- 更新日: 2021年11月26日
- 公開日: 2020年04月13日
【35歳からの転職シリーズ③】高待遇で転職しよう!企業が求める人物像とスキル
35歳と言えば世間一般的には精力的に仕事をして、社会人として脂がのっている時期です。ですが、転職を考えた場合35歳はちょうどキャリアの分岐点にいます。
40歳を超えてしまうと他業種には転職しにくい現実があり、スキルも高いものを求められます。ですが、35歳くらいであれば同業種はもちろん、未経験の業種への転職することは十分可能です。
転職の際、自分の強みがしっかりと分かっている方は良いですが、自分の強みが分からない方や自分のスキルに不安を感じている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、転職の際どういう人物が求められているのか知りたい方、転職したいがスキルやキャリアに自信がなく転職に行き詰まっている方のために、企業が求める人物像やスキルについてご紹介したいと思います。
35歳以上の転職で求められる人物像
企業が求める35歳の人物像とはどういったものでしょうか?
新卒や30歳以下の若年層と違い、35歳以上の転職は今までの社会人経験から何を得てきたのかが問われます。ここでは、35歳以上の転職で求められる人物像がどんなものかを解説していきます。
①新しいことに挑戦する意欲と柔軟な姿勢
35歳ともなると様々な経験を積み、自分の働くスタイルが確立されてきます。しかし、それは同時に自分の考え方を固め、仕事への取り組み方を変えづらくします。
自分の働くスタイルにこだわりすぎると柔軟性が失われ、新しいアプローチで仕事に取り組めなくなるため、柔軟な考え方を持つことが非常に大切です。
また、多様性が問われる現代社会では常に学ぶ意識を持ち、新しい技術を身に付けようとする姿勢が重要となります。現在では40歳、50歳になっても新しい知識をどんどん吸収していくことが自分を高める秘訣でもあり、企業が求める人材でもあります。
貪欲にスキルを高めたいと思う姿勢はどの業種に行っても必要とされるので、いつもそういう意識で仕事に取り組むことがポイントです。
②優れたヒューマンスキル
ヒューマンスキルとは、具体的には「対人関係能力・リーダーシップ・適応能力」などを総合して言います。ヒューマンスキルは社会人経験により身に付くもので、ここが若年の転職者と35歳以上の転職者の大きな強みの差だと言えるでしょう。
ですが、ただ社会人経験を積めば良い、という訳ではありません。対人関係能力や適応能力はある程度身に付きますが、リーダーシップは日頃から他のメンバーとのコミュニケーションをとり、チーム内の状況を常に把握するよう努力しないと身に付きません。
20代とは明確な差が出てくるスキルなので、当然企業側も備わっているだろうという認識で接してきます。すなわち、基本的なヒューマンスキルは身に付いている前提でどの部分が他人より優れているかを自己分析する必要があります。
③業務に関する専門的な知識やスキル
業務に関する専門的な知識やスキルも20代の転職者との差をアピールできるポイントです。長く業務に携われば当然専門的な知識やスキルも身に付いてきます。
未経験の業種に転職する場合はあまり役に立たないと思われがちですが、意外と専門的なスキルは他業種でも活用可能で、違う仕事のアプローチを持ち込むことで新たな仕事のスタイルを確立できます。
IT業界では今、IoT(Internet of Things)の分野の開発が非常に伸びてきています。IoTはモノをインターネットにつなぎ生活や社会を便利にする技術で、ITとは関係無いような分野と連携して新たなサービスを生み出しています。
IoTは農業、漁業、医療など様々な分野で活用され、今後もどんどん広がっていくでしょう。そうすると一見関係のなかったような分野の専門家が入ることで新たなビジネスチャンスが生まれる可能性もあります。
④マネジメント能力・経験
マネジメント能力があれば転職で有利となるのは間違いありません。ですが35歳でマネジメント経験を積むというのは属している会社の方針やプロジェクトでの役割によるところが大きく、誰でも簡単に経験できるわけではありません。
マネジャーはプロジェクトを管理する立場にあるので、大体プロジェクト毎に1、2人です。35歳ではマネジャーの下のリーダークラスが多く、大きいプロジェクトを動かすという経験はあまりないでしょう。
しかし、リーダークラスでも下に部下はいるはずです。そういった人達をうまくマネジメントし、プロジェクトの効率化に努めることで自ずとマネジメント能力は身に付きます。
35歳程度でマネジメントする立場での転職はあまり多くないですが、マネジメント能力があれば将来のマネジャーとして雇用される可能性が高まります。マネジメント能力は急に身に付けようと思っても身に付けられませんので、常に意識して仕事に取り組んだり、スキルを磨く必要があります。
上の条件に不安がある人でもスキルがあれば転職を成功させられる。
先ほどご紹介したスキルを持っていれば転職の際に自分をアピールできますが、特別な実務スキルを持っていなくても学習で得られるスキルで転職を有利に進めることはできます。ここではそういったスキルをご紹介します。
転職に活かせるスキル ①語学力
①英語
英語は世界で最もグローバルな言語です。英語力は外資系の企業や海外に支店がある企業はもちろん、日本の技術を世界に輸出している企業など、世界に目を向けている企業の求人条件の1つとなっています。
一番簡単に英語の実力を表現できる方法は「TOEIC」でしょう。TOEICは英語によるコミュニケーションとビジネス能力の検定で、高得点を取れば履歴書にも記載でき、毎年多数の人が検定を受けています。
大手転職サイトのdodaの調査(※1)によると、30代の英語を使える人材が不足しているという結果が出ています。「人材が不足している」のは「望まれている」ことと同じなので、30代で英語が使えるのは転職の際大きな武器となるでしょう。
英語を習得するのは簡単ではありませんが、これまで培った社会人経験や専門スキルに高い英語力を加えれば、同じ語学を使える20代や40代よりも転職を有利に進められます。
次に、どのような業界で英語を生かすことができるのかを見ていきましょう。
・外資系企業・商社
外資系企業は海外の人が多く働いており、英語のスキルが重要です。本社とのやり取りも英語になりますので、高いコミュニケーション能力と英語力が求められるでしょう。商社も海外企業との取引の際、よく英語が使われます。特に取引では少しの間違いが大きな損失につながるため、高いビジネス英会話力が必要不可欠となります。
・製造業・メーカー
日本のものづくりの品質は世界的に見ても高く、製造業やメーカーも海外企業を相手にビジネスを行うことは珍しくありません。特に自動車や家電関係は海外に多く輸出しており、英会話が活躍する機会も多く存在します。
・IT企業
IT企業でも英語は重要です。プログラミング言語は全て英語ですし、サーバーやネットワーク機器によっては英語のマニュアルを読む必要があります。また、プロジェクトによっては中国に開発を依頼する場合もあり、その際は意思疎通に英語がよく使われます。
②中国語
中国の経済成長は世界的に見ても無視できないほど伸びてきています。そんな中国にビジネスチャンスを見いだし進出している日本の企業はたくさんあります。またコスト面で優れるため、日本企業の工場もたくさん建設されています。逆に、中国から日本に進出している企業も増えてきています。
中国とのやり取りには英語を使うこともよくあります。しかし、中国人の方と話す時に英語よりも中国語の方が通じやすいのは言うまでもありません。現在、中国語が堪能な日本人は英語に比べ格段に少なく、他の転職者との差をアピールするという点では魅力的な言語です。
最近では中国との重要な交渉に日本語を話せる優秀な中国人の方を雇う日本企業が増えてきました。そのため転職市場に出てくる中国人の方に負けないだけの語学力、コミュニケーション力も必要となります。
中国の成長はまだまだ続くと見られており、今後中国語の価値はますます高まると考えられます。
それでは、中国語を活かすことができる業界はどのようなものなのでしょうか。
・サービス業
最近よく聞くようになった「インバウンド」という言葉、それを支えているのは中国の方達です。その影響を大きく受けているのが小売りやホテルなどのサービス業です。英語ができない中国の方のために、ホテルでは中国人の方を雇っているところも多く、その需要はかなり高いと言えます。
・製造業
人件費などのコスト面で優れる中国は日本企業の工場が多数存在します。工場とのやり取りには中国語で行われるところも多く、サービス業と同じく日本語のできる中国の方を雇うところもあります。サービス業と違い工場では指示のミスで大変な損失になる場合もあり、高い語学力が要求されます。
・IT企業
中国のIT化はここ最近で急激に成長しています。昔は人件費削減のためにプログラム開発を委託するくらいでしたが、現在ではTikTokやスマホゲームでも有名になっています。昔と違い、今や立派なビジネスパートナーと言えるのではないでしょうか。
また、中国のIT企業との共同開発の案件も増えてきており、今後IT業界でも中国語が使える人材の需要は高まりそうです。
転職に活かせるスキル ②IT技術
IT業界は今最も成長している分野の1つです。ビッグデータ、クラウド、Iotなど様々な技術が生まれ、それを使える技術者の需要も日に日に高まってきています。
ITスキルに自信が無い方でもWebデザイナーなら未経験でも転職しやすく、インターネットが無くならない限り仕事が無くなることはありませんので、非常にに魅力的な業種です。
IT業界に転職する際に欠かせないスキルが「プログラミング技術」です。未経験でIT業界に入るにはプログラミングは重要なスキルで、30歳を超えていても学習すれば十分転職のチャンスがあります。
大手の企業は20代から30代前半の若年層を好む傾向にあるので、人柄やこれまでのスキルが生かせそうなベンチャー系のIT企業が転職の狙い目です。ベンチャー企業は少数精鋭で風通しが良い企業が多く、心機一転するにはピッタリです。
ただ、35歳以上の社会人は何かと忙しく、効率よく転職活動することが必要になります。そんな時はプログラミングスクールを利用すれば転職の最短ルートを進めます。CodeCampなら現役のエンジニアのマンツーマンレッスンが365日どこでも受講可能で、忙しい社会人に最適。
転職活動も専門のコンサルタントによる手厚いサポートを受られるので、安心して転職活動を行えます。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
35歳以上で未経験の業種への転職は簡単ではありませんが、これまでのスキルを見直したり、新たなスキルを習得することで高待遇での転職も夢ではありません。
特に今回ご紹介した語学力とITスキルは特に重宝されるスキルですので、身に付けておいて損はありません。ただ、急にスキルを習得しようと思っても一人ではどうしていいか分からない時もありますよね。
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- この記事を書いた人
- ふろっく