新入社員向けマンツーマンJava研修でプログラミング研修の「脱落者0」を実現【フューチャーアーキテクト】



新入社員向けマンツーマンJava研修でプログラミング研修の「脱落者0」を実現【フューチャーアーキテクト】

ITを武器とした課題解決型のコンサルティングサービスを展開し、近年ではAIやIoTなどの先端技術を活用したプロダクトを開発しているフューチャーアーキテクトではどのようにITコンサルタントを育成しているのか?

今回は、コードキャンプのJava研修を導入していただいたフューチャーアーキテクト株式会社の大塚氏、佐藤氏と、実際に研修を受講された永井氏に研修の狙いや成果についてお話を伺いました。

コードキャンプのプログラミング研修|CodeCamp

目次
  1. 最先端の技術力を提供できる人材を育成する新入社員研修
  2. オンライン研修だから、他研修・OJTとも並行して受講できる
  3. 「脱落者0」を実現する、個別フォローアップJava研修とは?
  4. チーム開発研修を通じて新入社員が磨きあう機会を創る
  5. 「期待は青天井」技術を活かした起業家・発明家を輩出する

フューチャーアーキテクト株式会社
人材戦略グループ 教育担当 大塚 尚典 氏(写真左)
コンサルタント 佐藤 洋人 氏(写真中央左)
アソシエイトコンサルタント 永井 優斗 氏(写真中央右)

インタビュアー:コードキャンプ株式会社 デジタル人材開発支援室 下山 雄大(写真右)

最先端の技術力を提供できる人材を育成する新入社員研修

-今回は新入社員研修をお手伝いさせて頂きました。まずはフューチャーアーキテクトにおける新入社員研修の位置づけについてお話をきかせてください。

大塚氏:今年度は「ITコンサルタント職(総合職)」として新卒学生を65名を採用しています。

「組織としての多様性」を重要視して採用活動を行っているので、入社する新入社員のバックグラウンドは、情報系の学部・大学院を卒業した学生から、文系学部出身者、海外の大学出身者など様々です。

また、我々はITテクノロジーを強みとした会社なので「スーパーエンジニア枠」として、情報系大学院の出身者や既にエンジニアとして実績がある学生も積極的に採用しています。

佐藤氏:新入社員研修は4月〜7月の期間で実施しています。常に学習を継続し「最先端の技術力を提供し続けられる人材」を育成することを研修のゴールに置きながら、基礎的な社会人スキル研修から集合型でのプログラミング研修、チームに分かれての開発研修までを行っています。

-コードキャンプの研修をご導入することになった背景・経緯についてお教えください。

佐藤氏:新入社員にはプログラミング経験がある人から全く未経験の人までおり、スタート地点でのレベルにバラつきがある状態でプログラミング研修(学習言語:Java)がスタートします。

例年、4月の研修カリキュラムが終了した時点でプログラミングの試験を実施しているのですが、全体で基準に達していない新入社員が1、2割くらいでてしまいます。集合研修の中でフォローを行うなど工夫しているのですが、人によって元々のレベルや習得スピードに差があるためどうしても一定数は遅れる人が出てしまいます。

そこで、今回はJavaプログラミングの習得に遅れが出ている新入社員を対象に、個別のフォローアップ研修をコードキャンプと実施しました。

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オンライン研修だから、他研修・OJTとも並行して受講できる

-プログラミングの習得が遅れている新入社員向けのフォローアップ研修として導入頂きましたが、前年まではどのような課題がありましたか?

大塚氏:これまで、試験に合格できなかった新入社員には自習の時間を取って習得を進めるように促したり、先輩社員がメンターとして個別にレクチャーを行ってきたのですが全ての新入社員研修が終了するまでに「新入社員全員」を漏れなく求めるレベルまで引き上げるということが実現できていませんでした。

今までのように、通常業務を抱えている先輩社員をアサインしてフォローアップにより注力してしまうと、会社の本業を支える貴重なリソースの使い方として適正であるのか?という問題がでてきます。

そこで、今年度からオンラインで新入社員それぞれの課題に合わせた個別指導が受けられるコードキャンプの研修を試験に合格できなかった社員向けのフォロー研修として導入しています。

コードキャンプのプログラミング研修|CodeCamp

佐藤氏:フォロー研修の参加者には、全体の新入社員研修に参加しながら個別に時間をつくって理解が足りていない部分についてレッスンを受けてもらい、合格するまで試験に再チャレンジするというスタイルで受講してもらいました。

-通常の全体研修に加えて、フォローアップ研修を準備することによってどのような効果を期待していますか?

大塚氏:研修を通じてプログラミングスキルのベースを身につけてもらうことはもちろんですが、自分が理解できなかったことをそのままにしない癖をつけることで、研修のテーマである「最先端の技術力を提供し続けられる人材」となることを目指しています。

新入社員研修後は、配属が決まり各プロジェクトへアサインされます。そこで顧客に価値を提供するためにITスキルは必須です。ITのバックグラウンドをしっかり持ちながらコンサルタントとしてバリューが発揮できる状態に引き上げられるように、マインド・スキルの両面を研修で磨いています。

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「脱落者0」を実現する、個別フォローアップJava研修とは?

-研修を実施した後の効果についてお話をお聞かせください。

大塚氏:今までは、大人数での講義形式での研修だとわからないことがあっても手を上げて質問することをしづらく、理解できないことがそのままになっていました。

今回のコードキャンプでのオンライン・マンツーマン研修では1対1で現役エンジニアの方に丁寧に教えていただくことができたので、全体研修でつまづいた部分も理解することができたと受講者から声をもらっています。

佐藤氏:フォローアップ研修を受けた新入社員が、研修を受けなかった上位の社員と同レベルの評価で研修を修了するといった事例もあり、前年度と比較しても研修を通じての到達度を大幅に高めることができました。

-研修を受講していただいた永井さんのお話も伺わせてください。実際にコードキャンプの研修を受講してみていかがでしたか? image 永井氏:私は文系の大学院卒後にプログラミング未経験で入社し、今回コードキャンプの研修を受けさせていただきました。全体研修が終了した時点で研修のテーマであったJavaへの理解が追いついていなかったので、理解できていない箇所について講師の方に直接指導をしていただきました。

集合型の全体研修ですと、講義の後の時間で個別に質問をしようと思っていたことを解決できなかったり、復習のためにその日に教わった内容についてテキストを見返しても理解ができないことなどがありました。 マンツーマンのビデオ通話で講師の方に画面を共有し、直接コーディングの仕方を教わりながら理解できるまで自分のペースで学習を進めることができました。

他の新入社員とチームを組んでシステム開発に取り組むという研修を受けながら、合間を見てオフィスでコードキャンプの研修を受講していたのですが、学習したすぐ後にチーム開発で実践することができました。

コードキャンプのプログラミング研修|CodeCamp

佐藤氏:昨年までですと、学習が遅れている新入社員には自発的に自習の時間を取るように研修運営側から伝えるのみだったのですが、今年はキャッチアップするための学習環境を準備し提供していたので、しっかり学習して追いつこうという意識を持ってもらえたことが成果に繋がったと感じます。

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チーム開発研修を通じて新入社員が磨きあう機会を創る

-貴社の研修では最後の仕上げとして全新入社員が「チーム開発」に取り組まれるということですが、その狙いについてお教えいただけますか?

佐藤氏:6月からはじまるチーム開発研修では、プログラミングのスキルが近いメンバー同士でチームを組むようにしています。

新入社員の間で競い合うことでいい意味で刺激を受けてもらい、競争心が芽生えるような仕掛けを用意しています。

また、ITスキルだけではなく交渉力やスケジュール調整能力などITを使って課題解決をしていくために必要なスキルを養成するためにチーム開発研修を行っています。

研修では常に「自走できるようになる」ことをメッセージとして伝え続けているので、言われたことをやるだけではなくプロジェクトを成功させるための成功体験を積んでもらう場にしています。

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「期待は青天井」技術を活かした起業家・発明家を輩出する

-今回コードキャンプの研修を受けていただいた方とは別に、ハイレベル向けの研修コースも準備されていらっしゃいますね。どのようなことが行われているのでしょうか?

佐藤氏:個別フォロー研修を受けている新入社員もいる一方で、1ヶ月目の研修を通じてエンジニアリングのスキルが認められた新入社員は同じ期間中に「Sコース」と呼ばれる、成績上位者向けのコースに参加しています。

プログラミングの習得が遅れている社員を必要最低限のレベルに引き上げると同時に、伸びしろがある新入社員には積極的に挑戦できる機会を提供しています。

大塚氏:「Sコース」では先端技術を研究・実践している部門のメンバーからの講義や、AIやIoTなどをテーマにしたワークを行っています。新卒であっても既に高い技術力を持っている人はその能力を青天井に伸ばしていくサポートをすることが目的です。

-全体の平均値に合わせるのではなく、レベル差に合わせて社員の育成に取り組めているということは素晴らしいですね。

大塚氏:そのような同期入社の社員がいることで、今は中間層の新入社員でも刺激を受けて今よりも上のレベルを目指すように化学反応が起きることを期待していました。成績がよい新入社員が自主的に、学習が遅れている同期と一緒に勉強会を開催するなど、研修の中で問題意識を持って主体的にアクションを起こしてくれています。

フューチャーアーキテクトでは、社員全員が起業家・発明家であれという社訓を掲げています。新入社員研修を通じて、新しいことにチャレンジし続け、先端技術によって新しい価値をつくっていく人材を輩出していきたいと思います。

-私たちも引き続き、貴社でこれから活躍していく人材育成のお手伝いをさせていただければと思います。本日はお話をお聞かせいただきありがとうございました。

コードキャンプのプログラミング研修|CodeCamp ※研修を提供しているコードキャンプ株式会社は、フューチャーアーキテクト株式会社(株主:フューチャー株式会社)のグループ企業です。

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CodeCampus編集部
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