- 更新日: 2019年10月03日
- 公開日: 2017年05月18日
【初心者向け】WordPress入門を考えている人が知っておきたい5個のこと
世界中のWebサイトにおいて、4分の1ものシェアを誇るCMS(コンテンツ管理システム)であるWordPress。「ブログやサイト運営をはじようかな…」と思って調べると、最もよく出てくるのがWordPressになります。
そこで今回は、世界でも圧倒的なシェアを誇るWordPressに、入門したいかたが知っておくべきことをまとめました。
1.WordPressとは?
そもそもWordPressとはひとことで言ってしまえば、「CMSの一種」だと説明できます。CMSはContents Management Systemの略語です。要するに「コンテンツを管理するシステム」の一つがWordPressであると考えてください。
「Webサイトを作って、ネット上で公開したい」と思ったときに、普通であればHTMLやCSSを書く必要があります。しかし、WordPressをはじめとしたCMSを使うことで、1からコードを書かなくても、知識が少しあればWebサイトを作成して、公開することができるのです。
サイト自体を作らなくても、CMSがあれば画像や文章といったコンテンツを用意するだけ大丈夫です。なので、プログラミングの経験がない人でも比較的ラクに自分のサイトを作ることができます。
そのような特徴をもったCMSの中でも「世界のWebサイトの27%(参考:マイナビニュース」と、特に大きなシェアを持っているのがWordPressなのです。
2.WordPressのメリット・デメリットとは?
ではここからは、WordPressのメリットとデメリットについて説明していきます。
メリット
まずはメリットからご紹介しますね。
簡単にデザインの整ったサイトを作れる
WordPressには「テーマ」というサイト自体の着せ替えがあります。そのため、自分で1からデザインをしなくても、すぐにオシャレなサイトを作ることが可能です。
有料のテーマもありますが、無料でもデザインと機能性を兼ね備えたものもあるところにも、WordPressの魅力を感じますね。
SEOに適した構造
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。簡単に言ってしまえば、SEOとは「検索エンジンから正しい評価を得るために、Webサイトを最適化すること」です。
SEOによって、自分のサイトを検索エンジンに正しく理解してもらい、ある検索キーワードにおいて適切な順位に登場させることができます。そしてWordPressは「SEOに適した構造」をしたCMSなのです。
WordPressそれ自体にはSEO効果はありません。しかし、SEOに適したテーマやプラグインを導入することで、初心者でも簡単に「検索エンジンに正しく評価されるサイト作り」をすることができるのです。
カスタマイズが自由
「サイトの着せ替え」であるテーマを導入することで、自分の思い通りのサイトにカスタマイズすることができるのもメリットですね。これによって、SEOに強いサイトにすることができたり、デザイン性が高くオシャレなサイトを作ることができたりします。
また、「サイトの機能拡張」であるプラグインを導入すれば様々な機能を簡単に実装することが可能です。たとえば、お問い合わせフォームだったり、記事下に関連記事を表示させたりなど、コードを書いて実装するとなるとハードルが高いこともプラグインなら簡単に実現できます。
デメリット
様々なメリットがあるWordPressですが、当然デメリットもあります。
サーバーとドメインを取る必要がある
初めてだと難しく感じるのが、「サーバー」と「ドメイン」を取る作業です。WordPressでサイトを運営するためには、「ネット上のマンション」と例えられるサーバー、そして「ネット上の住所」と例えられるドメインの2つが必要になります。
ドメインを取らなくてもサイト自体は作れるのですが、SEOの観点でのメリットを考えると、ほぼ必須と言っても過言ではありません。
そして、サーバーとドメインの取得にはお金がかかります。使用するサービスにもよりますが、年間でおよそ1万円ほどです。無料で済ませたい場合は抵抗があるかもしれませんが、その他のメリットを考えると十分元を取れると断言できます。
ハッキングされる可能性がある
先述の通り、WordPressは「世界中で使われて」います。そしてWordPressのログイン画面は、全てのWordPressサイトで共通のつくりです。それゆえに、世界中のハッカーから狙われるというデメリットがついてまわります。
ハッキングされると、サイト内容を改ざんされたり、ウイルスを仕込まれたりする可能性も。事前にしっかりセキュリティ対策をしていれば問題ありませんが、ハッキングの可能性はWordPressのデメリットですね。
3.身近なWordPressの例
メリット・デメリットを解説したところで、ここからは身近なWordPressの例を3つご紹介します。
LIG
Web制作を行うクリエイティブ集団LIGのサイトはWordPressで作られていますね。事業としてWeb制作を行っていることもあり、独自に作られたテーマが使用されていますね。
freee
クラウド会計ソフトのシェアナンバーワンを誇るfreeeのサイトにもWordPressが使われています。こちらも独自のテーマが使われており、オリジナリティがありますね。
TechCrunch
最後はテック系のメディアとして名高いTechCrunch。こちらも独自テーマを導入したWordPressが使われています。ご覧の通り三者三様のサイトデザイン・構造となっており、WordPressで作られたサイトはいかに自由度が高いかがわかりますね。
4.WordPressを始める際に必要なものとは?
WordPressでサイトを作るためには、最低でもこれらの2つをする必要があります。
- サーバー
- WordPressのインストール
WordPressでサイトを作ることは、「1からサイトを作ること」と同じなので、無料のホームページ作成サービスではやらなくてもよかったことをしなければなりません。サーバーを契約し、そこにWordPressをインストールすることではじめて、サイトを作ることができるのです。
5.WordPress入門者むけの参考書
ここからは、WordPressをこれから始めたいかたにオススメの参考書をご紹介します。
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こちらは技術的な知識がなくても、Wordpressを使っておしゃれなサイトを作る方法を説明している本です。
本書ではサイト制作の本にありがちな「一つのサイトを作っていく」スタイルではなく、ポートフォリオサイトやブログサイトなど、様々なパターンのサイトを紹介しています。なので、初心者でも自分のイメージに近いサイトを作ることができるはずです。
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「パン屋のWEBサイトを作る」というシチュエーションで、一からサイトを作る流れを解説している一冊になります。WordPressの作成はもちろんのこと、レンタルサーバーを借りるところなど、サイトを作る前の準備も解説されているのがよいですね。
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【価格:1,598円(単行本、2017年4月22日時点)】
WordPressというと、HTMLやCSSなどの専門知識が必要になってきます。ただし、この本はそのような専門知識を使わずに、基礎からWordPressの理解を深めることが可能です。
「まずは綺麗なサイトを立ち上げよう」というコンセプトで作られており、技術的な部分で挫折したことがあるかたにもおすすめ。
\一流デザイナーのスキルが身に付く/
まとめ
WordPressをこれから始めたいかた向けに、知っておくべきことをまとめました。最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくるとその自由度・カスタマイズ性の高さに驚きますよ。
- この記事を書いた人
- 黒田剛司