- 更新日: 2022年04月21日
- 公開日: 2021年08月13日
新規事業開発を行う株式会社リテイギへエンジニアとして転職! 目標への自走力を活かしたCodeCampの最大活用法!
「改めて、よろしくお願いします!」そんな挨拶で始まった福島さんへのインタビューは、2度目になります。
前回のインタビューから約1年半が経ちました。 当時はCodeCampでの学びを活かして化学系専門商社で営業兼エンジニアとして活躍していましたが、現在の福島さんは、株式会社リテイギにおいて、フロントエンドエンジニアとして充実した日々を送られています!
このインタビューでは、福島さんのエンジニアとしての転職を成功させるまでの具体的な歩みや、エンジニアとして大切にしている考え方についてお話を伺うことができました。
これからプログラミングを学習しようと思っている方や、学習のモチベーションをより高めたいと考えている方、エンジニア転職について具体的な道筋をイメージしたい方は、ぜひ福島さんのエピソードを参考にしてください!
受講のきっかけ:エンジニアとして働くことへの挑戦
ーー前回のインタビューでは、当時働いていた化学系の商社でCodeCamp学習中に開発された社内システムについて、お話を伺いました。
そうでしたね。CodeCamp受講前の私は、目の前の問題を解決する手段としてExcelツールを作成する程度でしたが、受講を通してWEBシステムを開発できるようになりました。 受講期間は本当にお世話になりました!
私が一番大切にしている「より多くの人に喜ばれるプロダクトを作りたい」という想いが CodeCamp受講の背中を押して、前職での営業兼任エンジニア誕生に繋がり、現職でエンジニアになった現在も原動力として挑戦し続けることができております。
一貫した想いでここまでやって来ました。
CodeCampの決め手:目標へのモチベーションと自走力を最大化して学べるメリット
ーー選ばれたのは、プレミアムプラスでしたね。どのように活用してきたのですか?
そうですね。他社のプログラミングスクール5社ほどと比較してきましたが、最も柔軟にカスタマイズできてハイレベルな内容が学べる場であると判断したため本コースを選びました。具体的に申しますと、前者の柔軟さは、時間(7-23時)・講師・カリキュラム・受講回数をすべて自分好みに組めるところを指して、後者のハイレベルな内容は、現役エンジニアの講師陣から実際の開発現場でのノウハウを聞くことが可能なところを指しております。
私は、受講期間6ヶ月の目標を「短期間で実際の開発現場に近い環境を準備し、独力で開発できるようになる」と定めて受講を開始しました。はじめの3ヶ月半は、教科書を終わらせる×実際の開発環境についてのヒアリング×自分で構築を試みるという3点を同時並行させていましたが、残りの2ヶ月半はプロダクト開発に集中してましたね。
あと時々気分転換に他のカリキュラムを受講することもありましたよ(笑)。これは受講してから感じたことですが、そのように講師の皆様と気軽に話せるのでモチベーション維持の観点からも受け放題はいいなと思いました。
受講当時の平日タイムスケジュールの一例ですが、7時1コマ受講・9時〜18時会社勤務・20時〜25時 数コマ受講及び個人開発というように振り返ると怒涛の生活でした(笑) 。
これらCodeCampで学んだことは現職はもちろんですが、趣味のフォトグラファー活動においてもかなり活かされています!
ーーフォトグラファー活動もされているんですね!そちらも後ほどぜひ詳しく聞かせてください。そして最終的には、前回のインタビューにもあった社内システムをご自身で開発されたと。
そうですね。今でもあのシステムは前職の社内で使い続けられているんですよ!
ーーそれはすごい!素晴らしいことですね!
ありがとうございます。自分がいなくなっても使い続けてもらえるプロダクトを開発できたことは、素直にうれしいですね。
※福島さんの前回のインタビュー記事はこちら
転職秘話:エンジニアとしての在り方も伝わった、自発的なプロダクト開発の実績
ーーその後、どのように転職活動は進んだのでしょうか?
転職エージェントと並行して、connpassというIT勉強会プラットフォームに登録し、エンジニアが集まる勉強会に積極的に参加していました。会場に行くと、ノート PCを持って現役エンジニアたちが集まって勉強会しているんですけど、自分は当時デスクトップのPCだったので紙のノートとペンだけで参加していました。要は手ぶらです(笑)。
そこでは営業経験を活かし、参加されているエンジニアさんに話しかけてコネクションを作っていきました。実際それがきっかけで採用試験を受ける機会を頂いたりもしました。 ただ結果としてはなかなか厳しかったですね。内定を数社から頂きましたが、コードを書きプロダクトを作るというようなエンジニアでの内定はもらうことができなくて。
ーーこれまでの営業経験を活かせる会社だと内定が出やすいということもありますよね?
そうですね。中途採用はこれまで培ってきたスキルや経験をまず求められます。アラサーという年齢的にも、今から企業側で育てようという流れは極稀なようで厳しい戦いでした。しかしそういう状況の中でも、実際に社内システムを開発した経験が、エンジニアとして採用頂ける評価につながりました。
ーーなるほど。CodeCampで学び開発した社内システムが実績として評価されて現在のお仕事につながったわけですね!
現在勤務している株式会社リテイギは、知人のエンジニアを通してのリファラル採用でした。知人に私のこれまでの経験を話したところ、開発サイドとビジネスサイドの両方の知見を持って仕事ができそうだね、とポテンシャル採用として内定を頂くことが出来ました。エンジニア単体の職歴はありませんが、要件定義・開発・導入・運用までを一貫しておこなった個人開発の経験が評価ポイントとなり非常にありがたかったです。
レッスンの活かし方:キャリアTalkで深めた大切なバランス感覚
ーー福島さんのその素晴らしい自走力や在り方というのは、元々持っていたものなんですか?
学生時代は化学を専攻していたため研究を通して、PDCAを回す癖がついたのかもしれないですね。それが自分の自走力や問題解決に向かう考え方の原点と思ってます。 CodeCampはそんな自分に合う最適な学ぶ場でした。
そういえば前回のインタビューではカリキュラム開発時の先生方とのエピソードについてお話しましたが、このプロダクト開発を行う前提の考え方は、勝河先生とのキャリアTalkレッスンが大きなポイントになったのでお話してもいいですか。
ーーそうなんですね!ぜひ詳しく聞かせてください!
今後プロダクトを作る上で、次の3つのバランスを大切にしたほうが良いとアドバイス頂きました。
1)求められるものか? 2)できることか? 3)やりたいことか?
自分のやりたいことだけではただの自己満足になってしまいビジネスにはならない。 顧客が求めていて・自分のスキルで解決できて・自分自身もやりたいことであるような理想を見つけられるといいですねという話でした。
この話を聞いた当時、これから2ヶ月半ほどをかけて開発を開始しようという段階で、開発したいプロダクト候補の3つから絞りこんでおりました。結論、求められている可能性がもっとも高いと考えられる前インタビュー記事の社内システムを開発することを決断しました。本当あのタイミングで素敵な判断軸を頂けてよかったと思ってます。
ーーなるほど。社内で抱える問題に取り組もうと考えられたんですね。
そうです。ちょうどその時PHPを学習していたので、Laravelで開発することにしました。実際にレッスンで教えてくださる先生も多かったです。そこが2)のできることの部分ですね。そして3)については開発に取り組みたいという自分の想いがあったので、3つの要素がうまく揃ったなと。納得感をしっかり持った上で、開発を進められました。
CodeCampの魅力は、こうしたプログラミングにおける実装に関する具体的な方法に加えて、開発において現役のエンジニアが大事にしている考え方に触れられる、キャリアTalkというレッスンも用意されているところですね。もちろんいろんなエンジニアの先生がいて、考え方も様々あると思いますが、自分には勝河先生の言葉が刺さりました。
ーー素晴らしい!キャリアTalkのお手本のような使い方ですね!
プログラミングを学習しながら、「自分自身がこれから何をしたいのか?そこに対して今やっているアプローチは正しいのか?」その壁打ちができるキャリアTalkを使わない手はないですよね。受講する人ごとに違ったゴール設定がある中で、学習を進めながら「今自分はそのゴールにちゃんと向かうことができているのか?」と、不安を感じたり、現在地の確認が必要なら、レッスン内で相談できる環境がある。
ある程度何回かレッスンで話して、関係性ができている先生だと安心してキャリアTalkが使えると思います。実際にエンジニアだったりITの業界にいる人に直接自分が気になっていることを聞けるって、受講生にとってはものすごく貴重です。それも過去の話ではなく、業界で働く人から最新の話を聞けるので。
現在のお仕事:新規のプロダクト開発チームで、自身のDXの視点を活かせる喜び
ーー現在のお仕事や働き方について聞かせてください。
フロントエンドエンジニアとして、10名程度のチームメンバーと新規プロダクトの開発業務に携わっています。基本的にはリモートワークですが、月曜と金曜は顔を合わせて、月曜はその週にやること、金曜はどこまでやれたかをチームで話し合っています。アットホームな雰囲気で、かつメリハリをつけて働けています。
開発内容としては、デジタル化されていない業界向けに業務効率化の提案やそれを可能にするシステムを作ることです。自分が前職のプロダクト開発で取り組んだ部分と視点が重なるので、当時と使用している言語は違いますが、根本的なDXの視点や問題解決に向かう考え方を活かせていると思います。
ーー良いですね!ちなみに、これまではPHP/Laravelで開発していましたが、今はTypeScript/Next.jsで開発していますよね。使用する言語の違いなどで苦労はしませんでしたか?
そうですね。違う言語なので入社したての頃は正直わからないことばかりでした。なので、この上半期はその日の仕事で学んだことを技術日記として1日1記事を書くと決めて溜めてきました。プロジェクトファイルで記述したコードなどは、一般化した上でアウトプットすることで技術の蓄積ができたと思います。それをメンバー間でも共有し合って、貪欲に勉強することで円滑に開発を進めて来ることができたと思います。
本PJはサーバーレスの開発環境なので今後はAWSで最適なアーキテクチャを自分で組めるくらいに技術力を上げていきたいと考えています。
本業以外にも:プロデザイナー直伝のノウハウを活かした、週末のポートレートフォトグラファー
ーーこれからもますます楽しみですね!先ほど少しお話に出たフォトグラファーについてもぜひ聞かせてください!
主に週末ですが、フォトグラファーとして写真撮影の活動をしております。ポートレート撮影がメインです。最近ではYouTuberさんの宣材写真や自社WEBサイト掲載写真の撮影を行いました。
ベースの想いは本業と同じで、モデルさんが喜んでくれる1枚を撮影したいと思っています。手渡してすぐ喜んだ顔を見られるのがやりがいですね。就活や転職・婚活など、誰かの人生における挑戦だったり、転機の力になるような1枚を撮って応援できたらうれしいなと考えています。
ーーこれからご自身のWebサイトなども作っていくんですか?
はい、その予定です。どうせなら自宅にサーバーを作ってやってみたいなと。本業はサーバレスなので、自宅でオンプレミス環境を学ぼうと思っています(笑)。
ーーそこでもエンジニアマインドが騒ぐんですね!実際にデザインのレッスンを受けられたと思いますが、実際に活かせていることはありますか?
ええ、すごく活かせていますよ!Photoshopは永田先生に教わりましたが、色々機能がある中で実際にどういう加工をしたいのか?という部分で。基本的な操作は教科書でも分かるんですけど、プロのデザイナーしか知らないノウハウや操作方法を教わることができました。長年仕事をしているプロだからこそ知っているワークフローがあるんですよね。
例えばシミを隠すような加工をしたい時に、「先生だったらどうします?」と。先生のやり方が、自分がやっていたものよりも数段効率的なアプローチなんです。最終的な結果は同じなんですけど、全然違うレイヤーの組み方で驚きましたし、勉強になりました。ちなみに、今日撮って頂いている写真も自分で加工したいんでもしよければ後で送ってください(笑)。
ーーそれはぜひ、お願いします!(笑)それぞれの学びのポイントを的確に押さえることで、エンジニア・フォトグラファーどちらの活動にも知識やスキルを活かし合って進めることができるんですね!
挑戦は続く:永く使い続けられる良質なプロダクト開発ができるエンジニアを目指して
ーー福島さんはCodeCampを存分に使い倒してくださったんですね。スクール冥利に尽きます!今後の目標は何かありますか?
自分がこの世からいなくなっても生き続ける、使い続けられるようなプロダクト開発に挑戦し続けたいと思います。その場としてまさに今の職場はその理想の場所だと思います。
ーー素敵です!その想いは、いつ頃から持っていたんですか?
エンジニアとは少し離れるかもしれませんが、その想いは、昨年祖父が90歳で亡くなったタイミングに生まれました。
祖父はかつて製紙会社に勤めておりました。祖父の長年のキャリアの中で私が印象的だったのが、戦後アメリカから日本へ四角い紙パックを持ち返ったというエピソードです。その功績により今でこそ当たり前となっている牛乳パックがあるんだなと思うと感慨深いものです。祖父は亡くなりましたが、良いものを残せば、それが人を超えて生き続けていくんだなと日々感じます。人々が喜ぶものが自分にも残せたらと考えさせてくれた出来事でした。
ーーすごいですね!紙パックを見るたびにお祖父さんのことを思い出しますね。
思い出しますよね。そんな人になりたいです。私の場合、それはシステムになってくるかと思いますが、時代に合わせて使う技術も変わっていく中で、より良いものを作るためにスキル向上してエンジニアとして成長し続けたいと思っています。
ーー大変貴重なお話の数々、本当にありがとうございました!
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
最後に
CodeCampをこれ以上ないほどフル活用された福島さん、2度目とは思えない盛りだくさんなインタビューになりました!これから受講される方に向けたメッセージをお伺いしたところ、
「まず最初に、CodeCampでプログラミングを学んで、自分は何をやりたいのかをつきつめて考えることが大事だと思います。一番もったいないのは受け身での学習です。スクールに入れば何とかなるものではなく、ここで学んだプログラミングを手段として自分が何を解決していきたいのか?という視点を持てると良いですね!」
と、まさに福島さんのエンジニアとしての芯の部分に通じる言葉を受け取りました。CodeCampは多様な現役エンジニア、デザイナーの講師の先生が在籍していることが強みの1つです。福島さんのように、ぜひレッスンを通して積極的にコミュニケーションを取って、エンジニアやデザイナーとして成長するためのヒントをつかんでもらえたらうれしいです!
- この記事を書いた人
- CodeCampus編集部