エンジニアとしてフリーランスになる時にやっておくべき事


エンジニアとしてフリーランスになる時にやっておくべき事

フリーランスとしていざ独立!とするには、いくつかの手続きをする必要があります。また、会社にいるうちにやっておくとよいこともあるのです。

仕事以外のことに時間を取られないためにも、一つ一つ手際よくこなしていきたいですね。

今回は、フリーランスエンジニアとして独立する際にやっておくべきことをまとめました。

目次
  1. 会社員のうちにやっておきたいこと
  2. クレジットカードを作る
  3. ローンを組む
  4. 不動産契約をする
  5. 保険の切り替え
  6. 国民年金への切り替え
  7. 開業届の提出
  8. 青色申告の提出
  9. 仕事環境の準備
  10. お金周りの準備
  11. SNSの使い方
  12. 余裕ができたらやりたいこと
  13. 確定拠出年金を切り替える
  14. 小規模企業共済への加入
  15. 個人用と事業用の口座を分ける
  16. ここまで準備できればバッチリ!なこと
  17. 事業計画を立てる
  18. 大まかなタイムスケジュールを決める
  19. まとめ

会社員のうちにやっておきたいこと

image フリーランスとして独立する前の、会社員のうちにやっておきたいことをまずは紹介していきます。

エンジニアとしてどれだけ実力があっても、フリーランスになってしまってはできないことがあるのです。

以下で説明するものについては、独立するまでに済ませておくのがベストですね。

クレジットカードを作る

クレジットカードは、会社員のうちは当たり前のように作ることができます。ですが、フリーランスになると社会的な信用が低くなってしまい、審査がとおりにくくなります。

クレジットカードは仕事用とプライベート用をわけておくとよいでしょう。あとで帳簿付けをする際に楽です。

複数枚のクレジットカードをすでに持っているのであれば大丈夫かもしれませんが、まだないときは独立するまでに作ってしまいましょう。

ローンを組む

事業をする上で源泉となってくるのが、お金です。しかし、会社員のときと比べると、フリーランスになってからはお金を借りるのが難しくなります。

立ち行かなくなってからでは遅いです。あらかじめ、ローンの計画を見直したり、借り換えを検討することも必要かもしれません。

不動産契約をする

お金だけではなく、不動産を借りるときにも、フリーランスへの審査は厳しいものです。事務所や自宅を新しく借りたいと思っているのであれば、できれば会社員として借りておきましょう。

独立したけど事務所も借りれないとなっては、必要以上にお金がかかってしまいます。出費を抑えつつしっかり収入を立てるためにも、事前準備が肝心です。

##退職したらやること

image 次は、会社を辞めたあとにやることをまとめていきます。

保険の切り替え

フリーランスになると、会社で入っていた保険から切り替えることを考える必要があります。病気やケガをしたときのためにも、保険にはちゃんと入っておきたいものですね。

国民健康保険への切り替え

多くの場合、前の会社で入っていた健康保険や雇用保険から脱退することになるでしょう。そして、そのかわりに国民健康保険に入ることになります。

居住している市区町村の役所で手続きをしましょう。

任意継続

退職から2年間に限ってですが、前の会社で入っていた保険に加入したままにしておくことができます。会社が負担していた分の保険料も支払うことになるため、値段はこれまでより高くなります。

会社員のときは保険料が労使折半であるため、独立するときに任意継続を選ぶと保険料は単純に2倍になりますね。

保険料は都道府県によります。なので、国民健康保険に新しく加入するか、任意継続をするのか、どちらがおトクなのかを考えておくとよさそうです。

国民年金への切り替え

フリーランスになると、これまで払っていた厚生年金の代わりに、自分で国民年金を支払う必要がでてきます。

こちらも 居住している市区町村の役所で手続きをしましょう。

開業届の提出

個人事業主として税金を納めるための手続きも、フリーランスになるとする必要があります。

市区町村の役所には「事業開始申告書」を開業してから15日以内に、また税務署には「個人事業の開廃業届」を1ヶ月以内に提出しましょう。

青色申告の提出

確定申告には「白色申告」と「青色申告」があり、申請をしなければ白色申告で行うことになります。

ただ、税制的なメリットが大きいので、税務署で開業届を出したときにセットで提出することがおすすめです。

出さなくてもよいものですが、出しておいて損はないです。時間があるときに提出しておきましょう。

必要な手続きは1日にまとめたほうがよい

手続きのために役所や税務署に行くのは、できれば1回にまとめましょう。

そして、1日で手続きを済ませておくことをおすすめします。

ゆえに、手続きまでに書類をそろえ、一気に手続きを済ませるのがベストと言えますね。

仕事環境の準備

フリーランスになる前に、仕事環境も準備しておきたいものです。ここからは、環境の準備について紹介します。

名刺

フリーランスにとって、人脈は自分の収入に直結すると言っても過言ではありません。

会社員のときは名刺というと会社の看板でもありますが、フリーランスになってからは正真正銘、名刺が自分の看板となります。

ちゃんとした名刺を作って、常に持ち歩きたいものですね。

印鑑

請求書を発行する場合などに、自分の印鑑が必要になってきます。

フリーランスとして活動するのであれば、屋号の印鑑を用意しておくとよいでしょう。

お金周りの準備

フリーランスとして活動し続けるためには、お金周りの準備を怠ってはいけません。

ここからは、お金について準備すべきことを紹介していきます。

事業用通帳の準備

開業届を出して、屋号も決まったところで、事業用の通帳もつくってしまいましょう。

経費など、取引の記録がプライベートと混ざらないようにしたいというのが目的です。

会計ソフト

事業用の通帳をつくった後は、会計ソフトを用意していきます。迷わずオンラインソフトを使っていきましょう。

freee(フリー)弥生といった、オンラインの会計ソフトがおすすめです。

請求書や見積もり書のひな形を用意する

フリーランスとして仕事をしていくときに大切になってくるのが、「どこまで事務作業の手間を減らすか」というポイントです。

当たり前ですが、請求書や見積もり書を作っているときには報酬が発生しません。

そのため、ひな形をつくってしまい、短時間で書類を作成できるようにしておきましょう。

Misoca(ミソカ)CloudSign(クラウドサイン)のようなサービスをうまく使いたいものですね。

SNSの使い方

いくら準備をしたところで、フリーランスになったばかりの時期は不安がたえません。とくに、「仕事が来るのかどうか」という思いは常について回るでしょう。

そこでやりたいのが、うまくSNSを使うことです。自分が開業したことを、できるだけ多くの人に知ってもらうことで、そのぶん仕事が入る可能性が高くなります。

余裕ができたらやりたいこと

image 無事に独立することができ、仕事に余裕ができてきたらやりたいこともまとめておきます。

確定拠出年金を切り替える

今まで確定拠出年金に加入していたかたは、「個人型」に切り替えて運用を続けましょう。

継続して続ける必要がないと思えば解約してもよいですが、国民年金だけでは不安…ということなら個人型で確定拠出年金を運用したいですね。

小規模企業共済への加入

国民年金と確定拠出年金に加入しているけど、やっぱり老後が不安なときは、小規模企業共済にも加入したいものです。

個人事業主のための退職金積み立て制度である小規模共済は、20年以上加入すると掛け金以上のリターンが見込めます。

余裕があれば入っておきたいですね。

個人用と事業用の口座を分ける

事業に使う経費は、できれば事業用の口座から出せるようにしておきたいです。

口座を分けておくことで、確定申告のさいに作業が楽になります。できれば、独立と同時に事業用の口座を開設したいですね。

スムーズに確定申告を行うためにも、口座は早めに分けておきましょう。

Webサイト担当者としてのスキルが身に付く

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ここまで準備できればバッチリ!なこと

ここからは、さらに上級の事業者として活動するための方法をまとめていきます。

事業計画を立てる

手続きが済むと独立できてしまうフリーランスですが、将来を見すえた計画を立てたほうが活動の幅が広がります。

毎月の売上目標などを設定し、無理のない事業計画を立てましょう。

仕事の量を決めることにもつながり、働きすぎを防ぐ効果もあります。

大まかなタイムスケジュールを決める

フリーランスには出勤という概念がありません。そのため、生活リズムが狂うことがあります。

「明け方になってから寝て、昼過ぎに起きる 」といった悪循環になると、それを戻すのに苦労します。

なので、まずは1日のタイムスケジュールを目安でよいので作り、それにそって自律した生活を送るようにしたいものです。

##まとめ

image フリーランスになる前、なった後にしておきたい手続きについてまとめました。

会社員のころと比べると、手続きが増えるかと思いますが、フリーランスとして活動していくためには避けて通れない道です。

しっかり仕事に集中するためにも、まずは必要な手続きをぬかりなくこなしていきたいものですね。


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黒田剛司
この記事を書いた人
黒田剛司
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