- 更新日: 2022年06月02日
- 公開日: 2017年02月24日
プログラマーの資格にはどんなものがある?持っていれば役に立つ資格をまとめてみました
プログラマーの仕事は、特に資格がなくても始められます。作ったプログラムそのものが、その人の実力の証明となります。
しかしITに詳しくない管理職や顧客、採用担当者からすれば、プログラマーにどれだけの能力があるのか把握しづらいケースも多々あるようです。もしあなたの仕事の内容に合致する資格が運良く存在すれば、実力を測る目安として利用してみてもよいのではないでしょうか。
プログラミング言語やIT技術の急速な変遷によって、資格の体系も変化しています。現在行われている主な資格をご紹介します。
基本情報処理技術者試験
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する、ITエンジニアの登竜門ともいわれる資格です。高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用ができる能力が求められます。システム設計・開発のほか、情報戦略に関する予測・分析・評価および提案を上位者の指導の下で行うことができるレベルが想定されています。
応用情報処理技術者試験
同じく独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施していて、基本情報処理技術者試験よりも上位に位置するのが応用情報処理技術者試験です。システム設計・開発においては上位者の方針を理解し、自ら技術的問題を解決できることに加え、プロジェクト管理やチーム運営ができる能力が求められます。
情報技術を活用した戦略立案に関しても、意思決定者により近い立場で行う業務を行えることを想定されている資格です。
【Java】Oracle Certified Java Programmer
大手ソフトウェア会社Oracle社が実施しており、Java SE 8(一部SE 7)を対象としています。業界標準に準拠した高度なスキルを証明すると謳っています。難易度によって
- Bronze
- Silver
- Gold
【Java】Javaプログラミング能力認定試験
ビジネスに関する検定を開発・主催する株式会社サーティファイによる認定資格です。Javaに関する基本知識を持ち、オブジェクト指向に基づきアプレットやアプリケーションプログラムを作成できる能力が求められます。
難易度によって
- 3級
- 2級
- 1級
【PHP】PHP5技術者認定試験
一般社団法人PHP技術者認定機構が運営する資格。ITスキル標準(ITSS)に対応しています。
難易度によって
- 初級
- 上級(・準上級)
- ウィザード
※ITスキル標準:経済産業省が定めている、個人のIT関連能力を職種や専門分野ごとに明確化・体系化し、人材に求められるスキルやキャリアを示した指標のこと。ITスキル標準にはレベル1からレベル7までがある。この試験ではレベル1~3に対応。
【Ruby】Ruby技術者認定試験(Ruby Association Certified Ruby Programmer)
Ruby技術者としての技術力を公正に評価され、高い水準のRubyによるシステム開発能力を持つことを認定される試験です。Rubyベースのシステムを設計、開発、運用するエンジニア、Rubyでシステム提案を行うコンサルタント、Rubyを教える講師などを対象にしており、プログラマーからステップアップしたい人も挑戦できる資格です。
難易度によって
- Silver
- Gold
【C言語】C言語プログラミング能力認定試験
株式会社サーティファイによる認定資格。言語を駆使して応用プログラム(言語処理系、ユーティリティなど)を作成する能力が求められます。
難易度によって
- 3級
- 2級
- 1級
【Visual Studio】Microsoft Visual Studio 認定
Microsoftが運営する資格です。大きく
- マイクロソフト テクノロジー アソシエイト (MTA)
- マイクロソフト認定ソリューション アソシエイト (MCSA)
- マイクロソフト認定ソリューション デベロッパー (MCSD)
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
プログラマーが資格を取るメリットとは
資格取得を目指すメリットといえば
- ある程度出題範囲がわかるので、体系的に学習ができる
- 目標があるので、学習中のモチベーションを保てる
- 上司や採用担当者など第三者からの客観的な評価が可能になる
- 自分が保有している技術を可視化でき、今後の転職やキャリアプランを考える際の参考になる
- この記事を書いた人
- murase miho