- 更新日: 2020年07月31日
- 公開日: 2020年07月25日
MakeShop・Wixなど、ネットショップ開設サービスを比較してみた!
withコロナとなった現在、なんとか収入を維持するために、ネットショップを検討されている方や始めた方も少なくないと思います。 BASE、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、MakeShop、カラーミーショップ 、Wix.comなどなど、たくさんのネットショップが存在していて、どれをどんな基準で選べばいいのかもわかりにくいですよね。
この記事では、上記のネットショップ開設サービスを比較して解説します。
各サービスをすっきりイメージングし、目的にあったサービス・セレクトにお役立ち頂ければ幸いです。
免責: Amazon や 楽天市場、 Yahoo!ショッピング などの手数料は複雑で、一律ではありません。今回は "仮" の手数料率 を設定し、比較検証しました。算出に用いた手数料率は Google シート にありますので、より具体的に検証したい場合、確認したい場合は、 Googleシートをご確認くださいますようお願い申し上げます。 また業務関係でどこかのサービスを優位にしようと、情報操作は行っていないつもりです。 各サービスとは関係のない ”町のWeb屋 大島” が本稿を作成させて頂いております。
ネットショップ開設サービスの比較と注意点
ネットショップ開設サービスの手数料を比較(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、BASE、MakeShop、カラーミー、Wix、ペライチ)
ネットショップの開設サービスでよく目にするサービスの ”手数料” を比較してみました。
詳細データ: Google シート
売り上げ 0 円から 1,000万円までの推移で、手数料がどれぐらいかかるか各サイト毎にシミュレーションしてみました。
手数料 1位は 楽天市場で、 2位 は Amazon。どちらも集客に自信のあるサイトで、手数料が割高なのは仕方ないかもしれません。また 1,000万円でシミュレートすると楽天の方が Amazon より手数料割高にある傾向ですが、 1,800万円付近を境に Amazon の方が手数料割高になります。
楽天市場の場合は、年間の出店料(約66万円)こそ高いものの手数料は 6.7%〜 程度で Amazon の 8% 〜 15% に比べると割安。この差が 1,800万円付近で出てきている、というわけですね。
それから 3位、4位にランクインしているのは Yahoo!ショッピングと BASE。両者とも手数料形態を ”売り上げ実績に伴う比例型” としているため、売上金額 200万円を超えた付近から他のサービスに比べて手数料が多くなっていることに気付きます。 あとの Wix や MakeShop、 カラーミーショップ、オリジナルの ECサイトなどは、ほぼ同じであることが確認できますね。
「えっ、手数料あまり変わりないの? MakeShop か Wix で悩んでいるんだけど、何を材料に決めればいいの?」と思う方も少なくないですよね。次は各サービス毎の特徴を踏まえて、サービス選びを考えていきたいと思います。
上記グラフの手数料は、各サービスのスタンダードなプランを用いています。例えば、 MakeShopはプレミアムショッププラン、カラーミーはレギュラー、Wix.comは ビジネス、 ペライチはビジネス といった具合。また算出に用いた手数料率などは、リンク先のシートにある各サービスの参照ページを使用。
1年間にかかる手数料として計算
手数料には、登録料やシステム維持費が含まれています。また Amazon や 楽天は、カード決済手数料込の利率となっていたことから、その他のサービスもカード決済した場合のカード決済手数料を加味しています。
サイトの作成コスト、商品登録コストは加味していません。
ネットショップ開設サービスを目的別に比較
ネットショップは個人規模から問屋規模まで幅広く、どのプラットフォームが自分・自社にあっているか分別しにくいですよね。
今回は以下の項目に焦点を当てて、サービスの適性を検討してみました。
- 売る商品
- 集客力
- 開店時期
まず販売する商品ですが、 JANコードのないオリジナル商品を販売する場合は、基本的 Amazon は ❌ に考えた方が無難です。ハンドメイド品や一般流通していない商品を販売する場合は Amazon 以外のプラットフォームを選択しましょう。
Amazon に商品登録する際、 JAN コードなどを記載する必要があります。 JAN コードがない場合でも対応可能とありますが、実際に出品できるかどうかは Amazon 側の判断になりますので、出品できない、出品を取り下げられる、ということも起こりうります。
次に「集客力」ですが、実店舗なし・イベント出店なし の場合は、ネット上にお店を開いても集客できるかどうかが難しいところ。この場合は集客力に自信のある Yahoo!ショッピングや 楽天市場 が無難でしょう。 MakeShop については、 Yahoo!ショッピングなどへの連携機能があるので、「集客ダメだな」と思ってからモールと連携しても良さそう、ただし連携した場合は、別途手数料 11% などがかかります。
「実店舗あるし、とりあえずネットショップを開設したい」という場合は、次のファクターとして「開店時期」を考える必要があるでしょう。 ネットショップの開店時期、一つの検討要素としては「決済サービスの認証」が挙げられます。 2020年 4月以降コロナ社会でネットビジネスを始める方が増え、ネット決済を利用する際に利用となる「ソニーペイメント」や「イプシロン」との契約に 4、5 週間かかるといわれています。仮に ”承認ありき” で準備を進めていってもいいかもしれませんが、少し怖いですよね。
このようにネットショップには「決済サービスの認証」が必要になるのですが、中には「認証」を待たずに直ぐにネットでカード決済などを実行できるプラットフォームもあります。
- BASE
- Wix
- ペライチ
- オリジナルサイト(決済サービス:Stripe使用時)
BASE は年商 1,000万円になると手数料が割高でしたが、あとの Wix や ペライチは安い方でしたよね。この辺りまでフローを進めると、だいぶ自分・自社にあったサービスを絞り込めるようになったと思います。
ただし、ペライチには「商品一括インポート機能」などはないので、商品点数が数十、数百になる場合はあまり適していないサービスと考えられます。つまり
- オリジナル商品も販売したい
- 集客はなんとかなるだろう
- なるべく早く開店したい
- 手数料は安め
となると、「Wix.com」か「オリジナルサイト」の 2択に。実際に Wix.com を使って、操作感等を確認してみることをお勧めします。
ネットショップ開設サービスとお店のデザイン
ネットショップを開くにあたって、やっぱり自分色・自社のカラーを出して売り上げを伸ばしていきたいですよね。 成功しているネットショップをみると、どれもお洒落で、中にはあんな風なデザインのショップを作ってみたい、とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
左 Wix.com製 : https://www.vintique-watch.com/shop 右 カラーミーショップ製 : https://www.sousou.co.jp/
しかし実際には、納得のいくデザインに仕上げようと思うと、想像以上の労力が必要になるかもしれません。例えば Wix.com や 楽天市場 は思い通りの Web デザインを実現できる ドラッグ&ドロップ のデザイン機能がありますが、他の Yahoo!ショピングや MakeShop、BASE に ペライチ などは自分で作成するかプロに依頼する必要が出てきます。 そしてお店を運営されている方ならお分かりと思いますが、お店のデザイン、売り上げや時期に応じて変えたい時、ありますよね。つまり変更や修正はつきもの。
長い目で見れば、自分たちでも多少 Webデザイン できた方が ○ ということですね。
ネットショップを運営する際にあった方がいいデザインスキル
普段ネットショップを利用されている方ならご想像付くと思いますが、主に以下のスキルがあるとネットショップの運営がスムーズでしょう。
- 画像加工スキル
- イラスト作成スキル
- HTML、 CSS スキル
仮に自分は店舗運営に集中して、デザイン的なことはフリーランスに委託する、というパターンもあると思いますが、実案件をみていますと ”危険” な依頼案件も少なくありません。例えば「今ここに表示されているものを、あそこに動かして欲しい」といった内容。確かに作業としては簡単ですが、問題は動かしたあとの ”デザイン崩れ” です。「そんなもんプロやったらどうにかできるだろっ!」と思われるかもしれませんが、ブラウザ上で画像や文字を表示するにはルールがあり、できないこともあります。
- お店側 『依頼したこと(ご自身のイメージ)と結果が違う!』
- フリーランス側 『要件は満たしています、承諾ください』
こういった話は珍しいものではなく、いわゆる ”コミュニケーション問題”。慣れているフリーランスの方であれば大丈夫と思いますが、ご自身でもある程度 "Webデザイン" を知っておくと、ショップデザインもイメージしやすいと思いますし、納得のいく店作りに邁進できると思います。
そのためには Web デザインの ”勉強や体験" ですが、開店準備の忙しい中、中々時間をとることはできませんよね。そこで「プログラミング・スクール!」というわけです。
ネットショップとプログラミングスクール
「えっ、開店資金も逼迫しているのに、スクール?」と思われがちですが、”分割” にすれば 月々 7,700円 で Web デザインを学習することができます。
「時間はない」「お金もない」でも ”納得” いくものを、ということであればオンラインのプログラミングスクール 「CodeCamp」 で Webデザインの世界を体験してみませんか? 今まであまりパソコンに触れてこなかった方も、これからネットの世界で商品を売るのだったら、少しぐらい人より詳しくなっておきたいですよね。また売り上げが伸びてきた時に必要になってくる”分析”も、普通はエクセルなどを使うと思いますが、”データベース”の世界がわかるようになると、”分析力”はグッと上がります。他店では実施していないような新しい機能やサービス、つまりアイディアを発見できるようになるはずです。
楽天市場の SketchPage や Wix.com もドラッグ&ドロップでデザインといっても、細かい部分の編集には HTML や CSS の知識がある方が吉。他の MakeShop や BASE などは HTML、 CSS の知識がないとデザインを編集できないと思いますので、「プラットフォームを選べばあとは商品登録してOK」と思われている方は要注意でしょう。
月 7,700円は、 CodeCamp の Webデザインコース 2ヶ月プラン(162,800円) を 24回ボーナスなしで試算した場合の月額料金。初回は 9,143円。
\一流デザイナーのスキルが身に付く/
まとめ
今回主だった ネットショップ開設サービス を『手数料』、『目的』、『デザイン』で比較しました。 これにくわえて集客や取扱商品、アフターサポートまでを考えると本当に選択要因が多く、決めるのも一苦労ですよね。
さらに今は SNS に MEO、 SEOに対する構造化など、ネットショップを選ぶ基準は多様化しており、今後もどんどん変化していくと考えれます。対応できないと売り上げに少なからず影響するでしょう。
先ほどプログラミングスクールでWebデザイン学習をおすすめしましたが、変化に対応し続けるには IT全般の知識も重要です。 CodeCampには、そういったIT全般の知識を学び、 IT リテラシーを高めるための 『テクノロジーリテラシー 速習コース』があります。
まずは無料体験からお気軽に始めてみてはいかがでしょうか。
- この記事を書いた人
- オシママサラ