今回インタビューに応じていただいた松永さんは、長崎県が主催する2024年度「ながさき IT CAMP」エンジニア養成コースの卒業生です。
元々独学でプログラミングを学んでいた松永さんですが、先生に教わっていなかったことから「本当に自分の理解で正しいのか」自信が持てず、ながさき IT CAMPに参加したそうです。
就職活動では、気になった県内企業へ自らインターンをさせてほしいと提案し、インターン中の学習・業務への姿勢を評価され就職が決まりました。現在は講座で学んだ内容とは違う言語にも挑戦されていますが、4ヶ月間で培った「自分で調べて解決する力」を元に大活躍中です。
【ながさき IT CAMP】
長崎県が主催し、県内の情報関連企業等への就職を希望するIT分野未経験の求職者等を対象に、ITスキルの習得から就職までを一貫して支援するオンラインプログラム。2023〜2025年度はコードキャンプ株式会社が運営委託先として講座を提供。
※2025年度のながさき IT CAMPでは、2026年3月末までに受講生が就職先決定することを目指して支援します。
それを裏付けるようなエピソードなのですが、最初に独学でHTML、CSS、JavaScriptを学ぼうとした際、JavaScriptとJavaを混同してしまい、誤ってJavaの本を購入してしまいました。そのままJavaをJavaScriptと思って学習を進めていたところ、「インスタンス」や「オブジェクト指向」といった用語が理解できず、苦手意識を持ってしまいました。ながさき IT CAMPで半年ぶりにしっかりと学び直したことで、オブジェクト指向をようやく理解できるようになり、苦手意識もなくなりました。改めてJavaの本を読み返すと、すんなりと理解できるようになっていたのが印象的でした。
ほかにも、講師の方とのマンツーマンレッスンで、オブジェクト指向の重要な概念についてみっちり説明いただいて、実際に現場で働いている人のお話を聞けたので、理解を深めることができました。
※JavaScript:HTMLやCSSと組み合わせ、Webサイトの見た目に動きや機能をつける言語。ながさき IT CAMPではエンジニア養成コースで必修カリキュラムとなっている
※Java:サーバーサイド言語の1つ。ながさき IT CAMPではエンジニア養成コースのサーバーサイド言語(選択制)の中で学習推奨としている言語
高橋先生が「プログラマーは調べて解決することが大事」とよく仰っていたのですが、その考え方や姿勢がすごく役に立っていると思います。実際に、コードを書いている中でちょっとしたエラーが出た際などに結構ChatGPTを利用することもあるのですが、難しすぎたり、解答がマニアックだったりして、痒いところに手が届かないような部分があり、そういったことの課題解決には自力で検索して答えを見つけ出すということが必要でした。根気よく効率よく問題を解決するというのが、ながさき IT CAMPで学んで役に立ったことかなと思っています。
ーお仕事をしている中で、苦労していることはありますか。
ながさき IT CAMPで学んだWeb系の言語や知識と違うようなことをしようとしているので、前提知識がなかったり、新しい分野への学習が必要だったりするので、難しいと思うときもあります。特にネットワーク周りの設定に苦戦していますが、調べるのに時間がかかっても自分でやろう!と思うので、色々調べてきた結果、少しずつ技術は身についてきたかなと思います。