青森県在住の櫻井さんは、東京に本社を置く企業にWebエンジニアとして就職されます。この先も付き合いが続く持病があるため、ご自身の体調とのバランスを取りながら、青森でフルリモートで働ける職場を見つけられました。
そんな櫻井さんのポートフォリオは、随所にセンスやデザイン力の高さを感じる仕上がり。「最初はできるだけ時間をかけずにシンプルに。後から自分が良いと感じたものを足して完成させたのがこのポートフォリオです」。
当初は独学で進めていたプログラミング学習をCodeCampの受講へと切り替えた経緯や、ポートフォリオ作成に活用された*プラスレッスンの内容、ご自身のライフスタイルに合う就職先をどうやって見つけたかなどを、インタビューでお伺いしました。
現在独学でプログラミングを学んでいる方、ポートフォリオ作成にお悩みや関心のある方、自分に合う働き方でエンジニアを続けたいと考えている方は、ぜひ櫻井さんのインタビューを読んでみてくださいね。
*プラスレッスン:月額16,500円で講師にチャットで質問ができるCodeCampのオプションサービス。講師毎に強みや最新のトレンドを踏まえたオリジナルの内容が提供されるため、受講生の個別ニーズに合わせて、ピンポイントで必要な学習をプラスできるようになっています。
プログラミング学習を始めたきっかけ:自分の手を動かして何かを作りたい。
ーー櫻井さんがプログラミングを学び始めたきっかけは何だったんですか?
新卒で就職し、グルメ情報サイトを運営する企業でWebディレクターとして1年半程働きました。当時デザイナーやエンジニアが周りにいたので、自分の手を動かして何かを作る仕事を近くで見て、私自身もやってみたいなと感じたんです。
ただ1年ほど前に持病が悪化してしまい、休職して様子を見ていたのですが、体調回復を優先しようと決めて、退職して東京から故郷の青森に戻りました。
ーーそうだったんですね。
はい。体調が安定してきたタイミングで、改めてエンジニアを目指そうとプログラミング学習を始めました。最初は独学でプログラミングアプリや書籍を使って学習を進めていたんです。
理解が進んだタイミングで、実際のWebサイトを使ってコードの模写にチャレンジしました。その時は一通りできたのですが、コードの書き方が本当にこれで合っているのか、自分で判断ができず不安が残って。このまま自分流で進めていくと、転職するか、フリーランスで働くとしても、心配だなと感じました。
そこで、きちんと添削が受けられる環境で学び直そうと思い、独学からスクールでの学習に切り替え、CodeCampのWebマスターコース(現:プログラミングコース)を受講することに決めました。
受講の決め手:レッスン時間枠の多さとプラスレッスンが魅力的。
ーーCodeCampに決められたポイントがあればお聞かせください。
そうですね、まずはオンラインで受講できることが大前提でした。Webに上がっている体験談もいくつか読んで参考にしました。
CodeCampはマンツーマンのレッスンで、朝7時から夜遅い時間までレッスンの予約枠がありますよね。自分の生活に合わせてレッスンの時間を選びやすいこと、また受けたいと思ったタイミングで予約を取れるのも魅力的だと感じました。
ーーありがとうございます。確かにレッスン時間帯は朝7時〜夜は23時開始まで、また空きがあれば当日1時間前までの予約が可能なので、ちょっと空き時間ができた時などにも利用しやすいですよね。
はい。他のスクールと悩んだところもありましたが、どんな教材を使ってどう学習を進めるかを比較して、CodeCampのやり方が自分には合いそうだなと感じました。あと、プラスレッスンがあるのもすごく良いなと思ったんです。
ーーうれしいです。チャットでの個別レッスンにも魅力を感じていただいたんですね。
はい。実際に**中村先生にはプラスレッスンで、本当にお世話になりました!
**中村淑子先生:CodeCampの大人気講師。フロントエンドのカリキュラムからデザイン系カリキュラムまで幅広く担当。
ーー後ほどプラスレッスンの活用法も聞かせてください!櫻井さんのポートフォリオを見せていただいて、デザインがすごく良いなと感じたのですが、デザインは学ばれたんですか?
いえ、デザインは特に学んではないんです。
ーーそうなんですか。CodeCampで学習するコースを選ぶ際は、デザインマスターコースと迷われることはなかったですか?
デザインに興味はあったので、そこはすごく悩みました。PHPなどの言語を使ってプログラムを書くエンジニアの仕事にはもちろん興味がありましたし・・・。本当にどちらにしようか、ギリギリまで迷いました。
そこでちょっとネットの情報も見てみようと思って。色々調べてみて、自分にはエンジニアに必要な言語を扱えた方が、今後も幅広くお仕事ができそうだと感じたので、Webマスターコース(現:プログラミングコース)を選びました。
ーー実際に学習を始められる段階で、CodeCampに期待していたことはありますか?
独学の期間で、自分なりにコードを書いて作るまでは大体できると感じていましたが、CodeCampの講師の先生は現役のエンジニアで、まさに現場の第一線で活躍されている方。だからこそ、現場でこそ得られるやり方やルールをよく知っていらっしゃるはず、と思ったんです。
レッスンを通して先生方から、今後どこで働くとしてもある程度通用するコードの書き方や現場に大切なルールを学びたい。そうすれば、この先就職していざ働き始める時にも、スムーズに仕事に入っていけるのではないかという期待を持っていました。
ーーレッスンはどのように使われていましたか?
教科書の内容は、独学の知識もふまえつつ、主に自分で調べながら学習を進めて、どうしてもわからない箇所がある時に質問や確認のために使いました。
課題では最適な答えが自分では判断し切れないので、まず自分で一度コードを書いてみて、その書いたものに対して添削を受ける形でレッスンをお願いしていました。
ーーなるほど!理想的なレッスンの受け方をしていただいたんですね。
プラスレッスン活用術:自分の目的と講師の強みがマッチして、効率良く濃く学べる!
ーープラスレッスンはどのタイミングで、またどんな目的で受けられたんですか?
JavaScriptを学び終え、PHPもある程度まで学習を進めたタイミングで、並行して転職活動やフリーランスとしてやっていくための準備を始めたいと思っていたんです。そのためにやっぱりオリジナルのポートフォリオも必要だと感じました。
前から良いなと思っていたプラスレッスンのラインナップを眺めていたら、ちょうど中村先生のレッスンで、ポートフォリオの作り方から添削まで受けられるコースを見つけて。
これなら自分の作ったものを見てもらえそうだし、よしやってみようと思って、そこでプラスレッスンの受講を申し込みました。
ーー中村先生もうれしいと思います。実際のレッスンはどうやって進められたんですか?
まず初めは、「CodeCampのカリキュラムを一通り終えたら、今後はどのように自分で学習を進めていけば良いですか?」「転職のためにどんなことに取り組めば良いですか?」などの質問をしました。
そこで色々と教えていただいてから、実際にポートフォリオを作ってみようと、先生がオススメする作成手順を教わり、その手順に沿ってポートフォリオの作成を進めました。
出来上がったら先生に見てもらい、フィードバックやアドバイスを受けて、それを修正してまた見てもらって、というやりとりを何度か繰り返して自分のポートフォリオを完成させていきました。
ーー何度もやりとりをされながら作られたんですね。プラスレッスンは個別かつ目的に合わせてテキストコミュニケーションができる点が良いですよね。中村先生からもらったコメントで参考になったり、教えてもらえて良かったと感じたポイントはありましたか?
そうですね、Webマスターコース(現:プログラミングコース)ではBootstrapは任意受講科目で私は学習していなかったのですが、「現場でよく使うものなので、ご自身で学習されると良いですよ」と効率的な自習の仕方をアドバイスいただいたんです。
学ぶべきことが多い中で、その時に特に重要な、最低限押さえるべきポイントが理解でき、効率良く学習が進められたこと、本当に感謝しています。
実際の櫻井さんのポートフォリオはこちらから
ポートフォリオでの工夫:まずはシンプルに、こだわる箇所は自分の好きを詰め込んで
ーープロセス含めて素敵なポートフォリオですね!作成時工夫したポイントはありますか?
個性も大事だと思いますが、こだわって時間をかけ過ぎると、その後の転職活動にも影響が出ると思い、まずは必要最低限のものだけ入れて、なるべくシンプルに作ろうと心がけました。
作ってから、見た目にちょっと寂しいかなと感じる部分に動きを入れたり、メインビジュアルだけはこだわってみようと作り込んでいきました。
ーーなるほど。まずはシンプルに最短期間で一通り作った上で、随所にこだわりを入れていったんですね。
そうですね。そこはかなり意識して作りました。
ーー実際に使用した言語で、カリキュラムにはないものは、ご自身で調べて取り入れられたんですか?
はい。カリキュラム内のわからないことでも、元々知りたいことを自分で調べるのが苦ではない性格なんです。それが新しい言語の範囲でも、例えばこんな機能をつけたいなと思ったものを自分で調べて、実装する流れで抵抗なく進められました。
ーーポートフォリオ作成で参考にされたページはありますか?
フリーランスで活動されている方のポートフォリオで良いなと感じたものをいくつも集めて、ブックマークに専用フォルダを作ってまとめています。(実際にそのフォルダの中身を画面共有で見せていただきました)
ーーおお!すごいですね!でも良いなと思っても実際にご自身で実装するのは簡単じゃないと思います。
そうですね。こだわった部分には時間がかかりましたが、何とか形にできて良かったです。
転職活動エピソード:体調に合わせた働き方を模索し、求人媒体で見つけた企業へ就職!
ーー転職活動はどのように進められたんですか?
最初はフリーランスとして働こうと考えていました。今は落ち着いているのですが、私の持病は今後一生付き合っていくものになるので、今後も自分の体調に合わせて仕事のボリュームを調節できるようにしたかったんです。
そうなるとフリーランスの働き方が良いのかなと思い、色々と情報を調べて副業やフリーランス案件を掲載するサイトに登録し、定期的に案件をチェックしていました。ただそれだけだと不安もあり、後から転職サイトにも登録してエージェントからアドバイスを受けて。そこで企業への転職活動も並行して進めることにしました。
活動を始めたのは6月に入ってすぐでしたが、半ばになって「長期で働ける方」「未経験OKのコーダー・プログラマー」と書かれた新着記事を見つけたんです。そこで気になって、改めて企業情報を自分でも調べて、良いなと感じたので応募しました。その後何度か選考を重ねて、無事に内定をいただくことができました。
ーーすごい!良いご縁に恵まれたんですね。ただそれも丁寧にサイトを見ていないと出会えなかったのでは?
そうですね。新着情報はマメにチェックして、自分にできそうな案件が上がっていないかをよく見にいっていました。
ーーお仕事はリモートでされるのですか?
はい。元々「フルリモート勤務」「未経験からOK」で条件を絞って探していました。内定を受けた企業もオフィスは東京にありますが、社内メンバー皆リモートで全国に散らばって仕事をしています。海外から参加しているメンバーもいるんですよ。
ーーユニークな職場なんですね!お仕事はどんなことをするのですか?
まずは自社のホームページの改修が初仕事になります。WordPressを使っていて、今後色々変えていきたいとお話を受けています。また、ちょうど今面談でこの先の具体的なお仕事についても話していますが、私自身のやりたいことも考慮に入れてもらいながら、決めていけそうです。
今後の目標:エンジニアスキルを着実に磨きつつ、マルチに活躍できる人材を目指す
ーー楽しみですね!櫻井さんの中で今後挑戦したいお仕事はありますか?
そうですね、まず今は簡単なコーディングから始めて、着実に経験を積んでいきたいです。今後長期的な目で見ると、コードを書く以外にも例えばマーケティングや分析にも興味があります。
また、以前にWebディレクションをしていたので、もう一度ディレクションのお仕事にも挑戦したいです。エンジニアスキルを磨きながらコーディングにとどまらず、マルチにいろんなことができる人材を目指したいと考えています。
ーー櫻井さんならそのリサーチ力も活かして、今後も活躍の場を広げていかれるんだろうなと想像します。これからも応援しています!
穏やかな雰囲気の中にも、エンジニアらしい静かな情熱を感じさせる櫻井さん。今後CodeCampの受講を検討される方に向けたメッセージをお伺いしました。
「独学でやるのか、スクールで学ぶのか、私自身もそうでしたが未経験でプログラミング学習を始める時や始めてからも、悩む方はたくさんいると思います。独学でできることももちろんありますが、やっぱり現場のやり方やルールを知っておくとフリーランスでも企業就職でも役立つことがすごく多いと思いました。CodeCampのように現場で活躍されている方に教えていただくと、かなり効率的に学習を進められます。実際に学習の進め方ややり方で今悩んでいる方がいたら、ぜひ受講をオススメしたいです!」
また、ご自身がプログラミングを学ぶ中で大事にしてきたことも話してくださいました。
「最初はどうしても0から自分で作らねばならないと考えてしまうんです。私も初めはそこで悩みましたが、プログラミング学習を進めながらブログの記事なども読んで学んだことがあります。自分のスキルを速く上げるためには、自分が良いと思うものを一つでも多く見て、真似できるところは真似してみること。完全なコピーはダメですが、良いところをまず真似してでも取り入れてみて、そこに自分のオリジナリティをプラスしていく。そうすることで、少しずつ自分自身のスキルにつながると思っています。」
櫻井さん、この度は本当にありがとうございました!
・櫻井さんが制作したポートフォリオはこちら