- 更新日: 2020年07月10日
- 公開日: 2020年05月19日
【稼げるフリーランスエンジニアになるために】知っておくべき条件・やっておくべき準備
"パソコンさえあれば時間や場所にしばられず働ける"というのは、とても魅力的な働き方だと思いませんか?
「天気がいいから、午前中は運動して午後から仕事しよう」 「今日は気分を変えてカフェで仕事しようかな」
エンジニアはそんな働き方を実現できる職業です。
会社員エンジニアとしてリモートワークをする以上に自由な働き方を望むのであれば、フリーランスエンジニアという選択肢が出てきますが、全てのフリーランスエンジニアが稼げているわけでありません。
自由な働き方ができても、生活が成り立たなければ意味がないですよね。
この記事では、稼げるフリーランスエンジニアになるための『条件』と『準備』について解説します。
フリーランスエンジニアの年収は条件次第
年収1000万円以上を稼ぎ出すフリーランスエンジニアも存在しますが、一方で年収400万円台にとどまる層も一定数存在します。 習得しているプログラミング言語や案件(仕事)の獲得方法はフリーランスエンジニアの年収を大きく左右するポイントです。
ポイントをおさえて、稼げるフリーランスエンジニアになるための『条件』について解説します。
稼ぐための条件その①/需要or単価の高いプログラミング言語
市場のニーズにあった言語や需要の高いプログラミング言語は案件が多いので、習得しておけば安定した収入を得られます。また、需要があるのに習得しているエンジニアが少ないプログラミング言語は、高単価案件が多い傾向にあります。
【需要の高いプログラミング言語】
・Java
Javaはノウハウや実績が豊富でセキュリティ面にも優れていることから、安定した既存技術を好む大企業を中心に採用されている言語です。 多くのスマホアプリやWebアプリ、人気ゲームの『Minecraft』などがJavaで作成されています。
・PHP
PHPは、WordPressを始めとした多くのWebシステムに利用されている需要の高い言語です。一からの開発だけでなく、PHPを利用して作られたシステムやサイトの追加開発や機能改善などの仕事もたくさんあります。
・JavaScript
JavaScriptは汎用性が高く、ほとんどのWebシステムに使用されていると言っても過言ではない言語です。 フロントエンド(ユーザーから見える部分)の開発が主軸の言語で、"ユーザーにとって見やすく操作しやすい画面"という、近年の開発現場におけるトレンドを実現します。
【高単価が狙えるプログラミング言語】
・Python
Pythonは機械学習やAI、統計分析などで利用されている言語です。 Pythonを利用したフレームワーク(システム開発を効率化してくれる仕組み)も多く開発されていて、今後も需要が高まると予想されています。 Pythonのソースコードは他の言語よりも比較的簡単で、プログラミング初心者でも学びやすい言語です。
・Swift
SwiftはiOS、Mac、Apple Watchなどのアプリケーション開発のためにApple社が開発した言語です。Apple社製品のシェアがある限り、Swiftの需要は継続します。 Swiftは開発を簡単にし、アプリ開発者を増やすために作られたので、プログラミング初心者にも扱いやすい言語です。
・Go
Goは、2009年にGoogleによって開発されたプログラミング言語です。比較的新しいプログラミング言語で、人材が不足していることから市場価値・需要が高まっています。文法や記号などの規定が少ないので、プログラミング初心者にもおすすめです。
需要の高い言語か、高単価案件を狙える言語か、どちらにしようか悩んでしまいますよね。 「いっそ全部!」なんて思うかもしれませんが、広く浅く色々な言語が扱えるよりも、ひとつの言語を極めて強みを作るほうが収入に直結します。
稼ぐための条件その②/ある程度の実務経験
「未経験からフリーランスになろう!」なんていうのはちょっと無謀かもしれません。 稼げるフリーランスエンジニアになるためにも、組織に所属して実務経験を積み、業務の流れや現場の事情を知っておいたほうがいいでしょう。
フリーランスと言っても、クライアント会社の社員とチームで開発にあたることがほとんどです。チーム開発には言語スキルだけでなくコミュニケーションスキルも重要になるので、組織内での実務経験があるとフリーランスになった際も業務をスムーズに進行できます。
いきなりフリーランスという選択肢もありですが、始めのうちは経験がある人ですら稼げないのが実情です。しばらく稼げなくてもやっていけるだけの貯蓄がないのであれば、フリーランスからのスタートはおすすめしません。
稼げるフリーランスになるための準備
需要の高い言語を操り、実務経験がそれなりにあっても、フリーランスでは稼げずに会社員に戻るエンジニアもいます。 プログラミング技術だけでなく、プラスアルファの価値を身に付けなければ、フリーランスの世界では生き残れません。
自分の市場価値を上げ、稼げるフリーランスエンジニアになるための『準備』について解説します。
稼ぐための準備その①/スキルを身につけよう
・ITスキル
直訳すると、ITスキル=情報技術スキルです。 プログラミングの技術だけではなく、ITに関する知識や経験なども含まれます。 会社に所属していると、その会社の職種やカラーによって案件の方向性がある程度限定されますが、フリーランスは様々なジャンルの開発に携わる可能性が高いです。
どんな案件にも柔軟に対応できるレベルの高いITスキルが求められます。
・コミュニケーションスキル
『稼ぐための条件その②』でもお話しましたが、フリーランスとは言え、チームで開発にあたるケースが多いので、円滑に業務を進めるためにはコミュニケーションスキルが必須です。
クライアントの要望をしっかり理解するためにおこなうヒアリングにおいても、コミュニケーションスキルは重要になります。案件の獲得や継続も左右する重要なスキルです。
・自己管理能力
当たり前ですが、フリーランスエンジニアに上司はいません。 自分を律することができるのは自分だけです。 そして、どんなにスケジュールがタイトでも、体調が悪くても、助けてくれる同僚もいません。
「なんとなく気分が乗らないから明日やろう」という働き方も可能ですが、どこかで帳尻を合わせて納期を守らなければ、クライアントからの信用を失います。
フリーランスとして安定した収入を得続けるには、堅実に信用と実績を積み上げていくしかありません。 スケジュールや体調はもちろん、モチベーションの維持・管理も重要なスキルです。
稼ぐための準備その②/国家資格をとっておこう
会社という保険がないエンジニアを雇うのはクライアントにとってリスキーな選択です。そこで安心材料として提示できる国家資格が、フリーランスにとっての保険になります。また、クライアントがIT関連の知識があるとは限らないので、国家資格があると信頼性が増して仕事に有利に働きます。
【おすすめしたい国家資格】
・情報処理安全確保支援士(サイバーセキュリティ分野の国家資格)
・ネットワークスペシャリスト(ネットワーク分野の国家資格)
・データベーススペシャリスト(データベース分野の国家資格)
・プロジェクトマネージャ(高度IT人材として確立した専門分野の国家資格)
会社員時代には必要性を感じなかった資格も、フリーランスでは大きな武器になります。
稼ぐための準備その③/エンジニア同士の繋がりを強化しておこう
フリーランスエンジニアにとって人脈は重要な財産です。 エンジニアが集まるイベントや勉強会などに参加することで、技術や言語のトレンドに関する情報交換ができたり、仕事の話がもらえたりといった機会に恵まれます。
また、会社を円満退職すれば、社内で抱えきれない案件を元同僚のエンジニアから振ってもらえたり、会社員時代の取引先から個人的に仕事を受注できたりという可能性もあります。
フリーランスになる前から社内・社外を問わず、エンジニア同士の繋がりを強化しておきましょう。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
稼げるフリーランスになるためには、事前の準備が大切です。CodeCampの卒業生にも、フリーランスエンジニアとして活躍している方がたくさんいます。
需要も単価も高いプログラミング言語を未経験から学ぶなら、ぜひCodeCampへ! 現役エンジニア講師による、実務レベルに近い実践学習で、即戦力エンジニアとして転職できます。
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- この記事を書いた人
- CodeCampus編集部