マインドマップの書き方は?IT分野の学習にも役立てよう!


マインドマップの書き方は?IT分野の学習にも役立てよう!

マインドマップは日常生活やビジネスシーンにおいて、子どもから大人まで幅広い年代層で使われている思考整理法です。

この記事ではマインドマップの書き方と、IT分野の学習やエンジニア就職に活かす方法について解説します。

有名なメンタリストのDaiGo氏も、ノートを取るためにマインドマップを愛用しているそうです。

マインドマップ作成ツールもご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

目次
  1. マインドマップとは
  2. マインドマップの書き方
  3. IT分野の学習やエンジニア就職にマインドマップを生かす
  4. 学習の内容をマインドマップにまとめる
  5. 全体像を把握する
  6. 就職活動の自己分析
  7. マインドマップを書けるソフト3選+α
  8. XMind
  9. Ayoa
  10. Text2MindMap
  11. そのほかのマインドマップツール
  12. まとめ

マインドマップとは

マインドマップは1970年代に、イギリスの著述家であるトニー・ブザン氏によって開発された思考整理法です。

マインドマップのはじまりは、ブザン氏が大学時代の恩師から教わったギリシャ式記憶術(場所法)とされています。

人間には生きるために、場所を覚える本能が備わっています。場所法はこの本能を利用し、特定の場所と関連することを結びつけて覚える記憶術です。

マインドマップでは場所法を応用し、1枚の紙の中央に絵(セントラルイメージ)を描いたのち、イメージから連想される事柄をつなげて書いていきます。

最初は記憶や学習など知識をインプットするために利用されていましたが、近年ではブレインストーミングなどアウトプットにも活用されるようになりました。

マインドマップの書き方

マインドマップはどのように書くのか、初心者向けに図解入りで解説します。

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[マインドマップを書く手順]

  1. 一枚の紙の中央に、テーマとなるイメージ(セントラルイメージ)を描く
  2. そこから枝(メインブランチ)を伸ばし、関連するキーワード(基本アイデア)を書く
  3. メインブランチからさらに枝(サブブランチ)を伸ばし、関連するキーワードを書いていく

マインドマップを書くときに使うツールの仕様でセントラルイメージを入れられない場合は、テーマとなるキーワードを中央に書きます。

IT分野の学習やエンジニア就職にマインドマップを生かす

マインドマップの用途は、主にインプットとアウトプットです。

  • インプット・・・ノートやメモを取る、情報やアイデアの整理
  • アウトプット・・・ブレインストーミング、プレゼン

マインドマップをIT分野の学習や、エンジニア就職に生かしていくための活用方法をご紹介します。

学習の内容をマインドマップにまとめる

参考書の内容やソフトウェアの使い方をまとめる際に、マインドマップを活用しましょう。

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出典:astah*公式サイト

マインドマップは記憶術をもとに開発されているため、マップを書いているうちに自然と記憶にインプットされるので効率的に学習を進められます。

全体像を把握する

試験の出題範囲やソフトウェアの開発計画など、最初に全体像を把握したいときにもマインドマップが役立ちます。

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出典:MindMaster公式サイト

全体像を客観的に把握できるので、学習や作業の優先度を決めたり、必要な項目のチェック漏れを防いだりといったセルフマネジメントがしやすくなります。

就職活動の自己分析

エンジニアとして就職をするときには、自分の長所や弱点を把握しておく必要があります。マインドマップを使ってしっかり自己分析をおこなっておきましょう。

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出典:MindMaster公式サイト

さらに詳しく分析するなら、戦略立案のフレームワークであるSWOT分析を利用するのがおすすめです。

SWOT分析を自己分析に応用するには、以下の4項目をメインブランチに使います。

  1. 強み(Strength)・・・自分の長所
  2. 弱み(Weakness)・・・自分の短所
  3. 機会(Oppotunity)・・・就職市場のニーズ(例:IT人材が求められている)
  4. 脅威(Threat)・・・就職市場で起きている問題(例:AIにより仕事が奪われる可能性)

メインブランチを上手に使えば、5W1Hなど他のフレームワークにも応用可能です。

マインドマップを書けるソフト3選+α

マインドマップはA4以上の紙に手書きがよいとされていますが、パソコンやスマホで手軽に書けるツールもあります。

そのなかでも、とくに便利なツールを3つご紹介します。

XMind

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出典:XMind公式サイト

XMindはソフトをダウンロードし、パソコンにインストールして使うタイプのマインドマップツールです。

ソフト名 XMind
費用 無料版:マップ数に制限なし
有料版:買い切り 13,036円
PDFやOfficeへのエクスポート、ガントチャートなど
利用環境 Windows、Mac、iOS、Android

無料版でも作成できるマップ数に制限はありません。クラウド対応ではないため、作ったマインドマップはローカルに保存されます。

またファイルの同時編集機能はありませんが、将来のバージョンで対応が検討されているようです。

使用していないブランチを折りたためるので、マップの一部を利用するときやプレゼンのとき役立ちます。

Ayoa

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Ayoaは、マインドマップ開発者であるトニー・ブザン氏公認のツール『iMindMap』の後継ツールです(iMindMapは近日開発終了の予定)。

ソフト名 Ayoa
費用 無料版:(マップ5枚まで)
有料版:
Pro 1,350円/月 無料版に加えマップ数無制限、
ファイルストレージ(20MB/マップ1枚)など
アルティメット 1,755円/月
Proに加えチーム用ダッシュボード、Zoom利用など
利用環境 Webブラウザ(クラウド)、Windows、Mac、iOS、Android

クラウド上での共同編集に対応しているため、マップのファイルはクラウド上に保存されます。パソコンやスマホにアプリをインストールして使うこともできます。

オーガニックブランチと呼ばれる、根元が太く先の細いブランチを使えるのが特徴です。またセントラルイメージの利用にも対応しています。

トニー・ブザン氏が提唱したルールに忠実なマインドマップをパソコンで書けるツールがAyoaです。

Text2MindMap

思い立ったときWeb上で利用できる、シンプルなマインドマップツールです。

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サービス名 Text2MindMap
費用 無料
利用環境 Webブラウザ

画面の左にあるエディタ部分にテキストを入力するだけで、右側にマップが生成されます。

ネット環境があればすぐ利用できて、ユーザー登録も必要ありません。

マップの内容を保存する機能もあります。ファイルの内容は階層化されたテキストファイルで、再度読み込めばマインドマップが再現されます。

操作や画面のシンプルさから、ファンが多いツールです。

そのほかのマインドマップツール

これまで紹介したツール以外にも、便利なマインドマップツールが数多くあります。以下にいくつかのツールを一覧にしました。

ソフト名 費用※ 利用環境 特徴
MindMaster 無料版あり(マップ数の制限なし)
有料版 5,900円/年
Webブラウザ(クラウド)、
Windows、Mac、
iOS、Android
無料版でもマップ数無制限。クラウド以外にパソコン上にもマップを保存できる。
ブランチの折りたたみ機能や、フォントの変更機能あり。
MindMup 無料版あり(マップ数の制限なし)
Personal Gold 2.99ドル/月
Webブラウザ(クラウド)のみ 無料でもマップ数無制限で、クラウド上で同時編集可能なため愛用しているユーザーが多い。
Googleドライブで共有可能。
Coggle 無料版あり(マップ3枚まで)
Coggle Awesome 5ドル/月
Webブラウザ(クラウド)、iOS、Android クラウド上で同時編集可。
マインドマップのほかにフローチャートも作成可能。
MindMeister 無料版あり(マップ3枚まで)
パーソナル版 540円/月
Webブラウザ(クラウド)、
iOS、Android
クラウド上で同時編集可。
プレゼンテーションモードにすると、動きのあるスライドショーを作成できる。
FreeMind 無料 Windows、Mac 古くからエンジニアに愛用されているオープンソースのマインドマップツール。

※有料版の課金は個人利用ライセンスのみ記しました。

有料ツールの無料版では、マップの作成数が制限されている場合があります。ひとつグレードを上げて有料版(個人利用ライセンス)にすれば、マップ数は無制限になるケースがほとんどです。

オンライン環境で作業できる方はAyoaやMindMupのようなクラウド対応のツールを使うと、ファイル管理や共同作業が楽になります。

逆にオフライン環境の方は、XMindなどローカルにファイルを保存できるツールをおすすめします。

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まとめ

IT分野のキャリアに役立つツールである、マインドマップについて解説しました。

エンジニアとして自走するためには、日々インプットとアウトプットが必要です。

マインドマップで情報を整理する習慣をつければ、より効率的に学習できますよ。

それでも学習に行き詰まったら、CodeCampで学んでみませんか?

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鳥飼千愛
この記事を書いた人
鳥飼千愛
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