- 更新日: 2022年06月17日
- 公開日: 2019年01月15日
プログラミング研修の選び方ポイント公開! 助成金の利用の仕方まで
IT化が進んだ現代ではパソコンやタブレットなどのIT機器を使わない職業の方が少ないというのが現状です。しかし、プログラミングなどの高度な技術は学生のうちに簡単には身につかず、未経験のままIT関係の職業に就職しようとすると、どうしても技術面での不安に思うことが多いようです。
そういった不安を解消するのが、プログラミング研修です。最近ではプロの講師による様々なカテゴリーに対応した研修が受けられるようになっており、プログラミングを扱わない営業や企画などの職業向けのIT研修などもあります。
そこで今回は、プログラミング研修をより知りたい方や、これからプログラミング研修を取り入れたいと考えている方に、プログラミング研修の目的から内容、費用の相場までを分かりやすくご紹介します!
- まずプログラミング研修の概要を抑えよう
- そもそもなぜプログラミング研修が必要なのかを考える
- プログラミング研修とは何をするのか?
- プログラミング研修を実施することで得られる効果
- プログラミング研修の実施を決めるときに考えるポイント
- どの言語の習得を目指すのか?
- オンライン学習なのか、集合研修なのか?
- 期間はどの程度行うのか?
- プログラミング研修の費用はいくら掛かるのか?
- プログラミング研修費用の相場
- プログラミング研修は助成金を利用できる可能性がある
- 評判の高いプログラミング研修を実施している企業
- Code Camp
- Tech Camp
- Tech Academy
- インソース
- トレノケート
- 初めてのプログラミング、ついていけない新人にはどうする?
- マンツーマンレッスンをつける
- 細かく課題を設定してあげる
- まとめ
まずプログラミング研修の概要を抑えよう
それではまず、プログラミング研修とはどういうものかを見ていきましょう。
そもそもなぜプログラミング研修が必要なのかを考える
プログラミングの現場はいつでも忙しいもので、たくさんの現場で追加の人が欲しいと声が上がります。そんな時に未経験や経験の浅い人を連れて来てもかえって足手まといになります。いつでもプログラミングの現場に欲しい人材は「即戦力」です。
プログラミング研修の目的の一つは即戦力を育てることです。戦力になる人材になるまで技術を教えることで現場に出てもある程度の活躍が見込めるようになるのです。
プログラミング研修とは何をするのか?
研修内容は学びたいカリキュラムや研修を開催しているスクールなどで異なりますが、大まかにはプログラミングの基礎を学習した後、プログラミングの記述方法やテストなど実践的なスキルを学びます。その後、課題などで学習したことが身についているかを確認し、その結果によって再度学習するのか次へ進むのかを決めます。
課題は実際にWEBサイトを構築したり、ある目的に基づいてデータベース構築やプロラミングを行ったり、スマートフォン用のアプリを作成したりと様々です。
プログラミング研修を実施することで得られる効果
プログラミング研修を実施することで得られる大きなメリットはプログラミングへの慣れです。プログラミング言語というのは多くの種類がありますが、とりあえず1種類学べばアルゴリズムなどはある程度応用ができます。そういう意味では、一番大変な未経験の状態から戦力になるまで育てるというのはとても重要なことで、そこでプログラミング研修を利用するというのは理にかなっています。
また、プログラミングを学ぶ過程でタイピングや検索スキルなどの向上も見込めるため、ITスキルを基礎からレベルアップする効果も見込めるでしょう。
プログラミング研修の実施を決めるときに考えるポイント
プログラミング研修がどういうものか分かったところで、次は実際にプログラミング研修を実施する時に重要なポイントを考えてみます。
どの言語の習得を目指すのか?
スクールによりますが、数種類から十数種類程度の言語を学ぶことができます。基本的には配属先で使用する言語や会社として学ばせたい言語を習得するのが一般的ですが、まだ決まっていない場合は、WEB系ではHTMLとCSS、Rubyなど、それ以外ではJavaなどが人気です。最近ではSwiftなどスマートフォン向けのアプリを学ぶための言語を学ぶ場合もあります。
オンライン学習なのか、集合研修なのか?
これまでの研修のイメージでは研修会場に集まって講師が授業をする集合研修のイメージがあると思います。集合研修は企業としては研修先に人を向かわせるだけでよいので一番手間がかかりません。しかし、集合研修では受講者の理解度に差ができたり、きめ細やかなサポートを受けることができません。最悪の場合、話だけ聞いてほとんど理解できなかったということもありえます。
これに対し、最近増えてきているのがオンライン学習による研修です。オンライン学習では一人ひとりレベルに合わせた学習カリキュラムを用意することができ、自分のペースで学習を進めることができます。
オンライン学習は集合研修に比べ、学習前の準備や学習方針決定など手間がかかりますが、その分マンツーマンレッスンやサポートなどがしっかりしており、集合研修より学習がスムーズに進むような環境ができています。
期間はどの程度行うのか?
カリキュラムによって学ぶ時間は様々ですが、オンライン研修は大体1か月から3か月程度で時間としては短い研修なら20から30時間、長いものだと100時間以上学習を行うものもあります。集合研修の場合は学習の単位が小さいカテゴリに分かれているものが多く、1つのカテゴリを数時間かけて学びそれを複数選択するような形が多くあります。
評判の高いプログラミング研修を実施している企業
研修受けさせたくてもたくさんスクールがあってどうしていいか分からない方のために、オススメのスクールをご紹介します。
Code Camp
画像出典:Code Camp
Code Camp(コードキャンプ) | ||||||
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公式サイト | https://codecamp.jp/business | |||||
運営会社 | コードキャンプ株式会社 | |||||
学習形式 | オンライン学習 | |||||
学べる言語やスキル | プログラミング(HTML5、Java、PHP、Rubyなど)、デザイン(Photoshop、Illustrator)、アプリ(Andoroid、Swift) |
コードキャンプは確実に即戦力化するためのプログラミング研修が受けれられるオンライン学習スクールです。受講者は20000人を超えており、スマートフォンゲームで有名なガンホーやインターネット電話で有名なLineなど大企業も研修先として選ばれていることから学習効果の高さがうかがえます。
学習は受講生一人ひとりに合わせた研修のゴールをプランナーと考え、その後は研修プランを作成し研修を実施します。カリキュラムの進捗、課題の提出状況や評価はオンラインのマネジメントシステムで行えるため、研修を受講した社員の受講履歴、スキルや到達度を全て可視化することができますので受講者全員の研修状況を把握しやすくなります。
研修は現役エンジニアによる質の高い授業が行われるため、未経験で不安な方も安心してサポートが受けられ、プロの現場の技術をしっかりと学ぶことができます。
Tech Camp
画像出典:Tech Camp
Tach Camp(テックキャンプ) | ||||||
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公式サイト | https://tech-camp.in/trainings | |||||
運営会社 | 株式会社div | |||||
学習形式 | 集合研修(東京・大阪)、オンライン学習 | |||||
学べる言語やスキル | プログラミング(Ruby、PHP、Java)、サービス開発 |
テックキャンプは最新のテクノロジーを使いこなせる人材になれるテクノロジー人材育成スクールです。学習をサポートしてくれるメンターとともに学習を進めるからこそできる「最後までやりきる研修」を提供しています。
学習で使用する教材は5000回を超えるアップデートを行っており、学習場所も東京と大阪の教室を使えばメンターが直接サポートしてくれます。もちろん教材を使ってオンライン学習を行うこともできます。研修をサポートしてくれるメンターも厳しい試験に合格した者のみを採用していますので、分からない部分も分かるまで丁寧に教えてくれます。
メンターがきっちりとサポートしてくれるので、しっかりと着実にステップアップしたい方にオススメです。
Tech Academy
画像出典:Tech Academy
Tech Academy(テックアカデミー) | ||||||
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公式サイト | https://techacademy.jp/biz | |||||
運営会社 | キラメックス株式会社 | |||||
学習形式 | オンライン学習 | |||||
学べる言語やスキル | プログラミング(Ruby、Java、PHP、Pythonなど)、WEBデザイン(ホームページ、動画編集など)、マネジメント、Office関係 |
テックアカデミーは実務を想定したカリキュラムで実践的スキルを短期間で確実に身につけられる法人向けオンラインIT研修スクールです。学習はオンラインでカリキュラムを読む、カリキュラムで学んだものを課題で実践し、分からないところはメンターに質問するという形になります。
メンターは現役のプロが行い週2回のビデオチャットと毎日15時から23日のチャットで手厚くサポートしてくれます。課題のレビューも制限なしで何度でも行ってくれるため、分かるまで学習に取り組めます。
コースもプログラムはもちろん、AIやWordPres、Unityなど様々で、非エンジニアが身につけるべきプログラミングの知識を教えてくれるコースなどもあり、プログラマー以外のIT関係の職業でも利用できそうです。
インソース
画像出典:インソース
インソース | ||||||
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公式サイト | https://www.insource.co.jp/index.html | |||||
運営会社 | 株式会社インソース | |||||
学習形式 | 集合研修(東京、大阪会場など) | |||||
学べる言語やスキル | プログラミング(C、Java、C#、PHP、Python、Visual Basicなど)、ビジネススキルなど |
インソースはITだけでなく、その他非常に多くのカリキュラムを有する総合研修スクールです。その範囲は広く、プログラミングからコミュニケーション、チームビルディング、マネジメントなどこれから社会で役立つスキルばかりです。
研修は基本的には集合研修での学習となり、会場に足を運んで研修を受ける形となります。プログラミングの研修は2、3日程度の細かい単位に分かれていますが、長いものだと10日を超える研修もあります。日程が決まっており、公開していない研修もあるため、日程などをきちんと確認する必要があります。
最近の流行りではありませんが、昔から使用されているC言語やCOBOLやVisualVasicなどの言語も学べるため、業務で必要になる方にはオススメです。また、講師派遣やEラーニングなども行っているため、気になる方はチェックしてみてください。
トレノケート
画像出典:トレノケート
トレケノート | ||||||
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公式サイト | https://www.trainocate.co.jp/ | |||||
運営会社 | トレノケート株式会社 | |||||
学習形式 | 集合研修(東京、大阪、名古屋会場など) | |||||
学べる言語やスキル | プログラミング(C、Java、C#、JavaScriptなど)、要件定義、ソフトウェアエンジニアリング、オブジェクト指向開発などのスキル |
トレケノートはITプロフェッショナルや組織のビジネスリーダーの育成を支援するための研修スクールです。IT系に特化した研修が魅力的でプログラミングはもちろん、大企業でも取り入れられているクラウドサービスであるAmazon Web ServicesやMicrosoft Azureなどの最新技術を学習することができます。
集合研修のため開催されている研修でしか学習することができませんが、未経験の方だけではなく技術力をさらに伸ばしたいエンジニアの方の要望にこたえられるだけのカリキュラムが用意されているので自分に合った研修が必ず見つかるはずです。
研修は1日から長いもので5日程度で、魅力的なITスキルが豊富に取り揃えられていますので、業務などで新たにスキルを習得する必要がある方などにはピッタリのスクールです。
初めてのプログラミング、ついていけない新人にはどうする?
さて、色々なスクールを見てきましたが、プログラミングの経験が何もない新人さんは色々戸惑うことがあると思います。そんな時はどうすればよいでしょうか。
マンツーマンレッスンをつける
一番効果的だと思われるのが、マンツーマンレッスンを行うことです。となりで教えてあげることで、どこが分からないかを見極め、細かい疑問点を解消してあげることができます。また長く同じ時間を共有できるため講師との絆も深まり、さらに学習がはかどるかもしれません。
しかし、集合研修の場合は講師とのコミュニケーションが図りにくくなるため、このようなレッスンを希望するのであればメンターがサポートしてくれるオンライン型の学習スクールの方がよりマンツーマンに近い研修が受けられるでしょう。
細かく課題を設定してあげる
研修を行い大きい課題を出して終わり、というような学習方法の場合、大きい課題ができないと理解していないとみなされ研修を受けている方もどこが悪いのか分からないということが起こります。学習のポイントを細かく区切って課題を出すことで、自分がどこが理解できていないかを知ることができます。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
様々なスクールや研修を受けるポイントなどを説明してきましたが、助成金があるとはいえ企業にとっては安くない出費となるはずなので、受講される方にはきちんと技術を身につけてほしいはずです。
集合型、オンライン型どちらにも利点があり、それぞれのスクールのカリキュラムにもよりますが、企業、個人としてどういうエンジニアになりたいか、そのためにどういう学習スタイルが必要かというのもスクール選びの重要なポイントではないでしょうか。
- この記事を書いた人
- ふろっく