- 更新日: 2020年04月05日
- 公開日: 2020年04月03日
【初心者〜上級者まで】WordPress学習におすすめの本・レベル別5選
6年前に WordPress の参考書を買った時、私は意味が分からなくて挫折しました。
しかし、今の WordPress 本、スゴく分かりやすくて、見やすくて、機能豊富でうらやましいです。
これから WordPress をはじめようと考えている方、もっと WordPress を使いこなしたいと考えている方、私が最近実際に買って読んだ 5冊の本をご紹介させて頂きます。
【初心者〜上級者まで】WordPress学習におすすめの本・レベル別5選
初心者向け!1冊目におすすめの本
これから WordPress をはじめる方は、この一冊をご参考下さい。
いちばんやさしいWordPressの教本 第4版 5.x対応 人気講師が教 える本格Webサイトの作り方
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"いちばんやさしい"というタイトルの通りカラーの図解で、一つずつ丁寧に解説してある WordPress初心者向けの本です。
また無料の WordPressテンプレート Linghtning を使って花屋さんのデモを作成。 HTML や CSS を編集することなく、 WordPress のブラウザ機能のみで Webサイトを作り上げています。
プログラミング知らない、でも Webサイト欲しい、という方にはピッタリな一冊でしょう。
感想
とりあえず手っ取り早く自分の Web サイトが欲しいという方には ◎ な一冊。まずは Web サイトを立ち上げ、運用し、「もっとこうしたいな」と思ったら HTML や CSS を勉強すればいいかな、と思える本でした。 CodeCamp の WordPressコースでも採用されている本で、 WordPress の一通りの機能を体験できるでしょう。尚、サンプルプログラムのダンロードはなしで、画像のみ公式サイトからダウンロードできました。
ベースマシン: さくらサーバー
価格: 1,580円 + 税
大きさ: B5変 280ページ
色: カラー
発行: 2019.08.01
使用されている WordPress Version: 5.x
中級者向け!2冊目におすすめの本
自分らしい WordPress を始めたい方はこちらの 3冊をご参考下さい。
ビジネスサイトを作って学ぶ WordPressの教科書 Ver.5.x対応版
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こちらは合計40ページほどのコーポレート・サイトを作成する例で、完成形(https://wpbook-pacificmall.work/)を元に一つずつ作っていく参考書になります。「自分らしい WordPressサイトが欲しいな」という方にとっては、こうしたテンプレートの作成手順は参考になると思います。
後半には、パフォーマンスのチューニングやバックアップなど公開後のことも書かれていますので、本格的な WordPress を作りたい、仕事で WordPress 開発を始めたい、という方にオススメの一冊。
感想
従来 WordPress のローカル開発というと XAMPP が定番でしたが、こちらは VirtualBox に Vagrant、そして Linux 系 OS に KUSANAGI を使うという、すこし本格的な開発環境。一見するとやったことのない作業なのでストレスに感じるかもしれませんが、一度ローカル環境で WordPress を動かせるようになると、作って消して作って消しての作業が苦にならなくなると思います。 尚、サンプルプログラムは DropBox 上に用意されていますが、テンプレート関連のファイルばかりでデータベースのデータがないので、ダウンロードすれば即テストできる、というものではありません。本を参考に作っていってみましょう。
ベースマシン: Linux CentOS KUSANAGI(VirtualBox Vagrant)
価格: 2,800円 + 税
大きさ: B5変 432ページ
色: カラー
発行: 2019.10.29
使用されている WordPress Version: 5.x
WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書
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こちらはカフェの Webページを WordPress で作っていく様子を紹介する参考書。
本のタイトルに "デザイン" と入っているだけあって、今回ご紹介する本の中で一番見やすく、分かりやすい本。また他の本では「投稿」と「固定ページ」をメインに使っていきますが、こちらではそれらに加えて「カスタム投稿タイプ」というオリジナル・スタイルの投稿を作成。オリジナルテンプレートの作成を通じて、WordPress力が高まる一冊でしょう。お仕事として WordPress を考えている方は必見ですね。
感想
冒頭の WordPress セットアップ方法は割愛されている参考書で、ある程度 WordPress に触れたことのある方向けの本と思いました。 また WordPress バージョン5 で採用になった「ブロックエディター」についても詳しく書かれていて、「ブロックエディター」の活用法も紹介。マルチサイトの運用や管理画面のカスタマイズ、 API の紹介とプロとして WordPress を扱いたい方にはうってつけの一冊と思いました。尚、こちらもサンプルプログラムはダウンロードできますが、各セクションの個別ファイルになりますので、テスト起動は自分で WordPress を起動してセットする必要があります。
ベースマシン: サーバー
価格: 2,780円 + 税
大きさ: B5判 368ページ
色: カラー
発行: 2020.02.29
使用されている WordPress Version: 5.x
WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。
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「WordPressやっているけど PHP 知らない」 「PHPが WordPress の中でどんな風に働いているかサッパリわからない」 「WordPress と PHP について知りたい」 という方にピッタリなのがこの一冊。一般的な WordPress の参考書では、「こういう場合はこういう PHP プログラム」、 「こういう処理をしたければこういう PHP」 と PHP の処理プロセスまであまり詳しく解説していない本がほとんどですが、こちらは 「PHP のループはこう、そして WordPress の場合ではこんな風に使われている」 と具体例を上げて PHP と WordPress の両方を解説してくれています。カラーbookではありませんが、レイアウト工夫されていて、分かりやすい本。また専門学校のテキストとしても採用されている優れた WordPress 本です。
感想
これまでの本に比べると比較的文字が多く、一つ一つの処理を詳しく解説してくれています。ブログ風サイトを構築していく様子を元に、様々な処理を "PHP" 主体で解説し、 PHP コード上に吹き出しで意味を解説しているので、直感的に分かりやすく、見ていて、読んでいて面白い一冊と思いました。 WordPress の関数については他の本でも触れていますが、私的にはこちらの本が一番おもしろかった、分かりやすかったように思います。尚、こちらもサンプル・プログラムは部分的なコードの紹介なので、自分で実際に WordPress を動かして、参考書でできるファンクションを確認する必要がありますね。
ベースマシン: -
価格: 2,400円 + 税
大きさ: B5変 256ページ
色: 2色
発行: 2019.08.27
使用されている WordPress Version: 5.x
上級者へスキルアップ!3冊目におすすめの本
システム的に WordPress を扱いたいエンジニアの方は、こちらの一冊をご参考下さい。
エンジニアのためのWordPress開発入門
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こちらは既に Webエンジニアとして活躍している人が WordPress に参入するときに読む本。つまりプログラミングやアーキテクチャ的な感覚は持っていて、 WordPress 特有の機能を理解するための一冊。
コマンド上で WordPress を操作する WP-CLI や プラグインの API 処理、テンプレート関連の API、ユーザー操作の API など、これまでの本と違ってシステム的な視点で WordPress を扱う方法が多数紹介されています。エンジニア志望の方、いろいろ勉強になると思いますよ。
感想
モノクロ、図ほとんどなし、という業務用に近い参考書で、仕事として WordPress を使うような学習意欲が高い状況で読むべき本と思いました。 WordPress の関数については一通り紹介されている感じで、 WordPress をシステム的に極めたい方には ◎ な一冊。プラグインの公開方法やテンプレートの他言語化などは、ある程度 WordPress で機能を編集できる方にとっては役立つ情報と思いましたね。こちらの本では、何かの Webサイトを作るというのではなく、一つずつ機能を紹介していく内容となっています。
ベースマシン: -
価格: 2,980円 + 税
大きさ: A5判 416ページ
色: モノクロ
発行: 2017.01.26
使用されている WordPress Version: 4.x
\一流デザイナーのスキルが身に付く/
まとめ
今回 5冊をご紹介させて頂き、内 3冊はオリジナル・テンプレートを作る様子を紹介していました。 PHP や WordPressの関数については触れていましたが、 HTML や CSS についてはどうでしょう? HTML や CSS まで解説している参考書はありませんでしたね。つまり HTML や CSS は知っててあたり前の様子。
「こんな機能を追加したいな」 は PHP の仕事で、 「こんなデザインにしたいな」 は HTML や CSS の仕事、バランスよく基礎を身につけ、 WordPress 開発に挑戦したいですね。
「WordPress も HTML も CSS も分からない!」 という方、 CodeCamp のオンライン・レッスン、頼ってみませんか? 現役エンジニアが分かりやすくサポートしてくれますよ。まずは無料体験からお楽しみください。
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- この記事を書いた人
- オシママサラ