- 更新日: 2018年10月12日
- 公開日: 2016年03月22日
何のためにプログラミングを勉強する?目的別オススメ言語まとめ
プログラミング学習はこれからの時代、重要…とはよく聞くものの、実際どの言語を学習するべきか悩みます。有名というだけで言語を選び、予想以上に難解で挫折、というのは非常に避けたいケースですよね。プログラミングに限らず、学習には目的がある方がモチベーションが保てます。
あなたはプログラミングで何をしたいですか?目的別にオススメの言語をまとめてみました。
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まずはプログラミングに触れたい
(TIOBE 2016年2月のランキングより。人気の言語がわかります)
とにかくまず動くモノ、ちょっとしたツールを作りたいということであれば、GUIでプログラミングできる言語が比較的簡単ではないでしょうか。モノ作りの楽しさが手軽に体感できます。Windows向けならVisual Basic(VB)やVisual Basic.NET(VB.NET)、C#、Delphiがよく使われています。
また学習の途中で躓いたときのために、C言語やC++、Javaといった歴史の長い言語を選ぶと参考資料が豊富で調べやすいです。ただ難易度は高いかもしれません。
Visual Basic(VB):Microsoft社が開発したプログラミング言語。フォームにボタンなどの部品を貼り付けるといった直感的な操作とプログラミングで開発する。
Visual Basic.NET(VB.NET):VBのうち、Microsoft.Net環境で動作するプログラムを開発するための言語。
Delphi:GUI開発環境およびプログラミング言語。言語としてのDelphiはPascalをオブジェクト指向に拡張したもの。
C言語(C):あらゆる分野に適用できる汎用性が高い言語。歴史が古いためにやや難解であるものの、プログラミング言語としての基礎を網羅している。
C++:C言語を拡張してオブジェクト指向としたもの。
C#:Microsoft .NET環境向けソフトウェアを開発するためのオブジェクト指向プログラミング言語。ベースはC言語、C++。
Java:世界で最も使われているオブジェクト指向プログラミング言語。ツールやゲーム、Webサービス、Androidアプリまで利用可能。参考資料が豊富。
Webサービスを開発したい
Webページを作るなら、まずHTML,CSS,JavaScriptの知識は必要です。
HTML:Webページを作るのに必要なマークアップ言語。
CSS:Webページのスタイルを指定するためのマークアップ言語。
(※厳密にはHTML,CSSはプログラミング言語ではありません)
JavaScript:Webページにさまざまな動きを入れることができる。クライアント側のブラウザで実行。より容易に記述できるようにするために設計されたjQueryというライブラリがある。
Webページだけではなく様々なサービスを提供するには、Webサーバー上で動作するサーバーサイドスクリプトが必要になってきます。
PHP:Webアプリケーションに特化したスクリプト言語。オープンソースで、大規模な開発にも多々採用されている。
Python:「シンプル」「習得の容易さ」を重視したオープンソースの言語。システム開発を始め幅広い分野に利用可能。
Perl:様々な分野に用いられる歴史ある言語。Perl 5以前とPerl6の間に互換性はなく別物である点に注意。
Ruby:オープンソースのオブジェクト指向スクリプト言語。日本のまつもとゆきひろ氏により開発される。「手軽に」「楽しく」がキーワード。
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モバイルアプリを開発したい
AndroidではJava、iPhoneおよびApple製品ではSwiftが使われています。
iOS用アプリではかつてObjective-Cが使われており、移行が(徐々に)進んでいます。
Swift:iOS、Mac、Apple TV、Apple Watch向けのアプリケーション開発に特化した言語。Apple社が開発。
Objective-C:C言語をベースとしたオブジェクト指向言語。Apple製品専用。
エンジニアとのコミュニケーションを円滑にしたい
選ぶ言語はもちろん、エンジニアが使用しているものです。
例えば自身が営業の立場で、アイデアを形にするのは難しいとしても、専門用語や各プログラミング言語独自の仕様を理解しておくだけでもエンジニアとのコミュニケーションはスムーズになり、ひいては業務スピードの向上につながります。
就職や転職に生かしたい
転職サイトで最も求人の多い言語といえばJava。そしてPHPやHTMLといったWeb系の言語です。ゲーム制作なら、C言語やC++が使われます。たとえ他の言語を使うことになっても応用がききます。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
最初の一歩を踏み出すためには
様々な事情で開発環境のインストールすら難しい、そもそも自分にプログラミングの適性があるかどうかも不安な場合は
・動画学習サイトでイメージをつかむ
・プログラミングが学べるオンラインゲームで遊ぶ
・プログラミング無料講習を利用して講師に直接疑問点をぶつける
といった方法を試してみるのがよいのではないかと思います。はっきりとした目標があるのなら、それほど苦にはならないチャレンジとなるはずです。ぜひ一歩踏み出してみてください。
- この記事を書いた人
- murase miho