営業からエンジニアへ転身|キャリアチェンジ転職を叶え人生の第2章スタート


営業からエンジニアへ転身|キャリアチェンジ転職を叶え人生の第2章スタート

今回インタビューに応じていただいた味元さんは、高知県が主催する「IT・コンテンツアカデミー(現:高知デジタルカレッジ)」にて開催された、2020年度アプリ開発人材育成講座 県内通信コース(Javaコース)の卒業生です。

前職は住宅業界で営業・企画を担当されていましたが、将来を見据えて働き方を変えたいと一念発起し、キャリアチェンジ転職を成功させました。今では高知県内の企業でエンジニアとして働いています。 お話をうかがっていると、プログラミング技術はもちろんですが、学習を通じた学びが大きかったようです。講座での学びがどう活かされているのかをおうかがいしました。

※高知デジタルカレッジ:高知県が主催し、高知県内の事業者や就職希望者向けの講座を提供しています。 そのうち、システム開発人材育成講座(旧名称:アプリ開発人材育成講座)は、2020年(一部)、2021〜2022年現在までの3年間、コードキャンプ株式会社が運営委託先として講座を提供しています。

目次
  1. エンジニアを目指したきっかけ
  2. デジカレでの学習期間中について
  3. 転職活動について
  4. 転職後の仕事について
  5. 最後に

エンジニアを目指したきっかけ

ー高知デジタルカレッジ(通称:デジカレ)に興味を持ったきっかけを教えてください。

前職は住宅メーカーで営業を4年半、企画を1年半ほどやっていました。
もともとはIT業界かどうかを問わず、まずは「転職をしようかな」と悩んでいました。
その時は特に資格やスキルもなく、転職するとしても営業職か事務職をおすすめされることが多かったです。でも、やりがいや給与面でいまいちピンとくる仕事もなく、踏ん切りをつけられずにいました。

なんだかんだで転職を考えてから1年が過ぎようとするタイミングで、新型コロナの影響でIT関係のリモートワークが目に付くようになりました。
そういえば昔からパソコンを使って作業することが好きだったなと思い、そこからプログラミングに興味が湧きはじめました。「高知県 プログラミング 学習」などで検索していた時に、デジカレの存在を知ったのがきっかけです。

ー転職を考えた理由について詳しく教えてください。

住宅メーカーと聞くと、ブラックなイメージを持つ人が多いと思います(笑)
実際、体力勝負みたいなところがあり、私自身がいた当時は夜中まで働いたり、休みもあってないようなもので…20代だからなんとかなっていた部分が大きかったです。
年齢的にも結婚や子育てのことを考えた時に、この状況を続けていくのは難しいと思い、将来のためにも転職しようと思い立ちました。

ー未経験でIT業界に挑戦することに不安はなかったですか?

当時を振り返ってみると、とにかく手に職をつけたいという思いが強かったですね。
それに、母がWebデザイナーだったこともあり、身近に経験者がいたのであまり不安を感じることはありませんでした。
性格もあると思いますが、不安よりも新しいことにチャレンジしてみたいという気持ちでした。

デジカレでの学習期間中について

ー学習中で思い出に残っているエピソードはありますか?

はじめの1週間、なにをすれば良いのかわからない状態だったのを覚えています。
当時は土日も仕事だったので、キックオフや勉強会などのイベントには出られませんでした。学習のスタートが遅れてしまい不安しかありませんでしたね。
夜も帰宅が遅くて、他の受講生さんと勉強する時間帯も違っていたので、チャットの質問や雑談が盛り上がっているのを見て、焦りも感じていました。
そんな時に事務局の下山さんとお話しするタイミングがあり、今何をするべきか一緒に考えていただいたことで、不安を解消することができました。

ー本業が激務の中で学習を両立させるために、どんな工夫をしましたか?

当時のことは、あまりの忙しさで記憶が飛び飛びなんですが…
空いている時間は夜中しかなかったこともあり、とにかく空き時間を見つけては短時間でもプログラミングに触れるようにしていました。
疲れてしんどい時もありましたが、始めてしまえば波に乗れるので、PCを開くことさえできればなんとかなる!と思っていました。

それと私自身がモチベーションにムラがあるタイプで、「やれる時に集中して一気に進める」みたいな方法をとっていましたね。
毎日は体力的にも時間的にも難しかったので、できない日は割り切って、体を休めたりリフレッシュに充てていました。
「絶対に転職したい」という目標があったので、途中で学習を辞めるということは考えてもいませんでした。

ー学習を進める上で、心境の変化はありましたか?

もともと勉強が好きではなかったこともあり、学習ペースは他の人よりも遅れていて、なんとかついていってる状態でした。
しかしJavaの学習に入ったタイミングで一気に分からなくなってしまい、講師の方からも「このまま進めるのは難しいです」と告げられてしまい、かなりショックを受けました。
それからは、理解できていなかったところを一から復習して、必死に勉強しました。
そのおかげか、講師の先生にも「よく理解できています!」と褒めていただき、すごく嬉しかったことを覚えています。気づけば苦手な勉強が楽しいものに変わっていたのが大きな変化でしたね。

また、積極的に勉強会に参加したり、自分から問いかけをすることの大切さに気付かされました。
動いてみたら人の輪も広がったし、転職情報もキャッチアップしやすくなったので、デジカレに入る前に比べて変化・成長した部分かなと思います。

当時の自分は後ろから見ているだけで、損はないけど、得もなかったなと今では思います。

ー今振り返ってみて、デジカレで学んだ4ヶ月間を一言でお願いします。

「人生の第2章スタート」です。
前職と並行してのデジカレ受講だったのでハードではありましたが、転職の目標も果たせて、入社2日後には入籍もし、色んな意味で転換期になったと思います!

転職活動について

ー転職活動中の手応え、または苦労した点など教えていただけますか?

手応えを感じたのは、2回の発表会を通して採用担当の方に名前を覚えてもらえていたことです。
課題自体は間に合っていなかったのですが...発表を誰に見せたいのか?を意識して、自分のことをしっかりアピールすることができたのがよかったなと思います。

苦労というより後悔していることとして、中間発表を見に4〜5社が参加していたんですが、1社しか話を聞けなかったことですね。直接話ができるチャンスだったので、もっと色んな企業と接点を作るべきだったと思いました。
最終発表では話をした全ての企業様に履歴書や職務経歴書を渡し、なんとか3社の採用選考までこぎつけました。そのうち2社から内定をいただくことができました。

ー2社から内定が出て、今の会社を選んだ決め手を教えてください。

一番は、私の人間性を知ろうとしてくれたところですね。
事前に適性検査を実施し、その後面接が2回ありましたが、どちらも社長とは3時間くらいお話ししました。
会社のことを説明してくれるのはもちろんですが、私自身の話や、これからどんなことをしたいのかなどたくさん聞いてくれました。その上で会社と私がマッチングできるかどうかを真剣に考えてくれたりととても好印象でした。

転職後の仕事について

ー今のお仕事について教えてください。

自社開発サービスの運用・保守を担当しています。
4人で1チームとなっていて、2人は設計やお客様とのやりとり、1人は実装を担当していて、私自身は実装を中心に、プラスαで設計を勉強中です。

また、顧客対応の一次連絡先がエンジニアになっているので、問い合わせ対応などもやってるのですが、ここでは前職の営業経験が活きています。

ー働く中で楽しいことや大変なことはありますか?

営業の世界からIT業界に入ったので、コミュニケーションの取り方の違いを感じました。
今までは口頭ベースのコミュニケーションで、何か気になることがあったらすぐ話しかけたり、電話で確認していました。IT業界ではテキストコミュニケーションがベースなので、当初はどこまでがテキストで、どこからが口頭なのか戸惑いましたね。
デジカレでチャットコミュニケーション自体には慣れていたので、その経験が役に立ったなと思います。

また、デジカレで勉強してきたことをすぐにそのまま活かせるわけではないので、最初は何もできず落ち込むこともありました…。
ただ時間が経つにつれてできることも増え、自分の成長を実感できた時はすごく嬉しいですし、やっていて良かったと思える瞬間ですね。

ーデジカレで学んだことが、現場で役立ってることはありますか?

たくさんありますが、特に役立っているのが「自分で調べる」「それでもわからなかったら聞く」、この2つです。
デジカレでの学びを通じて、調べるだけでも意外と解決に向かうことに気づきました。

また、技術的な質問をする際も
・何をやろうとして
・何がわからなくて
・最終的にどうしたいか
を自分の中で整理してから聞く癖がついていたので、社内でのコミュニケーションにも活かせています。

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最後に

ーこれから高知デジタルカレッジを受けようか検討中の方へ一言お願いします。

「どうしよう」と悩んでいるなら、思い切って一歩を踏み出して欲しいです!
デジカレはアットホーム感があり、プログラミングがまったくの未経験でも受講しやすい雰囲気です。
独学では挫折してしまうような場面でも、熱心に教えてくれる先生、支え合える受講仲間がいたからこそ走り切ることができました。
もしチャンスと感じているなら逃さないようにしてください。

ーありがとうございました!


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CodeCampus編集部
この記事を書いた人
CodeCampus編集部
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