文系出身女性エンジニアインタビュー!
今回は、株式会社ウエディングパークで現役女性エンジニアとして活躍する栗山茜さんにインタビューをしました!女性エンジニアで良かったことや、おすすめプログラミングの勉強法、文系出身がプログラミングを学ぶべき理由など、貴重なお話をお届けします。
栗山茜
プロフィール
:茨城県出身。大学では文系の学部を専攻する。大学卒業後、プログラミング未経験でありながら、2013年にウエディングパークへエンジニアとして新卒入社。ウエディングパークのシステム開発に携わる。
ー今回はインタビューを受けていただきありがとうございます!
まずは、エンジニアという道を目指したきっかけを伺えないでしょうか?
・私は高校と大学どちらも文系で、プログラミングとは無縁の生活をしていました。ですが、ちょうど大学生の頃Facebookが世界的に大流行したんですね。それで、エンジニアが作ったサービスがこれだけ世界を変えることができるんだということに感動しまして、私もエンジニアを目指そうと決めました。
ーなるほど。ですが文系出身ということでエンジニアという職に対する不安はなかったのでしょうか?
・就職活動をしているとき、周りは情報系の大学でバリバリプログラミングをやってきている人や、理系で少しだけプログラミングを学んでいる人がほとんどで、プログラミングを学ばずにエンジニアを目指していた人は周りにはいませんでした。(笑)この時に文系であることを恐れず一歩前に出てエンジニアになりたいという気持ちをアピールできたのが大きかったかもしれません。
はじめから100%理解しようとしないことが大切
ーそうなんですね!エンジニアという夢をあきらめなかったからこそ結果がついてきたんですね。
プログラミングを学ぶ上で意識していることや取り組む上で大切にしていることなどありましたら教えていただけないでしょうか?
・これは、プログラミングに限ることではないのですが、いきなり100%理解できるという気持ちで臨まないということです。新しいものを学ぶ上で最初は誰でもわからないことばかりだと思います。それを最初から100%理解しようとすると、わからないことばかりで辛くなってしまうと思うんですよ。調べてもわからないことは、恥ずかしがらずにわかる人に聞くことが良いと思います。聞かぬは一生の恥という言葉の通り、積極的に聞くことをおすすめします!
私が新卒で入社した際に、一人の先輩エンジニアの方にメンターとしてついていただいたことがあったのですが、わからないことがあったらなんでも聞いてと言われ、些細なことでも質問していました。ですので、学ぶ上ではメンター的な存在がいる状態で学習することをお勧めします。
ー「メンターの存在の大切さ」の観点だと、弊社のマンツーマンサービスと似ているものがありますね。(笑)
・そうなりますね。(笑)
ー文系の方がプログラミングを学んだことで良かったと思える体験があればお教えください。
・普段使っているサービスの”裏側”を知れることだと思います。何気なく使っているインターネットや、アプリがどうできているかわからない状態で使っていると思いますので、裏側を知ることができるという点は学ぶべきだと思います。
私自身、プログラミングをよく理解していなかった時は、極端ではありますが想像しているものは簡単にすぐできるようになると思っていました。ですが実際は、プログラミングは魔法ではなく、ひとつひとつ組み立てていかなければならないものです。エンジニアを目指す方も、そうでない方も、学んでおくとサービスへの理解が深まると思います。
ープログラミングを学んでいる時に楽しいと感じる瞬間を教えていただけないでしょうか?
・できなかったことや、手間がかかっていたことが簡単に出来るようになる時ですね。
プログラムを組む前は、手作業で何時間もかかっていたようなことが一度プログラムを組むことによって素早く・正確にできるようになると思います。その時は達成感とともに、楽しさや、嬉しさをすごく感じますね。
エンジニア職は女性にも強くオススメです!
ー(女性エンジニアがもっと増えて欲しいと思っているのですが)ずばり、女性にエンジニア職をお勧めできますか?
・強くオススメします!女性って気配りができる人が多いと思っていて、そのような細かい気配りがエンジニアとして重要な要素だと思っているんですよ。例えば、ある機能を実装するとき、エラー時の処理はどうするか、ユーザーが機能をどう使うか…などを、事前に気を配って作る必要があります。そういった細かい気配りが、バグを未然に防ぐことができたり、使いやすい機能をつくる助けになりますので、男性だけでなく、女性にも向いている職種なのではないかと思います!
ー確かに。正確さを問われるエンジニア職では細かい気配りができることは大切ですもんね!
エンジニア職をオススメとのことですが、女性エンジニアとして働く環境について詳しく教えていただけないでしょうか?
・仕事をする上で仕事内容や差別されることはないので、女性という立ち位置では大変だったことなどはありませんでしたね。
勉強会に参加しているのですが、その際に女性エンジニアの数が少ないので寂しく感じることはあります。
社内環境では、結婚に対してポジティブな方や結婚してから働く人が多いので女性の働き方に対して優しく、子育てと両立して働いている方に理解があると思います。その理解があることは職場としてとても働きやすい環境だと思います。家族愛が強い方が多く、「子供が熱を出したから帰ります」ということがあっても社員の理解があるのでとても働きやすいと思います。
ーでは、どうすれば女性エンジニアが増加していくと思いますか?
・エンジニアという職業をもっと知ってもらえることが大事だと思います。
また、プログラミングの勉強会自体は多くなってきていると思いますが、女性が参加しやすい環境を作っていければ、エンジニアへの関心も深まると思います。
さらに最近ですと、アイシングクッキーやカップケーキなどかわいいスイーツが勉強会に出てくることも多くなってきています。そういった女性がテンションを上げながら学べる場が増えると、もっと女性エンジニアが増えるのではないでしょうか。
・プログラミングは難しいというイメージがあると思うのですが、それは新しいことを学ぶ時は全てそうだと思うんですよ。プログラミングだけに限定するのではなく、諦めずに学習していけば必ず上達していきますので難しいというイメージを持たずに取り組んでいただきたいです。