安定した技術力を用いて顧客に伝わる商品やサービス開発を考える際、「デザイン思考」の講座受講はいかがでしょう。
「パッケージ」や「見た目」という表面的なデザインとは違い、徹底的に顧客視点に立って「片付けやすさ」「使い勝手」「使い心地」「わかりやすさ」「室内に置いた際空間に馴染むか」など多くの視点からデザインをすることをデザイン思考といいます。
便利だから「買う」「使う」時代から、「ライフスタイル」に「フィット」することが求められる今のモノづくりをする方々の、生産性を上げるきっかけになることでしょう。
デザイン思考の講座・研修を行っている企業
TORIKAJI
画像出典:TORIKAJI
- 研修体系/集団
- 場所/東京
- 時間/平日 夜2日19時半から 22 時半隔週で公開。2ヶ月で修得可能。
- 目標/講義+実践を意識した演習を通じて、2ヶ月間でバイアスに囚われない新しいアイディアを発想し、サービスとして形にしていく力を身に付ける。
TORIKAJIは、少人数でチームを組み密なコミュニケーションと徹底した顧客視点と経営理論を織り交ぜ、アイディアからプロトタイプの作成を行う研修です。
具体的には、
- 顧客のニーズの観察
- 抽出した課題の解決案
- ビジネスモデルの決定
- MVPのプロトタイプ
- フィードバックの還元
- サービスのグロース
です。
事業計画からではなく現在の顧客ニーズの観察から始めるため、新規サービスリリースにありがちなユーザーが集まらない現象や、ユーザビリティによる機会損失を早い段階で気がつくことができます。
サービスやモノに落とし込む前に、課題を把握し、何を解決するのか、どう実感、体験をして解決に至らせるのかを大切に議論と行動を繰り返します。
途中、アイディアに対しフィードバックも行います。リリース前に、いかに早く失敗をし改善を行い、手に取ってもらえるサービスに仕上げる工程を徹底させています。
TORIKAJIの研修を通じ、実際手を動かすことで、アイディアや技術力に偏りがちな商品やサービスの良さをより浸透しやすく、自分自身の成長につなげ、喜ばれるサービスや商品を提供することができるようになります。
【インタビュー記事】コニカミノルタ株式会社様へのデザイン思考研修実施しました!
【インタビュー記事】株式会社石田大成社様へのデザイン思考研修実施しました!
一般社団法人デザイン思考研究所
画像出典:デザイン思考研究所
- 研修体系/集団
- 場所/社内の研修室、もしくは、全国の貸会議室
- 時間/応相談
- 目標/デザイン思考を日常的に実践し、異なる領域の専門知識を統合しながら問題発見・問題解決を行えるイノベーターの養成講座。
デザイン思考研究所ではスタンフォード大学d.schoolで教えられている「5ステップ」や、Appleのマウスをデザインした「IDEOのメソッド」などを、ワークショップ形式で理論解説とトレーニング実践の両方を提供。
20世紀型工業化社会から知識型社会に移行する21世紀を踏まえ、個人で保有する専門的な知識をいかに相手に伝わりやすく、また、商品として選んでもらえるようにするかを目的とした研修です。
工業化社会では、商品に「技術力」を付加することで価値を創造しました。しかし、ものが簡単に揃う先進国では、不便さを感じることはなくなり、「技術力」が付加価値と感じることは減っています。
成熟した社会において求められているのは、利便性で得た時間を人と会ったり新しいことにチャレンジしたり豊かに使うことです。
こうした時間の使い方も含め課題設定をしデザインを通じて解決していくノウハウを得ることができます。
JAMマネジメントスクール
画像出典:JAMマネジメントスクール
- 研修体系/集団
- 場所/東京
- 時間/主に平日 10時から 16 時半。
- 目標/「デザイン思考」を学び、体感することによって、クリエイティブな能力を育て、右脳系・創造系人材を養成すること。
「デザイン思考」は、アメリカのデザインコンサルタント会社IDEO※
によって提唱され世界に広がった「すべての人に開かれたデザイン手法」です。
人々のニーズ、テクノロジー、ビジネスの視点から、チームで課題を発見し、解決策を考えるアプローチであり、デザインの専門を越えてビジネスや教育で実践されています。
JAMマネジメントスクールでは、「デザイン思考」理解のための入門編であり、「ファシリテーション」、「ラピッドプロトタイピング」、「チームワーク」を通して学びます。
フィールドワークを通じて、具体的な課題やニーズを掴みアイディアフラッシュを行います。身体を使い机上ではなくユーザー視点を掴むため、知力勝負になりがちなアイディアフラッシュがより現実的なアイディアとなりに生産的です。
また、ユーザーのライフスタイルを、研修生で共通に認識することができるため議論がより効率的かつ、共感性が高いものに仕上がります。
技術力や印象という、「わかりやすさ」で差別化を図ろうとしてしまう既存の思考から、子どものように真っ白で、感覚的に「わかりやすい」ものへ納得しながらゴールを設定することができるようになります。
アートやデザインに疎い方もフィールドワークを通じて行うため、腑に落ちやすいでしょう。多くの人に、「共感」をしてもらえるサービスや商品は、「長く愛される」サービスや商品となります。
既存の商品の改良や、新規事業等幅広く応用することができます。左脳で理解しがちなビジネスにいておいて、新しい局面を柔軟に対応するためにこれをきっかけに受講してみませんか?
PMI
画像出典:PMI
- 研修体系/集団
- 場所/東京
- 時間/平日 9時から 18時
- 目標/ビジネスをどのように「顧客の時代」に適応させていくべきか、そのためにまず顧客経験とは何か、ビジネスにおいて何故重要か、といった基本となる考え方をご紹介します。
PMIの研修では、個人の嗜好や行動が多様化する中で、人間の行動に注目をし複雑化する課題を解決するノウハウを修得することができます。本研修の特徴は、商品開発や新規事業部のみならず経営者や将来のリーダー候補生等、マネジメントを行う人たちを対象としていることです。
商品やサービスがコモデティ化する中、いかに差別化をするか。また、商品価値や企業価値を商品やサービスを通じ向上させていくか、こうした課題を人間の行動に焦点を当て解決していきます。
目まぐるしく変わる顧客ニーズを的確に捉えるためには、顧客の暮らしや行動習慣を徹底的に研究し、顧客の暮らしの中で「どうあるか」を「どう価値を提供することができるか」をと捉えることが市場拡大や新規事業を成功させるポイントになります。
これまで顧客ニーズは、マーケティングや統計、顧客からのアンケートなどで間接的に曖昧に掴んできたかとも思います。
デザイン思考を習得すると、データ等に基づき顧客のライフスタイルに寄り添うことで、より共感してもらえる商品やサービスを提供することができるようになります。
デザイン思考は、徹底したユーザー視点や現場に焦点を当てた発想を大切にします。情報化社会によって、溢れる情報と付き合うには、どうすると負担が少ないか。また、どうすると引き継ぎやすいか。運用しやすいか。など。「ふつうの暮らし」や「使う人の立場」に重点を置いてデザインをしようという考え方です。
手に取る「モノ」のデザインから、インターネットのユーザビリティなど今後ますます企業で必要とされます。デザイン思考は生産性向上に繋がることでしょう。