ゼロから始めるPHP講座Vol03 変数の使い方


ゼロから始めるPHP講座Vol03 変数の使い方
目次
  1. ゼロから始めるPHP講座変数の使い方
  2. 変数とは
  3. 代入
  4. 変数の書き方
  5. 変数名
  6. 変数の値を取り出す
  7. 変数の上書き
  8. 変数の使用例
  9. 課題2

ゼロから始めるPHP講座変数の使い方

変数とは

データを入れる箱のようなものです。

この箱はさまざまなデータの出し入れに使用します。

まずはお手本にある通り、変数を使ったプログラムを書いてみましょう。


<?php
    $hp = 200;
    $mp = 80;

    print '現在のhpは';
    print $hp;
    print 'です。';

    print '現在のmpは';
    print $mp;
    print 'です。';
?>

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作成したプログラムの$hpと$mpが変数となります。

代入

算数や数学では「=」は等しいという意味ですが、プログラムでは、

「=の右側にある値を、=の左側に書かれた名前の変数に入れる」

という意味になり、イメージとしては以下になります。

php-variable2-639

hpという名の変数(箱)に200という値を入れており、このように=(イコール)を使って変数に値を入れることを代入といいます。

変数の書き方

PHPにおける変数の書き方は以下となります。

  • 先頭に「$」をつけて利用
  • 名前に利用できるのは英数字_(アンダースコア)で、数字が使えるのは2文字目以降 php-variable3-639
  • 変数宣言及びデータ型宣言は必要ない ※宣言が必要な言語を学んでた人用の説明

変数名

変数名は英単語を利用し、可能な限り短くします。

また英単語が複数となる場合、その区切りとして「_(アンダースコア)」か「単語の始めのみ大文字」を利用するのが一般的です。

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一定の法則に従い分かりやすい変数名をつけるのは、地味ですがプログラムを書く上で非常に重要です。

変数の値を取り出す

変数に入れた値を利用する場合、変数をそのまま書くことで利用できます。

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もし変数をシングルクォートで囲んでしまうと、変数の値ではなく「$hp」という文字が表示されてしまいます。

変数の上書き

変数の値は変更することが可能です。

php-variable6-639

上記サンプルのように同じ変数に別な値を代入すると、代入された値が変数の値として上書きされます。

変数の使用例

変数は「同じ値を2回以上使う」ときに利用すると、非常に効率良くプログラムを書くことができます。

まずはお手本にある通り、変数を使ったプログラムを書いてみましょう。


<?php
    $name = '山田 太郎';
?>
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>変数の使用例</title>
</head>

<body>
<h1>変数の使用例</h1>
ようこそ<?php print $name; ?>さん。
<ul>
    <li><a href="#"><?php print $name; ?>さんのマイページを見る</a></li>
</ul>
</body>
</html>

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「$name=‘山田太郎’;」と定義した変数をHTMLの複数箇所で表示しています。

variable_sns.phpは、PHPの特徴でもある「HTMLの文書内で記述を行えるHTMLの文書内で記述を行える

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HTMLとPHPは異なる言語ですが、HTMLの中に「<?php」と「?>」を記述すると、これに囲まれた間のみ、PHPとしてコンピュータが認識してくれます。

イメージとしては、以下のようにHTML内に<style></style>を記述すると、style要素で囲まれた間はCSS記述となるのと同じです。

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また、PHPプログラムはファイル内のどこに記述しても、その内容をユーザが閲覧することはできません。

実際にブラウザで右クリックをして「ページのソースを表示」をすると、以下のように変数$nameの値「山田太郎」が表示され、PHPの記述は一切表示されていないことが分かります。

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HTMLとPHPは混合して記述できますが、その役割は明確に異なります。最初は理解が難しいかもしれませんが、今後の解説と実践で徐々に役割と書き方を学んでいきましょう。

なお作成したvariable_sns.phpは、Facebookを代表としたSNSのトップページをイメージしています。

SNSのトップページには、自分の名前が多数表示されていると思いますが、変数を利用しHTMLと組み合わせることで、同じ名前を複数箇所で表示することが可能です。

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課題2

variable.phpをコピーしたファイルにて、$spという変数に50を代入し、hpとmpの次にspを表示してください。

ファイル名:challenge_variable.php

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CodeCampus編集部
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