- 更新日: 2017年03月30日
- 公開日: 2015年12月08日
ゼロから始めるPHP講座Vol03 変数の使い方
ゼロから始めるPHP講座変数の使い方
変数とは
データを入れる箱のようなものです。
この箱はさまざまなデータの出し入れに使用します。
まずはお手本にある通り、変数を使ったプログラムを書いてみましょう。
<?php
$hp = 200;
$mp = 80;
print '現在のhpは';
print $hp;
print 'です。';
print '現在のmpは';
print $mp;
print 'です。';
?>
作成したプログラムの$hpと$mpが変数となります。
代入
算数や数学では「=」は等しいという意味ですが、プログラムでは、
「=の右側にある値を、=の左側に書かれた名前の変数に入れる」
という意味になり、イメージとしては以下になります。
hpという名の変数(箱)に200という値を入れており、このように=(イコール)を使って変数に値を入れることを代入といいます。
変数の書き方
PHPにおける変数の書き方は以下となります。
- 先頭に「$」をつけて利用
- 名前に利用できるのは英数字か_(アンダースコア)で、数字が使えるのは2文字目以降
- 変数宣言及びデータ型宣言は必要ない ※宣言が必要な言語を学んでた人用の説明
変数名
変数名は英単語を利用し、可能な限り短くします。
また英単語が複数となる場合、その区切りとして「_(アンダースコア)」か「単語の始めのみ大文字」を利用するのが一般的です。
一定の法則に従い分かりやすい変数名をつけるのは、地味ですがプログラムを書く上で非常に重要です。
変数の値を取り出す
変数に入れた値を利用する場合、変数をそのまま書くことで利用できます。
もし変数をシングルクォートで囲んでしまうと、変数の値ではなく「$hp」という文字が表示されてしまいます。
変数の上書き
変数の値は変更することが可能です。
上記サンプルのように同じ変数に別な値を代入すると、代入された値が変数の値として上書きされます。
変数の使用例
変数は「同じ値を2回以上使う」ときに利用すると、非常に効率良くプログラムを書くことができます。
まずはお手本にある通り、変数を使ったプログラムを書いてみましょう。
<?php
$name = '山田 太郎';
?>
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>変数の使用例</title>
</head>
<body>
<h1>変数の使用例</h1>
ようこそ<?php print $name; ?>さん。
<ul>
<li><a href="#"><?php print $name; ?>さんのマイページを見る</a></li>
</ul>
</body>
</html>
「$name=‘山田太郎’;」と定義した変数をHTMLの複数箇所で表示しています。
variable_sns.phpは、PHPの特徴でもある「HTMLの文書内で記述を行えるHTMLの文書内で記述を行える
HTMLとPHPは異なる言語ですが、HTMLの中に「<?php」と「?>」を記述すると、これに囲まれた間のみ、PHPとしてコンピュータが認識してくれます。
イメージとしては、以下のようにHTML内に<style>〜</style>を記述すると、style要素で囲まれた間はCSS記述となるのと同じです。
また、PHPプログラムはファイル内のどこに記述しても、その内容をユーザが閲覧することはできません。
実際にブラウザで右クリックをして「ページのソースを表示」をすると、以下のように変数$nameの値「山田太郎」が表示され、PHPの記述は一切表示されていないことが分かります。
HTMLとPHPは混合して記述できますが、その役割は明確に異なります。最初は理解が難しいかもしれませんが、今後の解説と実践で徐々に役割と書き方を学んでいきましょう。
なお作成したvariable_sns.phpは、Facebookを代表としたSNSのトップページをイメージしています。
SNSのトップページには、自分の名前が多数表示されていると思いますが、変数を利用しHTMLと組み合わせることで、同じ名前を複数箇所で表示することが可能です。
課題2
variable.phpをコピーしたファイルにて、$spという変数に50を代入し、hpとmpの次にspを表示してください。
ファイル名:challenge_variable.php
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- CodeCampus編集部