ご存知の方も多いと思いますが、日本経済再生本部が発表した日本再興戦略2016において2020年からIT人材の育成を目的として小学校でプログラミング教育が必修化される方針が示されました。
プログラミングといえばパソコンに難しい英語を入力して作成するイメージがありますが、小さいうちはプログラミング言語というよりも、プログラミング的思考(自分の意図した動作をさせるための論理的思考)を養うことが重要といえます。
まだまだ先の事、と思っている保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、早いうちからプログラミングに親しむことができれば学校でもスムーズに学習に取り組めます。また、将来IT関係の仕事に就くかどうかにかかわらずプログラミング的思考を学ぶことはこれからの若い世代には必ずプラスとなるはずです。
そこで今回は遊んでいるうちにプログラミングに親しみを持つことができ、論理的な考え方を身に付けられるプログラミンググッズをご紹介します!
幼稚園児におすすめなプログラミンググッズ
幼稚園に通う子の中には文字を書いたり読んだりすることがまだできない子もいるため、あまり本格的なものより感覚的に楽しくプログラミングの基礎や仕組みに触れられるプログラミンググッズが最適です。
Cubetto

画像出典:Cubetto
注意
価格は2018/4/25時点での価格となります。
キュベットはイギリスのPrimo Toys社が製作したプログラミングが学べるキュートな木のおもちゃです。ボードにコーディングブロックと呼ばれる動きを指示するブロックをセットしボタンを押すとキュベット(キャラクター)が指示通りに動きます。
キュベットの優れている点は手を使って簡単に動きをプログラミングできる点です。おもちゃに触りながら感覚的にプログラミングを覚えることができ、ボードにブロックを置いて動きを確認するといった試行錯誤が簡単にできます。
ワールドマップとストーリーブックが付属しているため、「ここを通ってからゴールしよう」「ここは危ないから避けて通ろう」などの目的意識をもってキュベットを操作できるようになります。ストーリーブックを読んであげることでキュベットの世界がさらに好きになるでしょう。
イギリスでは教具として使用されることもあり、その実用性と効果は高いと考えられます。
Code-a-pillar

画像出典:Code-a-pillar
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価格は2018/4/25時点での価格となります。
コード・ア・ピラーはアメリカのFisher-Price社が販売している、いもむし型のプログラミングおもちゃです。いもむしは複数のパーツから構成されており、そのパーツを組み合わせて様々なことができます。
パーツはサウンドがでるパーツや動きを決めるパーツがあり、子どもの好奇心をくすぐります。パーツを接続したときに音が鳴ったり、目の部分にライトがついていて光ったりと楽しい仕掛けがたくさんあるため、飽きずに何度でもトライしたくなります。
コード・ア・ピラーはただ単に作って動かすだけではなくゴールに到着するという目的を設定することで、それを達成するにはどうすればよいかという考える力を養うことができます。
ユニークな見た目からいかにも知育という感じではなく触って遊ぶおもちゃという感じなので、3歳くらいの小さな子や勉強が嫌いな子でも抵抗なく遊びながらプログラミングを学べそうです。
Osmo Coding

画像出典:Osmo Coding
注意
価格は2018/4/25時点での価格となります。
オスモコーディングはiPadを持っていない方は動かすことができませんのでご注意ください。
オスモコーディングはアメリカのTangible Play社が開発したiPadとカラフルなブロックを使って画面の中のキャラクターを動かすプログラミンググッズです。対象年齢は5歳からですが、それより下の年齢の子どもでも大人と一緒なら問題なく遊べます。
キャラクターの動きを指示するブロックには数字以外の文字はなく、イラストと矢印だけで構成されているため、文字が読めなくても感覚的に操作できます。iPadとブロックはWi-FiやBluetoothではなくiPadのカメラで連動するのも特徴です。
最初はブロックの単純な組み合わせで進めることができますが、ステージが進むにつれ複雑なブロックの組み合わせが必要になるため、やりごたえも十分です。
小中学生におすすめなプログラミンググッズ
小中学生になると文字の読み書き、計算や英語など様々なことを学習します。また論理的な考え方も幼稚園の頃よりもかなりできるようになるため、より実践的で高度なプログラミング技術を習得できるようになります。
そのため少し複雑ですが色々なことを試すことができ、知的好奇心をくすぐるようなプログラミンググッズがおすすめです。
レゴマインドストーム EV3

画像出典:レゴマインドストーム EV3
注意
スタートセットとは基本セットにDCアダプターとプログラミングガイドを含めたセットのことです。
レゴマインドストームEV3はレゴブロックで組み立てられたロボットをインテリジェントブロックにプログラムすることによって、自由に制御することができるロボティクス製品です。
ロボットの動作はパソコンかタブレットに専用アプリをインストールしてプログラミングを行います。プログラムは直感的に操作できるようデザインされており、ドラッグ&ドロップで簡単なものから複雑なものまで作ることができます。初めてでもサンプルやチュートリアルがあるので安心です。
レゴマインドストームEV3はロボットプログラミングとしては歴史が古く、学習キットとしてはかなり豊富な機能をそろえていますので、レゴが好きな子から本格的なロボットプログラミングを学びたい子まで満足できる内容となっています。
ソビーゴ こどもロボットプログラミング

画像出典:ソビーゴ こどもロボットプログラミング
ソビーゴとは株式会社ワイズインテグレーションと株式会社ナチュラルスタイルが共同ではじめたプログラミング教育プロジェクトのことです。そのプロジェクトで小中学生向けのプログラミンググッズがソビーゴこどもロボットプログラミングです。
ソビーゴこどもロボットプログラミングは専用プログラミングパソコン「IchigoJam」とロボットパーツを使ってロボット(ソビーゴ)を作成し様々な動きを命令することができます。ソビーゴは段ボールでできているため、見た目を自分でカスタマイズすることで愛着がわき、より関心を持てるようになります。
専用プログラミングパソコンといっても動きを指示するための簡単なコード(命令)のみなので小学校高学年から中学生くらいなら問題なく動かすことができます。自分で作って指示して動かすというロボット作成の醍醐味を体験することができます。
コード入力のシンプルさや、段ボールボディの組み立て作業の面白さから日本の教育機関で教材として使用されたこともあります。
KOOV

画像出典:KOOV
注意
価格は2018/4/25時点での価格となります。
クーブはSONYが開発した付属のブロックで「かたち」を作り、プログラミングで「動き」を与え遊ぶ、ロボットプログラミングの学習キットです。ロボット製作を通じで創造性、探求心、思考力を育むことを目的として作られました。
クーブはレゴブロックのようなカラフルで凹凸のあるブロックと動きや表現のもととなる電子パーツの2種類のパーツでロボットを組み立てます。動きを設定するのは専用アプリをインストールしたタブレットなどから行います。
アプリを起動するとロボットレシピがあるので、お手本を見ながら作成することができ、初めてでも安心して学習することができます。プログラムは少し複雑ですがあらかじめ用意されているものもあるので、それを参考にすることですぐに動くロボットが作れます。
また与えられたミッションをクリアしていくことで自然とプログラミングが身に付く学習コースもあるため、すぐに飽きてしまうことがないのも魅力的です。最終的には学んだ知識を活かして自由製作を行いそれを公開することで仲間たちと共有できます。
Nintendo Labo

画像出典:Nintendo Labo
ニンテンドーラボはニンテンドースイッチを使った「つくる」「あそぶ」「わかる」をコンセプトにした全く新しいコンテンツです。付属の段ボールでピアノや釣り竿、バイクなどを作り、ニンテンドースイッチと連動させることで新しい遊びを作り出すことができます。
ニンテンドーラボにはToy-Conガレージというものがあります。これは段ボールで決められた遊びを作るのではなく、遊び自体を自分で作ってしまうというコンセプトなのです。
ニンテンドースイッチの本体とToy-Con(コントローラー)で入力(〇〇をすれば)と出力(〇〇が起こる)を設定することで色々な遊びを生み出すことができます。入力と出力の設定方法もタッチ操作で設定できより直感的にプログラミングすることができます。
かなり独創的で自由度の高い遊びを作ることができるため、想像力や柔軟な発想を養うことができそうです。段ボールの作り方やプログラミングの基礎などの説明も、図解をおりまぜながら分かりやすく説明してくれますので、ニンテンドースイッチをお持ちの方は検討してみてはいかがでしょうか。
現在、私たちの生活とITは切っても切れない関係にあります。ビッグデータ、IoT、人工知能などの最先端のIT技術はこれからまだまだ発展し、そのためには優秀な人材がより多く必要となります。
経済産業省が発表したIT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果によると、今後IT人材の供給力が低下するにもかかわらずITニーズが拡大するため、2030年には最大で79万人もの人材不足となると予想されています。
このようなIT人材不足問題や海外でもプログラミング教育が進んでいることから、これからの学校教育においてプログラミングの重要性は日に日に高まっていくことは間違いありません。
これから始まるIT新世代に乗り遅れないためにも、子どもが小さいうちからプログラミンググッズを上手に使って親子で一緒に楽しくプログラミングを学んでみてはいかがでしょうか。
