アプリ開発の参考にしたいiBeaconを活用したアイディアアプリ8選

アプリ開発の参考にしたいiBeaconを活用したアイディアアプリ8選

iBeaconはAppleが開発した近距離通信技術です。利用者の位置に基づいた通知サービスなどで、小売業等での利用が期待されています。本記事ではiBeaconの概要とiBeaconを活用したアプリを紹介します。

目次
  1. iBeaconとは何か?
  2. 屋内での利用
  3. 低電力での利用
  4. 端末の対応状況
  5. iBeacon活用アプリ
  6. Apple Store:店舗内のプッシュ通知
  7. Beecon+:スマート家電と連携
  8. Macy’s:デパートのお得情報通知
  9. 渋谷歩行者ナビ2015:駅構内のガイド
  10. 野球場NAVI:野球を見ながらビールを注文
  11. カーリル図書館マップ:書棚のガイド
  12. トーハクなび:博物館の案内
  13. さがし愛ネット:認知症高齢者の徘徊防止
  14. まとめ

iBeaconとは何か?

iBeaconの活用が広がってきています。iBeaconとはiOS7以降に搭載された、位置情報を検出するための機能です。iBeacon機能と連携するアプリは、別途設置された発信機に近づいた際に、その信号を検出し、自動的にプッシュ通知などの機能を呼ぶといった使い方が想定されています。

屋内での利用

iBeaconが人気を集める理由は、その技術的な進歩にあります。これまで位置情報の検出にはGPSを用いることが一般的でしたが、屋内での利用は精度が限られていました。iBeaconを利用すれば屋内であっても数十cm~数十mという精度で位置が検出できます。

低電力での利用

従来のBluetooth通信では電池の消費が激しく、スマートフォンでの利用はあまり好まれていませんでした。iBeaconの場合、低電力で利用できるBluetooth Low Energy(BLE)に基づいているため、アプリが常時iBeaconの通信を行っていても、スマートフォンの電池がすぐに切れてしまうことはありません。

端末の対応状況

iBeaconを活用したアプリを利用するには、iOS7であることと、端末がBluetooth Low Energy(BLE)に対応していることが必須です。具体的にはiPhone4s以降、または2012年に発売されたiPad第三世代以降の端末などが該当します。Apple WatchやiPod touch第五世代でも利用可能です。

iBeacon活用アプリ

Apple Store:店舗内のプッシュ通知

https://itunes.apple.com/jp/app/apple-store/id375380948

! Apple Store

iBeaconはAppleの技術なので、AppleStoreでいち早く利用されました。アメリカの店舗限定ですが、店舗内の特定の場所を通りがかると、役立つ情報や各種サービス案内が自動的に配信されます。

Beecon+:スマート家電と連携

https://itunes.apple.com/app/beecon/id981872031

Beecon

家電製品の操作を自動化するホームオートメーションのためのアプリです。スマート家電と呼ばれる通信・自動化の機能を持った家電製品が必要になります。家に入ると自動で部屋の明かりが点く、家を離れると自動で玄関の鍵がかかる、といった方法で利用できます。

Macy’s:デパートのお得情報通知

https://itunes.apple.com/us/app/macys/id341036067

Macys

アメリカの百貨店Macy’sのアプリをインストールすると、百貨店に入店した際にクーポンや値引き情報が自動的に取得できるようになります。

渋谷歩行者ナビ2015:駅構内のガイド

https://itunes.apple.com/ja/app/id974540841

Shibuya

複雑な渋谷駅で道に迷ったことはありませんか?渋谷歩行者ナビは渋谷駅周辺の主要箇所への案内を行います。渋谷109やハチ公前などの目的地へ、屋内外をまたいで誘導することができます。

野球場NAVI:野球を見ながらビールを注文

https://itunes.apple.com/jp/app/ye-qiu-changnabi/id904609105

yakyujo

京セラドーム大阪球場で利用できる、ビールの売り子を呼び出せるアプリです。利用者は希望するビールの銘柄を指定すると、近くの売り子にその注文がプッシュ通知され、売り子が利用者のもとに来てくれます。その他にも、球場内の売店やトイレの案内などがiBeaconによって実現されました。

カーリル図書館マップ:書棚のガイド

https://itunes.apple.com/jp/app/kariru-tu-shu-guanmappu/id898520402

Karlil

図書館検索サービスを展開するカーリルの実証実験に参加した名古屋大学付属図書館では、探している本のある本棚まで誘導してくれるアプリを導入しています。図書館内に設置された130以上のiBeacon発信機により、正確な案内が可能になりました。

トーハクなび:博物館の案内

https://itunes.apple.com/jp/app/tohakunabi/id703282758

Tohaku

東京国立博物館の公式アプリです。館内の6つの鑑賞コースに対応しており、1m間隔で並ぶ展示ケースを種別ごとに解説することができます。

さがし愛ネット:認知症高齢者の徘徊防止

https://itunes.apple.com/us/app/sagashi-ainetto/id928323875

Sagashiai

さがし愛ネットは認知症高齢者の方を地域のボランティアと共に守る取り組みです。認知症の方にはiBeaconの発信機能を持ったペンダントを携帯してもらいます。ボランティアの方々はアプリを導入し、認知症を持った方が近づくと、それが通知される仕組みです。認知症高齢者の徘徊によるトラブルを未然に防ぐことが期待されています。

まとめ

iBeaconはAppleによって商標登録された近距離通信技術です。省電力設計と屋内での高精度の位置検出により、アプリでの活用が期待されています。特に、小売業において顧客の位置に基づいたタイムリーな情報提供に一役買っています。

他にも、野球場のような大規模施設における案内に活用され、利用者の利便性を高めてきました。iBeaconの基となっているBluetoothLowEnergy(BLE)はAndroidでも利用できるので、これから様々なアプリでの活用が広がっていくことでしょう。

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佐藤隆之
ライター
佐藤隆之