- 更新日: 2022年09月09日
- 公開日: 2017年10月19日
【2022年最新版】就職に有利なプログラミング言語TOP10
プログラミング初心者にとって、どの言語を学習すると就職に有利なのか、将来性があるのか悩むことが多いのではないでしょうか。
就職したい企業や目指していることに合わせて、プログラミング言語の特徴や種類を把握して、どの言語から学習をスタートするのか決めてみましょう。
また、今回は需要(求人)が多く、初心者から学習を始めやすい(教材が多い)言語をランキング形式でご紹介させていただきますが、必ずしもランキング上位のプログラミング言語を学習するべきというわけではありません。
大事なことは、「自分の目標に合っている」「興味が持てそう」と思った言語から挑戦してみることです。ぜひ参考にしてみてください。
【2022年最新版】就職に有利なプログラミング言語TOP10
1. PHP
PHPは、この後にご紹介するRuby同様、主にWebアプリケーションの開発で使われる言語で、高いシェア(82.9%*)を誇っている点が特徴的です。
Webサイトを簡単に制作することができるシェア世界一のCMSである「WordPress」でもPHPが使われており、プログラミング初心者でも少しづつ馴染んでいける言語といえるでしょう。
尚、PHPはRubyやPythonなどの言語と同様に、情報系の大学で教えているところは少ないので、実践的にPHPを学習するのであればWebサービスや書籍、スクールを活用しましょう。
【PHPスキルを求めている企業】
- Webアプリを開発している企業/メルカリ、楽天やYahoo! などの大手からベンチャーまで
PHPの求人としては、Web系の受託開発を行っている企業や自社でサービスを開発する企業への就職が多い傾向です。
他の言語と比較しても未経験の方が学習しやすい言語なので、まずは「プログラマ」や「エンジニア」としてのキャリアを考えている方にはPHPがよいと思います。
【PHPのサンプルコード】
2. Java
画像出典:Go Java
Javaは、プログラミング言語の中でも汎用的に利用されており、文法・構文もルールがしっかりしているため、習得することで実務にも繋がりやすいプログラミング言語といわれています。 大規模なシステム開発をはじめWebやアプリの開発などオールマイティに使えることで、さまざまな仕事から自分が挑戦してみたい仕事を選ぶことができるでしょう。
【Javaスキルを求めている企業】
- ゲーム製作会社/任天堂やKONAMI、スクウェア・エニックスなど
- IT系/楽天やLINE、Yahoo!など
- 最先端系/IoTや人工知能開発を開発している企業
- その他大手企業/GSユアサやTSUTAYAなど
上記の通りJavaを使ったプログラム開発は多岐にわたるため、場所の制約も比較的受けにくくなります。例えば地元で就職したいなど、Javaスキルがあると比較的地方でも就職先を見つけやすくなると思います。
ちなみにIT系の求人件数でJavaは1位*で、プログラマの中で使われている言語の中でも1位*です。
近年企業研修の中で「プログラミング」を採用する会社が増える中、非エンジニアに対してもJava研修を実施するところが出てきています*。
【Javaのプラスポイント】
ITパスポート試験(国家資格)でJavaに関する問題が出題されています。Java学習の延長線として「ITパスポート」も狙うことができますね。
【Javaのサンプルコード】
3. JavaScript
JavaScriptは、元来Webページに動きをつけるために活用されてきましたが、最近はWebアプリのサーバー言語(Node.js)などとしても活躍の幅を広げています。
一般的にはHTML、CSSと合わせて学習し、基礎学習後に AngularJSやAjaxなどWebアプリに関係するフレームワークなどを学習するとよいでしょう。 こちらもWeb専攻の専門学校生が学んでいますが、Ajaxやオブジェクト指向まで学んでいる学生は少ないようです。 (CodeCampでは、Ajaxについても学びます。)
【JavaScriptスキルを求めている企業】
- Webサイトの制作/フロントエンドエンジニアの求人がある企業
- Webアプリを開発している企業/mixiやLINEなどの大手からベンチャーまで
近年のスマホ普及とも連動して、ブラウザベースで様々な表現ができるJavaScriptは人気で、Web開発全般に携わりたい方は抑えておきたい言語といえるでしょう。
【JavaScriptのサンプルコード】
4. Ruby
画像出典:ruby-lang.org
Rubyは、主にWebアプリケーションの開発に使われる言語です。
プログラミング初心者でも比較的楽しく学習をススメることができ、またWebアプリの開発を加速させる「Ruby on Rails」というフレームワークが幅広く使われています。
新興系IT企業やWeb系の企業を考えておられるなら、RubyとRuby on Railsのスキルがあると有利でしょう。 また、Rubyは情報系の大学、専門学校で教えているところは少ないので、Rubyを学習するのであればWebサービスや書籍、スクールなどで学習するとよいでしょう。
【Rubyスキルを求めている企業】
- Webアプリを開発している企業/ベンチャー企業*
現状として、大企業からのRubyプログラマの求人は少ない印象です。 「挑戦」や「自己啓発」「起業」がスキな方にむいているプログラミング言語といえるでしょう。
【Rubyのサンプルコード】
5. Python
画像出典:python.org
Pythonは、近年注目されている人工知能やAI開発における主流なプログラミング言語です。 また人工知能以外にも、ビッグデータ処理や統計学、Webアプリにタスク処理など様々な場面で活躍しています。
Javaなどに比べるとシンプルで分かりやすい構文で、コンパイル不要なことから海外のプログラマの中で根強い人気があります。
尚、国内の大学や専門学校で Python を教えているところは少ないので、Pythonスキルがあると自分の市場価値を上げることができると思いますよ。
【Pythonスキルを求めている企業】
- 自動運転車を開発している企業/日産やソフトバンクなど
- 人工知能を開発している企業/富士通や多くのベンチャー企業
- 統計学を活用している企業/カネカやNTTデータなど
PythonはITエンジニアはもとより、一般のビジネスマンにとっても非常に強力なツールとなります。
例えば、Web上にあるたくさんの情報を集めるときや画像やデータの一括処理など。処理内容によっては1日かかっていた仕事を、数分で終わらせることもできる便利なコードも多数公開中です。
【Pythonのサンプルコード】
6. HTML
画像出典:W3C
HTMLは、Webページの骨格となるプログラミング言語で、Web業界で働く上で必須となります。 また最近ではWeb以外のビジネスシーンでもHTMLは必要とされ、Webスクレイピングやメール制作、コメント投稿など活用範囲は拡大中。 HTMLは、プログラミング言語の中でも静的な言語で、ルールも比較的簡単とあって多くの方が使いこなしています。 Webを専攻している専門学校生は、HTMLを学んでいますね。
【HTMLスキルを求めている企業】
- Webサイトを開発している企業/CookpadやRakutenなどの大手からベンチャーまで
Web開発のリーダー格となる「Webディレクター」や「プロジェクト・マネージャー」「システムエンジニア」を目指しているならHTMLは必須といえるでしょう。 またJavaやPHP、Rubyを学んでいく上でもHTMLは必要ですね。
【HTMLのサンプルコード】
7. CSS
画像出典:W3C
CSSは、味気ないWebページ、見難いWebページを見やすく・美しくするために必要なプログラミング言語です。 こちらもHTMLと同じ静的なプログラミング言語で、HTMLとセットで学ぶケースが一般的。 最近の傾向としては、単なる装飾にとどまらず、CSSアニメーションやフレームワークなど活用範囲は広がっています。 HTML同様、Webを専攻している専門学校生は、CSSを学んでいますね。
【CSSスキルを求めている企業】
- Webサイトを開発している企業/CookpadやRakutenなどの大手からベンチャーまで
CSSスキルを要する企業は、基本的にはHTMLの場合と重複してきます。 Web業界で活躍したいならCSSは必須といえるでしょうね。
【CSSのサンプルコード】
※上記画像はエンジニア転職コースの旧式、GATEの画面となります。
【変更点】
- 画像を全表示
- CodeCampのエンジニア転職コースの文字の装飾
8. C言語
画像出典:wiki
C言語は、組み込み系やロボット、ソフトウェア開発、ゲーム開発でよく使われるプログラミング言語です。 同類の処理言語としてJavaがありますが、処理速度はCの方が早く、歴史もあることから今でも根強い需要と人気があります。 ただ、プログラミング初心者にとってC言語を学び、就活に活かすことは非効率。理由は、高校もしくは大学で情報科を専攻している多くの学生さんは授業でC言語を学習しているからです。 今から彼らに追いつこうと思うとそれなりの覚悟が必要ですよ。
【C言語スキルを求めている企業】
- 人工知能を開発している企業/Hondaをはじめとする大手メーカー
- ソフトウェア開発企業
- 宇宙開発企業
- IoT開発企業
ご覧のようにC言語は、Webやアプリ以外の部分で主に使われます。 単なるコード制御にとどまらず、現実社会の仕組みを変えたい、と思われている方にむいている言語でしょう。
【C言語のサンプルコード】
⇒ C言語を試してみる
9. C++
画像出典:wiki
C++は、C言語のオブジェクト指向版です。 C言語に比べるとやさしく、メンテナンスもしやすい言語になります。 用途はC言語とほぼ同じで、主に組み込み系やロボット、ゲームなどに利用。 ただし、C言語と同じで、情報科の学生さんの多くはC++を学習していることから、プログラミング初心者が彼らに追いつこうと思うと努力が必要です。
【C++スキルを求めている企業】
- 人工知能を開発している企業/Hondaをはじめとする大手メーカー
- ソフトウェア開発企業
- 宇宙開発企業
- IoT開発企業
【C++のサンプルコード】
10. Swift
画像出典:Apple Developer
SwiftはApple社が開発したプログラミング言語で、主にiOS、OSX用のアプリ開発に用いられます。 アプリ開発の企業で活躍したいと考えているなら知っておきたい言語といえるでしょう。 大学や専門学校の情報科でもSwiftを教えていることろは少ないので、Swiftができると就活が有利になりそうですね。
【Swiftスキルを求めている企業】
- アプリを開発している企業/ガンホーやリクルートテクノロジーズをはじめとするIT大手からベンチャーまで
Swiftは、主にiPhone用アプリの開発に使われていますが、Webフレームワークとしても使われ始めています。Mac好きならSwift、ですね。
【Swiftのサンプルコード】
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
代表的なプログラミング言語をご紹介させていただきましたが、大きく分けると「組み込み系」と「Web系」に分けることができると思います。 就職に有利であることはもちろん、自分が挑戦してみたい、やってみたい言語であるかどうかも重要でしょう。
迷った時は、とりあえずコードを打ってみて、感触を確かめるのもいいと思います。 同じ文字出力でも1行で完了するものから3,4行必要となる言語もありますから。 「就職」と「プログラミング」の両方不安という方は、専門スタッフによるカウンセリングいかがでしょうか? エンジニア転職コースでは、オンラインでIT系の就職&学習プランをサポートしています。
- この記事を書いた人
- オシママサラ