今回インタビューに応じていただいた原口さんは、長崎県が主催する2023年度「ながさき IT CAMP」エンジニア養成コースの卒業生です。
子育てを中心として過ごし、非正規雇用や時短勤務で働いていた期間が長く、少し人生に負い目のようなものを感じていたという原口さん。株式会社システック井上への正社員就職を叶えられたのは、ながさき IT CAMPの受講を経て前向きに変わった考え方や、一緒に学ぶ仲間や講師・事務局など多くの人のサポートがあったからだと言います。
ながさき IT CAMPでの学習を通じて変化した考え方や、現在どのようなことが役に立っているのかをうかがいました。
【ながさき IT CAMP】
長崎県が主催し、県内の情報関連企業等への就職を希望するIT分野未経験の求職者等を対象に、ITスキルの習得から就職までを一貫して支援するオンラインプログラム。2023〜2024年度はコードキャンプ株式会社が運営委託先として講座を提供。
※2024年度のながさき IT CAMPでは、2025年3月末までに受講生が就職先決定することを目指して支援します。
元同僚が独立をする際に、購買システムの構築を依頼されて「やってみよう!」と試みたものの、うまくいきませんでした。技術力があれば、その人だけでなくいろんな人の役に立っていたかもしれないのに、という思いが残りました。
その時偶然「ながさき IT CAMP」の受講生を募集しているというニュースを見て、技術を学んで色々な人の役に立ちたいと思い、応募しました。
ほかにも、一緒に勉強してきた仲間とのご縁もまだ続いていて、色々な居場所を持てるようになり、安定した日々の中で成長に向かって過ごせています。この前も卒業生で集まっていたのですが、ながさき IT CAMPの企業交流会で出会った企業に就職している人も多く、ながさき IT CAMPがなかったら絶対就職できなかったよね、と話をしていました。
また、ここなら様々な経験をさせてもらえそうだと思いました。私自身色々な経験がしたいと思っていたので、そことすごく合致したなと思います。 そういう話をする機会をいただけたのも、ながさき IT CAMPで学ばせてもらったからだと思うと感謝しかありません。
現在のお仕事について
ー現在のお仕事の内容について教えてください。
今は技術研修中で、あと1ヶ月ほどあります。研修後は、ずっと開発をするわけではなく、お客様の新規開拓も行う営業SEのような形で働きます。
開発のプロセスを理解していないと開発業務の依頼ができないので、どう開発するかを一通りわかっておく必要があると言われています。 ながさき IT CAMPで習った内容がそこでもすごく活かされるだろうなと思います。
研修中に覚えることがたくさんあって、それをこなせているかどうかは数字で測れないところなので、自分がちゃんとわかっているかをどのように判断するかは難しいです。
でも、一緒に研修を受けている仲間がいるので、ながさき IT CAMPの講座での仲間との関わりと同じように、ここでも仲間と一緒に成長できているんだろうなと自分に言い聞かせながら、頑張っています。