子供に持たせるなら「タブレット?スマホ?PC?」


子供に持たせるなら「タブレット?スマホ?PC?」

小中学校のプログラミング教育必修化を見据えて、子供にもスマホやパソコンが必要かな?と考えている親御さんも多いと思います。

しかし、家電量販店にいけばスマホやタブレット、ノートパソコンに、デスクトップPC、ウェアラブル、とても整理がつかないレベルに達してのではないでしょうか?

そこで今回は、代表的な端末「スマホ」「タブレット」「パソコン(ノートパソコン)」の大まかな違いについてご紹介させていただきます。

目次
  1. 子供に持たせるなら「タブレット?スマホ?パソコン?」
  2. スマホとタブレット、パソコンの根本的な違い
  3. できること(使用目的)の比較
  4. 人工知能機能は?
  5. 耐久性や携帯性の比較
  6. ペアレンタルコントロール
  7. 1つの端末を兄弟姉妹などで使う場合
  8. 価格の比較
  9. まとめ

子供に持たせるなら「タブレット?スマホ?パソコン?」

スマホとタブレット、パソコンの根本的な違い

image 各デバイスの根本的な違いは、OS(オペレーティング・システム)とスペック、それから使用目的です。

OSについて

パソコンは、WindowsやOSX、Linux製のOSを搭載しています。一方、スマホやタブレットは、AndroidやiOSといったOSを搭載しています。 いったいパソコンとスマホ・タブレットのOSでは何が違うのでしょうか? 普段パソコンやスマホを使っていてもあまり気づかないかもしれませんが、大まかな違いをご紹介します。

パソコンで使うOSの『Windows』や『OSX』は拡張性に優れ、ソフトウェア、アプリの起動だけでなく、プリンターやUSB、プロジェクター出力など広範囲のデジタルサービスを利用することができます。主に仕事や勉強をサポートしたり、プログラミングによって新たなサービスやアプリを創造することができます。 一方、スマホ・タブレットで使われるOSの『Android』や『iOS(iPhone、iPad)』は、アプリケーションの利用やWeb検索、通話がメイン。これは、主に日常生活をサポートしてくれ、新たなWebサービスやアプリを開発する目的には使用されません。

各OSが持っている機能・拡張性については、OS自体のパッケージ容量でイメージができると思います。 明らかにパソコン用OSの方が容量が大きく、たくさんの機能を備えていることに気づきます。

■各OSの容量■

  • Windows10 16GB以上
  • OSX(Mac) 8.8GB以上
  • Android(4.2) 850MB以上
  • iOS(11) 1.7GB以上

スペックについて

どうせアプリやWebを使うならストレスフリーでサクサク早く使いたいですよね。 各デバイス毎に見た目が違えばスペックも大きく異なります。 まず手持ちのパソコンとスマホで同じプログラムを実行して、処理速度を比較してみました。

【結果】

パソコン 約0.5秒 スマホ 約11.6秒
image image

スマホに比べてパソコンの方が、20倍以上処理が早いことに気づきます。

【使用したプログラム】
単純な計算を 1000万回するのにかかる時間(コード)。PHP 5.6.20で実行。

【使用した環境】

パソコン スマホ
Ubuntu16.04 Intel® Core™ i7-7500U CPU @ 2.70GHz × 4 Zenfone2 Intel Z3580 2.33GHz

次にタブレットとスマホの処理速度の違いを見てみます。 こちらは公開されているベンチマークを参考にさせていただきました。

iPad Pro 10.5 iPhone 7
スコア 305,387 スコア 70,283

参考文献:CPU Rating

タブレットってスマホをただ大きくしただけではないんですね。

できること(使用目的)の比較

なんとなくそれぞれのデバイスでできることをイメージできるものの、可視化してみるとより具体的に違いがわかります。

ノートパソコン タブレット スマホ
Scratch*
CodeMonkey**
子供向けプログラミング言語(オンライン型)***
アプリ開発
Web開発
プログラミング学習
レポートの作成
SNS
写真撮影
動画視聴
通話
子供の位置情報
* Scratch/子供向けプログラミング教室でよく採用されているビジュアル・プログラミング言語です。
** CodeMonkey/子供に人気のプログラミング学習コンテンツです。
*** 子供向けプログラミング言語/Code.orgで公開されているような子供向けのプログラミング言語を指します。

人工知能機能は?

20年前に比べるとパソコンと携帯電話は身近なものになり、10年前に比べるとスマホも身近なものになりました。今後10年20年先ロボットや人工知能が身近なものになると予想されます。 早いうちからロボットや人工知能に触れておくと、お子さんもコンピュータやプログラミングに抵抗がなくなるのではないでしょうか。 各デバイスの人工知能対応状況を確認してみましょう。

人工知能 備考
パソコン Windows(Cortana)、Mac(Siri)
タブレット Android(Googleアシスタント他)、iPhone(Siri)
スマホ Android(Googleアシスタント他)、iPhone(Siri)

基本的にどのデバイスでも無料で人工知能を使うことができます。

耐久性や携帯性の比較

子供に電子機器を持たせるとき、一番心配なことが「壊れる」ではないでしょうか?自分の子供が壊さないとしても「友達に貸した際に」とか「ジュースをこぼして」とか様々な破壊の可能性があると思います。 そこで各デバイスの耐久性や携帯性を確認してみます。

パソコン タブレット スマホ
耐破壊性 画面割れリスクあり (カバー必要) 画面割れリスクあり (カバー必要)
防水性 防水カバーで対応可能 防水カバーで対応可能
防塵性
保証料 ¥23,800(MacBook、3Year) ¥9,400(iPad、2Year) ¥750/月(SoftBank、iPhone7)

お子さんの年齢や環境にもよると思いますが、パソコンは室内、タブレット・スマホは屋外可といったところでしょうか。

ペアレンタルコントロール

子供にスマホをもたせるとき一番?心配なのことが「使い過ぎ」「有害サイトへのアクセス」「SNS依存症or心配になる友人関係」ではないでしょうか? この心配事をクリアしてくれるツールとして「ペアレンタルコントロール」があります。 ペアレンタルコントロールは、OSに標準で付いているものや専用アプリをインストールして使う場合、シマンテック社などの有料セキュリティから利用できる場合など、料金と機能はいろいろです。 iPhoneやMac、Windowsは標準搭載、Androidはアプリのインストールでペアレンタルコントロール可能。

1つの端末を兄弟姉妹などで使う場合

ご兄弟ご姉妹がいらっしゃるご家庭では、1つの端末を複数人で使うケースも考えられます。 パソコンはもちろん、タブレットもスマホもユーザー毎にアカウント設定をすることが可能です。

価格の比較

各デバイスの価格例をご紹介します。 基本的にWindowsやAndroid系はリーズナブルで、経済的負担も少ないですね。

端末 機種 価格 備考
パソコン Windows ¥38,000程* Acer - Aspire ES 13
パソコン ChromeBook ¥68,000程* 海外の教育現場で人気のOSシリーズ
パソコン MacBook \142,000程* MacBook 12inch
タブレット Android ¥28,000程* Huawei 11inch
タブレット iPad ¥69,800〜* iPad Pro 10.5inch
スマホ iPhone ¥72,800〜* iPhone7 4.7inch
スマホ Android ¥40,000程* Xperia XZ Premium 5.5inch

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まとめ

今回パソコン、タブレット、スマホの大まかな違いをご紹介させていただきました。経済的負担や安全面もあると思いますが、できるなら大人と同じようにスマホ(もしくはタブレット)とパソコンの両方を持たせてあげるのが懸命と考えます。

それは子供が今後大人になった時に、どちらのデバイスも必要になることと、先進教育を取り入れている立命館小学校ではパソコンもタブレットも使って学んでいるからです。 おもちゃに比べて電子機器は高いので気が引けますが、ご自身の端末を買い換えて、お古を子供に持たせる、という手もありと思いますよ。(我が家はそうしています。)

thumbnail: frank mckenna


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