- 公開日: 2017年08月30日
子供から大人まで楽しめる!Spheroの値段と使い方を解説
「Sphero(スフィロ)」というロボティックボールをご存知でしょうか?大人から子どもまで幅広い年代の方々が楽しめると話題の球形ロボット。特に最近は、子ども達のSTEM教育への活用でも注目を浴びています。今回は、ラジコン操縦もプログラミング制御もできる「Sphero」をご紹介します。
Spheroとは?
「Sphero」は2013年9月、アメリカから日本に上陸し、スマートフォンやタブレットでラジコン操縦ができるユニークな“ロボティックボール”として話題になりました。
当時は、「Sphero2.0」という商品でしたが、2016年10月、さらに教育市場向けに「Sphero SPRK Edition(スフィロ スパーク エディション)」(以下SPRK+)が発売されました。
SPRKとは、「学校=School、親=Parents、ロボット=Robots、子ども=Kids」の頭文字で、学校の先生・親子が協力してロボット工学を応用し、子どものSTEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)知識を養う教育プログラムとして誕生。
小学生(8歳以上推奨)でも使え、楽しく遊べるように落としても頑丈、水たまりの中に侵入しても大丈夫な防水シェルに入っています。SPRK+は基本的なスペックはSphero 2.0と同様ですが、プログラミングがしやすくなったのが特徴。
また、透明のボールでロボットの基盤が丸見えなため、ロボットの構造を知ることができ、教育現場で使用可能なことが魅力となっています。
Spheroの価格は?
Spheroの仲間には初代「Sphero2.0」「SPRK+」以外にも「Ollie」「BB-8」などがあります。「Ollie(オーリー)」は二輪走行の自走型ロボットで、ハードな操作をマスターし、オモチャとして遊び倒すようなロボットです。
最高速度は時速23km(秒速6m)に達し、スピン、ドリフト、ジャンプ、フリップをハイスピードで行えることが特徴です。現在は、OllieとOllie Blackの2色が販売されています。
「BB-8」は、皆さんご存知の映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に合わせて登場した商品で、ディズニーのオフィシャル製品となっています。
仕様は、「Sphero2.0」と同様ですが、見た目はBB-8を再現した可愛らしい姿をしていて、車輪付きのマグネットにより頭が常に球形の本体の上部に位置するようになっているという嬉しい工夫も。
現在は、腕のジェスチャーで「BB-8」が操作できるリストバンド型デバイス「Force Band」とのセットも販売(¥24,800)されています。
SPRK+ | BB-8 | Ollie | Sphero2.0 | |
---|---|---|---|---|
- | ||||
日本での発売時期 | 2015年9月 | 2015年9月 | 2014年11月 | 2013年9月 |
価格(税別) | ¥16,800($129.99) | ¥14,800($129.99) | ($99.99) |
Spheroで何ができるの?
Spheroを動かして楽しむ方法には2通りがあります。1つめは、無料のアプリ(iOS/Android)を使ってラジコンのように楽しむ方法。2つめは、「Sphero Edu」というアプリを使って進む方向や速度、Spheroの色をプログラミングし、Spheroに思った通りの動きをさせて楽しむ方法。
Spheroに内蔵されたジャイロスコープや加速度センサー、LEDを駆使したプログラムを作ることができます。カラフルにLEDを光らせながら、最高時速7km(秒速2m)で走行するSpheroは、見た目にも美しいため、そこがSTEMだけでなくSTEAM(Art)も学べると言われる所以となっています。
また、「Sphero Edu」は、今、流行りのビジュアルプログラミングで、日本語対応した命令ブロックを組み合わせてプログラミングするため、子どもから大人、初心者からベテランまで幅広い人がプログラミングを楽しむことができます。
最初のチュートリアルでブロック操作を学んだ後は、アクティビティやコミュニティでプログラミングのヒントを得ながら、Try&Errorで挑戦していくと楽しみながらプログラミングを学ぶことができます。
Sphero Eduには、いくつかのアクティビティが用意されていて、アクティビティを進めながらステップで学ぶことができるようになっています。
自分の作品をコミュニティで共有することが可能です。世界中のユーザーとアクティビティを通して繋がることができます。
Spheroの使い方
多くのiOSやAndroidのモバイルデバイスに対応しています。モバイルデバイスとの連携はBluetooth 4.0+(スマート)を利用。充電は専用の土台に載せる方式の無接点充電となります。
3時間程の充電で約1時間駆動可能。土台のブルーライトの点灯でフル充電を確認することができます。
アプリを起動したモバイルデバイスをSpheroに近づけることで接続をすることができます。(Sphero2.0は、モバイルデバイスのBluetoothメニューからのペアリングが必要になります。)
球形で前後の区別がないため、プログラム実行前にアプリからSpheroの後ろの位置を指定して方向を定めてから走行させます。Spheroとモバイルデバイスとの距離は大体15メートルまで接続可能とされています。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
Spheroは子どもも大人も楽しめる本格的なロボットとして魅力がいっぱいです。2020年から小学校でプログラミングの義務教育化が発表され、プログラミング教育に熱い今、親子で一緒にプログラミングに挑戦してみてはいかがでしょうか。 最近は、Spheroでプログラミングが学べるプログラミング教室やイベントもありますので、そういうものに参加して、友達と一緒にプログラミングを楽しむのもおすすめです。
- この記事を書いた人
- CodeCampus編集部