未経験からエンジニアへの転職を実現している人は、どのようにプログラミングを身に着けて転職を成功させているのでしょうか?
今回はCodeCampGATE(現:エンジニア転職コース)の1期生として、エンジニアへ転職した三吉 愛さんにプログラミング学習・転職の経験談を伺いました。過去にはビジネスコンテストで優勝した経験もあり、チャレンジ精神が旺盛な彼女がどのようにエンジニアとしての転職を実現したのかを語っていただきました。
※三吉さんが受講したコースはCodeCampGate(現:エンジニア転職コース)です。このコースの特徴は
- 4ヶ月に及ぶ基礎学習と実践演習
- 計40回のマンツーマンレッスン
- 職務経歴書の添削、模擬面接、エンジニアメンターによる推薦状の作成、など充実したキャリアサポート
未経験からエンジニアに転職するまでを徹底的に支援するコースです。コース詳細はこちらから確認してみてください!
▶︎https://codecamp.jp/courses/engineer
エンジニアに転職しようと思った理由
――ITエンジニアになろうと思ったキッカケを教えてください
以前に出場したビジコンで賞を頂いた際に、プロトタイプぐらいは自分で作ってみようと思って始めたのが最初のきっかけです。
前職が機械系で歯科用のCAD/CAMの開発・導入に携わっていて、プログラミングをしたことはなかったのですが、機械・パソコン関係は特に苦手意識もなかったので。
実際にプログラミングを始めてみると、思った以上に楽しくて「はまっちゃった」というところが始まりですね。
毎日、プログラミングが楽しい
――実際にエンジニアになってみてどうですか?
今までの仕事と比べるのは難しいですが、今は毎日すごく楽しく働いていますね。本当に良い会社とご縁があって幸せだなと思っています。
プログラミングは、自分が書けばすぐに結果が反映されるので、そういう所がすごく合っていて。
ちょっと書いて結果が出て「OKだった、ダメだった、じゃあ直そう」とか、パパパッと進んでいく感じがパズルを解いていくような感じですごく楽しいですね。逆に進まないときはとてもつらいですが。笑
実務経験がない講師では、十分なスキルを習得できなかった
――CodeCampGATE(現:エンジニア転職コース)を選んだ理由を教えてください
プログラミングを身につけるにあたって、最初は独学でオンラインのプログラミング学習サービスを利用し学習をはじめました。
ただ、学習を進めていくと独学で学習を続けることに不安があって、その後は都内のプログラミングスクールに通いはじめました。そのスクールにはWEBアプリを開発できるようになりたくて通っていたのですが、教える側に実務的な知識が乏しく期待していた効果が得られませんでした。
プログラミングを教えてくれるメンターの方も基本的に大学生のアルバイトで、教材以外の質問には満足に回答をしてもらえないという状況で。
そこで、改めて学び直そうというタイミングでCodeCampGATEを見つけて、現役エンジニアが講師で直接指導を受けられるというところがすごく魅力的でした。
あとは、ITでのものづくりに興味があったのでどうせ学習するなら転職もして、エンジニアとして働きながら自分のスキルを磨いていこうと思ってCodeCampGATEに応募しました。
――2ヶ月間の受講期間ではどのように学習を進めていましたか?
日中は歯科医院でアルバイトをして、夕方からの5、6時間をプログラミング学習にあてていました。
プログラミングを学習すること自体がすごく楽しくて「自分に合っているな」と思えたので日々の学習はそんなに辛いとは感じませんでした。
でも、カリキュラムがPHPフレームワークに入った1週間ぐらいは大変でした。最初のうちは全然理解が追いつかなくて、フレームワーク特有のルールを理解するのに苦労しました。最初に学習するHTML、CSSと全然違うのでそこはつらかったですね。
正解は1つじゃない、短くシンプルに良いコードを書く
――学習を進める中で気をつけていた事や、工夫したことがあればおしえてください
カリキュラムの節目に実践的な課題が出るのですが、そのタイミングで同期の受講生と一緒に「おしゃれコード対決」をしていました。笑
プログラミングって目的の動作をさせるための道筋が何通りもあるじゃないですか。ただ目的の動作をさせるだけじゃなくて、より短くシンプルにわかりやすく書ければ「おしゃれ!」って認定をされるんですけど、それぞれが工夫してみて「すごいおしゃれなのできた!」って自慢しあうみたいな。笑
課題をやるたびに、ただ解くだけじゃなくて、同期でお互いのコードを見せあって「こんなおしゃれな書き方を見つけた」「いや、私のほうが短く書けてる」という感じでお互い教え合ったりして。そういう楽しみや、仲間からの学びが多かったのはよかったですね。
短くシンプルで分かりやすい方が良いコードという認識を持って学習していました。
プログラミングは、正解が一つじゃないっていうのがすごく面白いです。同じ表現をするにもいろんな道があって、その中から最適なものを探すという作業が面白いですね。
あとは、技術は日々進歩しているので今日の最適な道も来年見ると違っていることがあるから、「完璧なもの」というのは永遠につくれなくて、「技術には終わりがない」というところも私的には魅力的だなと思っています。常に不完全っていうのが面白いなと。
――受講期間中はどのようなことが心の支えになりましたか
一緒に受講していた仲間ですね。仲間がいたから最後までモチベーションを高く保てました。受講期間中に毎回ちょっとした発表会があったので、「負けられない」と思ったりして、良い刺激になりました。
企業の方を招いた最終発表会でもみんなそれぞれ違うものを作っていて、あの子はあの技術を使っているから、私はどの技術を特徴にしようかと考えたりして。お互いに競い合い高めあう仲間がいる環境がすごくよかったなと思っています。
今振り返ってみても受講期間中の学習や課題は大変でした。課題の発表会の前は本当に時間がなくて深夜まで課題に取り組んでいましたし。
ただ、私はプログラミングを「楽しい」と思えていましたし、「仲間と頑張ろう」という気持ちもあったから楽しく乗り越えられました。
同期の受講生には、会社勤めをしており、私より時間のない中で努力している人もいましたし、より時間のある自分はより頑張らなきゃと思っていました。お互いエンジニアとなった今でもLINEで連絡を取り合い、励ましあっています。仲間との出会いも、CodeCampGATEで得た大切なもののひとつですね。
自分の手で0からサービスをつくりたい
――今後の三吉さんの目標について教えてください
ゆくゆくは、自分で0からサービスを開発したいと思っています。今はコードを実装する仕事が中心で、設計の部分は手がけられていないので自分で設計からやりたいと思っています。
あとは、お客さんとしっかりコミュニケーションとりながら、お客さんの要望をくみ取って叶えられるようなものをつくること、そういうことができるエンジニアになりたいと思っています。
プログラミングを身につけ「何を実現したいのか」決めることが大切
――これからエンジニアを目指す方にメッセージをお願いします
プラグラミングを学んでエンジニアを目指すなら、プログラミング自体を楽しめないと辛いことが多いかもしれません。やはり、プログラミング楽しむ、学ぶことを楽しむことが大切だなと思います。
プログラミングは本当に奥深くて、CodeCampGATEで学んだことはまだほんの一部だったと感じています。2ヶ月間必死に学習しても全然そこで終わりじゃないし、就職してからも学習を積んでいかないと一流のエンジニアにはなれない。卒業して終わりではなくて、その後も学び続けることを楽しめる人にチャレンジしてもらいたいですね。
あとは、自分が「プログラミングで何をしたいのか」を決めておいたほうがいいですね。Webサイトを作って、集客の助けになりたいのか、今までにないすごいサービスをつくりたいとか、自分なりの目標を持ってプログラミングで何を成し遂げるかを考えてみるといいと思います。
私自身はずっと「ものづくり」が好きで、前職は機械系の開発をしていましたが、エンジニアになった今でもそのベースは変わっていません。
ただその手段がプログラミングに変わったというだけで、やっていることはずっと同じ「ものづくり」なんだなと改めて思っています。ものづくりが好きな人は特にエンジニアに向いているんじゃないかなと思います。
「手に職」という意味でもプログラミングはおすすめです。これから小学校でもプログラミング教育が始まったり、習い事で学習する子どもも増えているようですから、先生もできたりするし活躍の場はどんどん広がってくので、今からプログラミングを始めるってすごくいいんじゃないかなと思います。
私も、ゆくゆくは子育てしながら働くということを考えると、家でも働けるとか、どこでも仕事ができるっていうのはすごく魅力的だなと思っています。
もちろん、新しい技術が出てくるので日々学習していかなければいけないですけど、ある程度のところまでできるようになれば、自分が仕事を選べるようになれそうだなと。
だから、エンジニアになることは女性のキャリアとしても魅力的なのではないでしょうか。