- 更新日: 2017年03月15日
- 公開日: 2015年12月02日
初心者でも簡単にできるMAMPのインストール方法と使い方
Webアプリケーション開発を強力にサポートしてくれるツールの一つにMAMPがあります。サーバーにデータをイチイチ UP しなくてもローカル環境でファイル編集・動作テストができる優れモノです。従来 MAMP は、MAC 用のローカル開発環境ソフトとして利用されていましたが、現在は Windows にも対応し、XAMPP と似たような機能を持ち合わせています。今回は、基本的な MAMP のインストールについて画像を交えて、ご紹介していきます。
初心者向けMAMPのインストール方法
MAMPとは
MAMP (My Apache - MySQL - PHP)は、ドイツの webEditon 社によって開発され、2005 年8月に初回版がリリースされた「ローカル・サーバー環境を整えるための無償パッケージ・ソフト」になります。最新のバージョンは 3.0 になり、現在は appsolute 社によって管理されています。
MAMPを使用することによって、PHPやPython、Perl、MySQLなどのWebアプリケーション開発に必要なバックエンドをローカル環境でテスト・ランすることができます。MAMPは世界中のWebデベロッパーに愛用され、WordPressなどのCMSユーザーにも広く利用されています。
MAMP3.0がリリースされるまではMAC専用のソフトとなっていましたが、現在はMACとWindowsにてMAMPを利用することができます。ただし、Windowsバージョンは英語表記で、各ソフトウェアのバージョンもMACバージョンとは異なります(仕様一覧の比較)。
MAMPのインストール手順
MAMPには、フリー・バージョンとプロ・バージョンがありますが今回はフリー・バージョンのインストールの手順を紹介していきたいと思います。インストール手順についてはMAC版でも基本的操作は同じ作業になります。
(MAMP Pro 版/バーチャルサーバー、メール、簡単CMS、ダイナミックDNSなどの機能が追加。1ライセンス7,335円。)
- MAMPの公式ページにアクセスし、MAMPをダウンロードします。
- 対象となるOSを間違わない様に、画面上でMAC版、Windows版を確認します。(MAMPファイルサイズ236MB)
- ダウンロードしたMAMP_MAMP_PRO_3.1.0 をダブルクリックし、アプリケーションを起動します。
- MAMPアプリケーションの実行を許可します。
- セットアップをスタートします。NEXTをクリックします。
- PRO版のインストールを尋ねられます。使う予定がなければチェックを外しておきます。後からPRO版を追加することも可能です。
- 利用規約の同意にチェックを入れます。
- MAMPの保存先を尋ねられます。変更なしでNEXTをクリックします。
- MAMP起動後のスタートページを尋ねられます。こちらも変更なしでNEXTをクリックします。
- デスクトップへのアイコン設置を尋ねられます。チェックが入っていることを確認し、NEXTをクリックします。
- インストール内容の確認が表示されますので、間違いがなければInstallをクリックします。インストール完了まで約4分かかります。
- 無事終了すると下記の様なポップが表示されますので、Finishをクリックします。
MAMPを起動してみる
- インストールが完了すると、デスクトップにMAMPのアイコンが表示されます。アイコンをダブルクリックするとMAMPのスタートとなります。
- MAMPを起動すると、画面右上のバーで読み込みがはじまる様子を確認できます。ApacheServerとMySQLServerにチェックが入ればOKです。チェックが入った方は、NO.8までスクロールダウンして下さい。
数分経っても読み込みが完了しない、チェックが入らない場合は、一度 MAMP を終了して、再度MAMP を起動します。 - すると「APACHE にポート 80 が必要だけど、他で使われていて起動できない」というエラーが出ました。
- MAMPの設定状況を確認してみます。Preferences(Macの場合は”設定”)をクリックします。
- Preferences上部のタブPortsをクリックします。するとAPACHEにポート80が割り当てられていることが分かります。
- まずMAMPが止まっていることを確認し、Cドライブ→MAMPフォルダ→conf→apache→httpd.confのファイルをテキスト(メモ帳など)で開きます。
- 46 行目に記載されている Listen 8888 の 8888 を 80 に書き換え、上書き保存します。
- そしてMAMPのStart Serversをクリックすると、右上の APACHE Server と MySQL Server にチェックが入ると思います。これで MAMP の設定は完了です。
Open start page をクリックして、http://localhost/MAMP がブラウザで開けば OK です。
- MAMP終了時にServerの起動も終了する場合は、Preferencesを開いてStop Servers when quitting MAMPにチェックを入れ、OKをクリックしておきます。
- 実際のデータベースの設定などは、 http://localhost/MAMP/ からMySQLの設定・確認を進めることができます。
MAMPテスト・ラン
- 試しに、 http://localhost/MAMP/ からデータベースを作成し、Cドライブ→MAMPフォルダ→htdocsにWordPress一式をコピペして、テストしてみました。
- http://localhost にアクセスするとWordPressが起動し、ローカル・サーバーがうまくいっていることが確認できます。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く!!/
まとめ
少々面倒に感じるローカルの開発環境も、一度セッティングしておくとバックエンドのプログラミング言語を習得していく上では大変役に立ちます。今回はMAMPのインスト―ル方法をご紹介しましたが、MAMPを使うとPHPだけでなく、PythonやPerlなどの動作チェックもローカル環境で行うことができるようになります。MAMPフォルダ→bin→pythonの中に資料がそろっていますので、python初心者でもなんとなく感触をつかむことができると思いますよ(for Mac)。はじめの一歩として、まずはMAMP or XAMPPをセットしておきましょう。
- この記事を書いた人
- オシママサラ