから一概に「安い」「高い」という算出ができなくなってきています。 強いていえば「僕にとっては安い」「私にとっては高い」という表現になるでしょう。 受講生個人個人ITスキルも異なれば、学習目的、学習環境も異なります。
例えば
- Webアプリ 4週間プラン サポート8回 質問し放題 4万円 最終課題はRuby on Railsでオリジナルアプリ作成
というプランがあって、「サポート1回あたり5千円で、質問し放題も付くので安い」と考えたとしましょう。確かに単純計算すると安いですが、果たしてプログラミング未経験者が最終課題までたどりつけるでしょうか?プログラミング教室体験者の中には、4週間でオリジナルWebアプリを作るには相当の時間と努力が必要と説いています*。
いくら安くても自分のスキルに合っていなければ、取得スキルも少なく、その結果割高になりませんか?イメージとしてはあまり時間が無かったり、怪我をしている時にUSJや東京ディズニーランドにいくような感じでしょう。余裕を持って、元気な時にいくとフルで遊べますもんね。
つまり自分の能力がわからないままに「安い」という一点だけで教室を選ぶと失敗するかもしれない、ということです。 これについては、各教室の無料カウンセリングを通じて情報収集すると「自分にとって安い」最良の教室を見つけられるのではないでしょうか。
プログラミング教室の比較
プログラミング教室関連の情報収集と心の整理がついたら、いよいよプログラミング教室の選定作業です。 本稿でもご紹介した「プログラミング教室解体マップ2018」を使うと、部分的ではなく全体的に教室情報を整理できることでしょう。 また教室選定にかかる「手間と時間」も節約してくれると思いますよ。
【プログラミング教室解体マップ2018】
Googleドライブ .xlsx形式ダウンロード
こちらでは上記表を元に、比較時によくある悩みごとをピックアップし、解決に導きたいと思います。
オンラインのプログラミング教室の紹介はこれぐらいにして、次は「失敗事例」を確認してみましょう。諸先輩方の失敗を糧に、成功ロードを歩みたいですね。
プログラミング教室選びで失敗した人の体験談
プログラミング教室に通い始めたものの「あれっ、イメージと違うな」「独学の方がいいかも」「マイナス20万円!?」といった失敗事例も。 まずは失敗談をいくつかピックアプしてご紹介しますね。
教室の雰囲気、先生間の人間関係でやる気がなくなって、失敗
<< 状況 >>
2016年末に会社を辞めて、2017年に短期集中型プログラミング教室に入校。
入校を決めた理由は、
- フリーで生きていくためにプログラミングスキルを身につけたかった
- 好きなブロガーさんが通っていたプログラミング教室を選んだ
会社を辞めたこともあり、少し焦っていたのか、体験無しで受講申し込み。
<< 失敗内容 >>
はじめて教室にいった時、生徒と先生の区別がつかなく、質問もし難い雰囲気にストレス。
そして先生同士の美しくない人間関係に嫌気を感じ、通学を辞めた。
約20万円の損失。
<< 反省点 >>
- 申し込み前に体験入学していれば、教室の雰囲気や先生の様子がわかったかも
参考記事:真面目でなぜ悪い
学習しても自己成長感がないので途中で辞めた、失敗
<< 状況 >>
年功序列の会社に嫌気がさして、退職。
自らサービスを作り出したいために、プログラミング・スキルを検討。
時間短縮のため独学ではなく、プログラミング教室を検討。
教室の決め手は、
- 受講料は高いところがイイと思っていた
- セミナーであった人から勧められていた
- 短期学習モデルは身につかないと聞いていた
以上の結果、6か月54万円するプログラミング教室に申し込み。
<< 失敗内容 >>
- 学習を進めても、自己成長感を感じられなかった。
- 教室側と自分のやる気に大きな開きがあって、モチベーションが下がった。
- 教材も誤字があって、不信感につながった。
<< 反省点 >>
- 先入観で教室を決めた、もっと事前調査、比較しておけばよかったのかも
参考記事:片岡 勧さん
教材が合わなくて違う学習方法に変えた、失敗
<< 状況 >>
デザイナーとしてスキルアップするために、UIやUXを学習したい。
教室を調べたら1社だけUI/UXに対応するカリキュラム「iPhoneアプリ開発コース」を提供していた。
この教室しか自分の学べることを提供していないので、ここに決定。
<< 失敗内容 >>
カリキュラムが難しくて楽しくない。
「わからないところがわからない」という状況。
<< 反省点 >>
- 学習方法をプログラミング教室限定で考えるのではなく、動画や参考書など幅広く事前調査しておけばよかったのかも。
参考記事:神絵師だけどニート
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
私は、3年ほど前からプログラミング教室のまとめ記事を書いていますが、今回情報をまとめていて改めて思うことは、各教室とも進化していることです。受講生用のテキストをはじめ、学習コースや学習プラン、料金プラン。こうしたサービス対象物が現在進行形で変化する場合、納得のいく教室を見つけることは難しい作業かもしれません。
一つ言えることは「無料カウンセリング」はどの教室も用意されていることです。 今の仕事や生活を踏まえ、「場所」と「予算」がある程度定まったらとりあえず「無料カウンセリング」してみるのはどうでしょう。
ちなみに CodeCamp では、即日無料カウンセリングを受けることもできますよ。ご参考までに。
【補足 プログラミング教室受講生の法的保護について】
社会人の方なら「万が一、教室選びでミスった場合、お金は返ってくるのか?」気になる方もいらっしゃると思います。 現状プログラミング教室は、「特定商取引法」という法に従う形です。
受講料5万円以上、受講期間2か月以上の教室が特定商取引法の対象となり、中身を見てみますと、中途解約時の教室側弁済義務額は最大で5万円となっています。「えっ、たった5万円?」と思うかもしれません。例えば、30万円の教室に申し込んで、たまたまトラブルが発生して中途解約したとしても法的には5万円しか返ってこない、というわけですね。
プログラミング教室の中には「全額返金保証」とアピールしているところもありますが、それには「スキルの上達をまったく実感できなかった場合」や「申し込みから8日以内」など条件があります。 トラブった場合は、特定商取引法をベースに論議されると思いますので、恐らく受講生の方が不利になると推測。
こうしたトラブルの場合は、資本金を多くもち企業体力のある教室の方が比較的柔軟に対応してくれるのでは、と期待できます。 【プログラミング教室解体マップ2018】には資本金等会社情報も記載していますので、予めチェックしておきましょうね。
- この記事を書いた人
- オシママサラ