- 更新日: 2018年11月15日
- 公開日: 2017年02月24日
IT業界では必須かも?とっておきたい資格5選
IT業界に入るとしたらどんな資格が必要?とIT業界に関心があったり、IT業界に入りたいと思っている方であれば考えたことがあるかもしれません。IT業界で仕事したいと思ったときに、自分のITに関する知識や技術の証明となるものの一つが資格です。
基本的にIT業界は「技術があれば、資格は持っていてもいなくても関係ない」というスタンスであることがほとんどですが、技術があることが端的にわかるのが資格の意味であるといえるでしょう。
そこで今回は、IT業界で仕事をするならとっておきたい資格をまとめました。これからIT業界で仕事をしていきたいと考えているかたはチェックしてみてください。
IT業界に入るとしたらどんな資格が必要?
ITパスポート
経済産業省が認定する国家試験であるITパスポート試験。通称では「Iパス」と呼ばれます。日常的にパソコンなどの情報機器を仕事で使用することは、現代の仕事において避けることが難しくなっており、ITに接する必要性は高いです。
そんな現代において、パソコンの基本機能やセキュリティの重要性などについて、基本的な知識やモラル、さらにはIT活用を積極的に進めていくための知識を確かめる試験がITパスポート試験です。ただし、ITに関する試験では、かなり初歩的なものになります。IT系の資格を取得したいときの入り口として試しに受けてみるもの、くらいに考えるのがよいかもしれません。
資格を取得した際に企業からもらうことができる手当の平均としては、以下のとおりです。手当をもらうことができる資格のためのウォーミングアップとして考えたほうがよさそうですね。
資格手当支給額(平均):0円 合格報奨金支給額(平均):0円
(IT系の資格手当・報奨金のランキング表より引用)
基本情報技術者
ITエンジニアとして業界で働くのであれば、基本的に全ての人が知っている知識を問う資格です。システム開発を行うときに必要な、幅広い知識を総合的に身につけることができます。そのため、エンジニアを目指す初心者はここから勉強をはじめる場合も多いです。未経験からITエンジニアになるための登竜門的な資格とも言えるでしょう。
また、基本情報技術者を習得した後には、上位の資格として応用情報技術者があります。さらなるスキルアップを目指したいエンジニアがキャリアアップのために取得することが多い人気資格です。 資格を取得した際に企業からもらうことができる手当の平均としては、以下のとおりです。
資格手当支給額(平均):4,650円 合格報奨金支給額(平均):28,259円
(国家資格が有利?IT系資格で会社にいくらもらえるか表より引用)
データベーススペシャリスト
近年、ビッグデータをはじめとしたデータ領域に関する仕事の需要が高まっているので、データベーススペシャリストは注目の資格と言えるでしょう。データベーススペシャリストとは、情報システムの企画や開発、運用・保守についての技術を問う資格です。
この資格を活用することができる就職先としては、情報システムやネットワーク関連の企業が中心となります。具体的な仕事としては、データモデル化技術やデータ管理システム技術によって基幹データベースの計画や設計、運用・保守のほか、データベースに関する技術支援も行うことが多いです。資格を取得した際に企業からもらうことができる手当の平均としては、以下のとおりです。
資格手当支給額(平均):9,333円 合格報奨金支給額(平均):98,571円
(国家資格が有利?IT系資格で会社にいくらもらえるか表より引用)
システムアーキテクト
システムアーキテクトとは、コンサルタントが策定した経営戦略を実現するための情報システムまたは組込みシステムの開発を手動し、システム全体から技術的な指導や調整を考える能力があるかどうかをはかる資格です。
この資格を活用することができる就職先としては、プログラミング系・情報セキュリティ系関連企業などが中心となります。実際に仕事をしていく上では、全体を考えつつ巨大なシステムのデザインを描くことができる技術力はもちろんのこと、理想と顧客の要求、ベンダーの考えなどについて折り合いをつけていくコミュニケーション能力なども要求されます。
まずはアプリケーションやシステムの開発からキャリアをスタートさせる場合が多く、開発の能力があるプログラマの次のステップとして取得しておきたい資格の一つと言えるでしょう。資格を取得した際に企業からもらうことができる手当の平均としては、以下のとおりです。
資格手当支給額(平均):15,000円 合格報奨金支給額(平均):80,000円
(IT系の資格手当・報奨金のランキング表より引用)
プロジェクトマネージャー
情報システムの開発や運用側として、システムアナリストの策定したプランの実行にむけて、プロジェクトの指揮や監督を行うのがプロジェクトマネージャーです。システム開発の要素技術はもちろんですが、プロジェクトの管理、またそれに関連する法令などの幅広い知識が必要になってきます。
そのために上記でご紹介したシステムアーキテクトのような、他の高度情報処理技術者として実際のシステム開発の経験を積んでいることが必要とされ、試験に関してもかなり難易度が高いです。国家資格の中でも合格率が一番低く、実務経験者でも合格が非常に難しい試験として知られている試験になりますね。
難易度の高さもあってか、プロジェクトマネージャの社会的な需要は高く、IT業界の資格では花形とされています。資格を取得した際に企業からもらうことができる手当の平均としては、以下のとおりです。
資格手当支給額(平均):14,900円 合格報奨金支給額(平均):125,952円
(国家資格が有利?IT系資格で会社にいくらもらえるか表より引用)
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
扱う分野や難易度、合格によってもらえる手当も資格によってさまざまです。そのため、まずは自分がどんな分野で活躍したいのかを見きわめた上で資格取得を検討していきましょう。
まずは、どんなエンジニアを目指すのかをよく検討した上で、資格の取得を考えるのも一つの手段といえます。IT業界で活躍できる資格を取得したいと考えているかたの参考になれば幸いです。
- この記事を書いた人
- 黒田剛司