【初心者必見】RubyとRuby on Railsの違いを解説!


【初心者必見】RubyとRuby on Railsの違いを解説!

「RubyとRuby on Railsの違いが分からない!」

「なぜRuby on Railsを使うの?」

そんな疑問を持っている初心者の方に向けて、Ruby on Railsの特徴や使うメリット解説していきます。

目次
  1. Rubyとは?
  2. Rubyの市場価値
  3. RubyとRailsの違い
  4. Railsの特徴①『MVC』
  5. <Model>
  6. <View>
  7. <Controller>
  8. <MVCのメリット>
  9. Railsの特徴②『DRY』
  10. Railsの特徴③開発が簡単
  11. Railsで作られたサービス
  12. 【Airbnb】
  13. 【Cookpad(クックパッド)】
  14. まとめ

Rubyとは?

Rubyとは、日本人のまつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語です。

オブジェクト指向の特徴を活かし、シンプルかつ短いコードで書けるため、プログラミング初心者が学習するのに最適です。

また、世界のプログラミング言語の人気度を示すTIOBEのデータによれば、現在Rubyは第11位で、世界的にも人気のある言語と言えます。

Rubyの市場価値

エンジニア向け求人サイトのレバテックフリーランスの調査によれば、Rubyの月額単価の相場は平均で79万円(最低39万円〜最高125万円)です。

PHPやJavascriptの平均単価が73万円ですので、Rubyの単価は比較的高いと言えます。

Rubyは開発から25年以上経過した今も人気があり、一定の地位を築いているプログラミング言語です。

そのためRubyを扱えるエンジニアも多いのですが、Railsで組まれたシステムは非常に多く存在するため、需要に対して供給が追いついていません。

RubyはWebアプリケーションやECサイトの開発に適した言語です。

今後もWebアプリケーションやECサイトの需要は増えていきますので*、ますますRubyを扱えるエンジニアが求められていくでしょう。

*経済産業省による電子商取引に関する市場調査結果

RubyとRailsの違い

Rubyはプログラミング言語

RailsはRubyを使ったWebフレームワーク

これがRubyとRailsの違いです。

Webフレームワークとは、Webアプリケーションを開発するのに必要な機能があらかじめ用意された骨組みを指します。

Webアプリケーションの開発では、いかに早くサービスをリリースできるかが重要です。

開発に時間が掛かれば、競合他社に市場シェアを奪われるなどの機会損失に繋がります。

そこでスピーディーかつ効率的にアプリケーションの開発をおこなうために、Webフレームワークが利用されているのです。

RailsもWebフレームワークの一種で、Rubyのシンプルで分かりやすい特徴を最大限活かしているため世界中で人気を博しています。

実際にアメリカのIT企業であるHackerRank社の調査によれば、Railsはエンジニアが学びたいフレームワーク第5位となっています。

Railsの特徴①『MVC』

Railsは複数人での開発が可能になるMVCパターンを採用していることで有名です。

MVCパターンとは、Webアプリを作る上で必要なコードを以下の3つの役割に分割することを言います。

・Model(データの処理や操作をおこなう)

・View(ユーザーが目にする見た目を制御する)

・Controller(ModelとViewの連携をおこなう)

ひとつずつ解説していきます。

<Model>

Modelはデータの処理や操作を担当しています。

Webアプリに必要な情報はデータベースに格納されます。

ここで言う必要な情報とは、アプリのユーザー情報やユーザーが投稿した記事などを想像すれば分かりやすかと思います。

Modelはデータベースからそのような情報を抜き出したりする役割を担っています。

<View>

実際にユーザーが目にするWebアプリの見た目の制御をおこなっています。

記事を作成する画面やユーザー認証を行う画面を想像してください。

<Controller>

ブラウザからのリクエストに応じて、Modelを呼び出し、その結果をViewに引き渡す役割を担っています。

このようにコードを役割毎に分割するため、MVCパターンは以下のようなメリットがあります。

<MVCのメリット>

・プログラマーとデザイナーが並行作業しやすい

・メンテナンスがしやすい

またMVCは、PHPやPythonといった言語のフレームワークにも採用されている概念です。

そのためRailsを学んでおけば、その他のフレームワークの理解にも役立ちます。

Railsの特徴②『DRY』

DRYとは、「Don't Repeat Yourself」の略で、同じコードを何度も書かないという思想を指します。

RailsはDRYの思想を取り入れており、何度も同じコードを書かなくても良いように設計されているため、効率的なWebアプリケーション開発が可能です。

ここで説明した特徴は、Railsを使う上で重要なものなので、しっかりと把握しておきましょう。

Railsの特徴③開発が簡単

Railsはフルスタックのフレームワークなので、インストールするだけでWebアプリケーションを開発するのに必要な環境がすべて整います。 他にライブラリや環境を準備する必要がありません。

Railsを使えば簡単にWebアプリケーションの開発を進められます。

Railsで作られたサービス

ここまで説明してきた通り、Railsは効率的にWebアプリ開発ができるため多くのサービスで利用されています。

Railsを採用している代表的なサービスをご紹介します。

【Airbnb】

空いている部屋を貸したい人と部屋を借りたい人をマッチングさせるサービスです。

Airbnbは、スタイルガイドを一般向けに公開しており、実際にどのようにRailsが使われているのかを参照できます。

スタイルガイドとは、Webサイトのデザインやコーディングのルールを示したものです。

Webサイトを制作する際に、デザイナーやエンジニアが個人の趣向に基づいて開発してしまうと、統一感がなくなってしまう場合があります。

これを防ぐために、使う色やコードが書かれたスタイルガイドを共有して、効率的かつ統一感のあるWebサービスを開発するのが一般的です。

【Cookpad(クックパッド)】

利用者数200万人以上を誇る、料理のレシピ検索や投稿ができるサービスです。

実際にCookpadを開発しているエンジニアがRailsに関して書いているブログも公開されています。

大人気のサービスがどのように開発されているのかを知るのは、非常に勉強になりますよ。

Rubyでのサービス開発スキルが身に付く

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まとめ

①Rubyは初心者向けの言語で、今後も需要が高まる

②Rubyはプログラミング言語で、Railsはフレームワークである

③Railsは多くのサービスで使われている市場価値の高い言語である

以上の3つを、この記事を通じてご理解いただけていれば幸いです。

聞き慣れない用語が多く、すべてを理解できなくても、RubyやRailsを習得するなかで自然と覚えていけますので問題ありません。

プログラミング言語を習得するには、実際にWebアプリケーションを作るのが近道であると言われています。

CodeCampのRubyマスターコースでは、RubyやRailsを使って実際にWebアプリケーションを作っていきます。

Webサービスで必須のユーザー認証や検索機能などを実装できるようになる、非常に実践的なコース内容です。

将来フリーランスやRubyエンジニアとして就職・転職を考えている方は、受講してみてはいかがでしょうか?


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ヤマモト
この記事を書いた人
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