- 更新日: 2020年07月10日
- 公開日: 2020年07月03日
Web運営者必見!Webで課金&ビジネスする方法
スマホやパソコンを使っていて、「ネットショップや有料サービス、儲かるのかな?」と一度は思われた経験はありませんか?
そしてブログやホームページの作成経験がある方なら「どうやったら課金できるんだろう」とも考えますよね。
そこで今回はWebで課金する方法をご紹介します。
Web運営者なら知っておきたいWebで課金&ビジネスする方法
Webで課金&ビジネスする方法
2020年6月24日現在、Web上でお客様から決済をもらえるサービスは以下の4点。
ネットショップの運営種類 | 初期費用 | 運営元への手数料 | 公開までのスピード | 手軽さ | デザインのカスタマイズ | プログラミング知識 | 機能の追加 | 主体 | SEO | Google Speed(mobile) | 構造化 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ショッピングモール(楽天市場など) | 0〜 | あり | 早い | ◎ | △ | 不要 | 限定的 | 運営サイト | プラットフォームに依存 | 28 | ○ |
Wixやカラーミー など | 月1,800円〜 | なし | まずまず | ◎ | ○ | 不要 | 限定的 | 運営サイト | プラットフォームに依存 | 16 | ○ |
EC-CUBEやWooCommerceなど | 月524円〜 | なし | まずまず | ○ | ◎ | 必要 | 限定的 | 開発元 | プラットフォームに依存 | 68 | × |
自作サイトにStripeやPay.jp | 月600円〜 | なし | やや時間かかる | △ | ◎ | 必要 | 柔軟に対応可能 | 自分 | 柔軟に対応可能 | 82 | ○ |
Webで商売、課金と聞いて思いつくのは、やはりいつも利用する楽天市場やYahoo!ショッピング、それから Amazon などのモール系でしょう。 モール系は、特別Webに詳しくなくてもモールに特定数の会員がいて、すぐにビジネスを始められるので効率的。
しかし、巷では手軽にネットショップ開業を開業できるカラーミーショップやWixなどのホームページビルダー系も人気。たくさんの情報があって中々頭の中が整理つきにくいと思いますので、年間売上別でみた”経費”をグラフにしてみました。
下図のグラフは単純に、売上ベースから算出されるプラットフォーマーへの必要な金額で、サイトを作成する費用などは含まれていません。
一目瞭然でモール系は売り上げに比例してマージンを支払う金額も増えるため、せっかくビジネスが軌道に乗っても、高い手数料に頭を悩ます方が多い現状。
一方、モール系以外は作成費用は算出していないとしても、売り上げに対するマージンを払う必要はないので、ビジネスが軌道に乗ればその分利益も自分のものに。
ただし、ここでも少し難があり、例えば Wix の場合ではテンプレートを変更できない、行間を調整できない、追加機能に制限があるなど、どうしても”自由”には表現できないモドカシさがあります。
Wixよりも自由度が高く、手軽にネットビジネスを始める方法として WordPress ベースの WooCommerce や国産ECサイトのECーCUBE などがあります。
実際に使ってみるとプログラミング知識がなくても割と本格的なネットショップを作成でき、カスタマイズ性も高い。ただどうしてもベースが CMS とあって、機能を追加しようと思ったり、バージョン変更に対応しようと思うと、中身を熟読しておく必要があったりして、学習コストが必要かつ一定の制限が設けられます。
この結果、行き着くところはフレームワークを利用したネットショップで、最初は確かにゼロベースでの開発になるため時間はかかりますが、カスタマイズ性は高く、自分好みにあったネットショップを作成する事が可能。
ブログやコーポレート系でもそうですが、最初は無料ブログや無料ホームページ、そしてWordPress、その先にフレームワークを利用したWeb制作、となっていると思います。
フレームワーク系のネットショップは、モダンデザインかつスピーディーで、特別自分がハイレベル・エンジニアでもないのに、いきなりハイレベルのショップデザインを使う事が可能。特に上図で紹介している Ruby on Rails 製のショップデザインは魅力的で、ライセンスも規約に従えば基本無料。
フレームワーク製のネットショップを起動し、自分好みにカスタマイズするのには専門知識や開発時間が必要ですが、これなら友達にも自慢できますよね。
Webで課金する方法
先ほどまではWebの課金とビジネスを大枠でご紹介させて頂きました。こちらではもう少し踏み込んだ”決済”の部分を確認したいと思います。
決済フォームの準備 | 利用 | プログラミング | |
---|---|---|---|
ショッピングモール(楽天市場など) | 運営側 | 申請後 | 不要 |
Wixやカラーミー など | 運営側 | 即可能 | 不要 |
EC-CUBEやWooCommerceなど | 開発側 | 申請後 | 不要 |
自作サイトにStripeやPay.jp | 開発側 | 即可能 | 必須 |
Webで決済というと”カード”が多いと思いますが、モール系やWix系は運営側が決済フォームを用意してくれています。私たち利用者は、特別な手続きを行わなくてもWeb上でお客様からお金をいただく事が可能。
一方、CMSやフレームワーク系の場合は開発側で決済準備を行う必要があり、ECーCUBEの場合は利用するサービス会社に申請し、許可をもらってから使える、という流れ。
EC-CUBEにはたくさんの日本向け決済方法が用意されています
戦略的かつ ECーCUBE でネットショップを立ち上げるなら決済サービス会社に申請し...でも大丈夫かもしれませんが、中には早くていいものを、という場合もあるでしょう。 そんな時は迷わず Stripe や Pay.jp という決済サービス。
次はネット決済サービス大手の Stripe と Pay.jp を比較してみたいと思います。
Stripe VS Pay.js
Pay | Stripe | |
---|---|---|
利用条件 | 法人 | 個人でも法人でもOK |
アカウント管理 | 加盟店 | 加盟店でも開発側でも |
手数料 | 2.59%〜 | 一律3.6% |
最低決済金額 | 50円 | 70円 |
請求書の作成機能 | なし | 可能 |
通知メール機能 | なし | 可能 |
決済フォーム | 自分で | 雛形あり |
プログラミング難易度 | 中 | 高 |
SSL | httpでもok | 必須 |
特定商取引法に基づく表記 | 必須 | ケースバイケース |
特典 | あり | なし |
その他 | 貸金業も運営中 | - |
開発上必要になる参考情報 | 少ない | 多い |
年間売上高 | 6.4億円 | 465億円 |
Pay.jpは 「BASE」 というネットショップ・ビルダーの会社から生まれた決済サービスで、国産ということもあって人気。一方の Stripe はアメリカ発の国際決済プロバイダー。
Web上の見た目はどちらを使っても似ていますが、中身は上の表のように大きく異なります。まず”個人”でWeb上で決済を実行したいなら間違いなく Stripe。本人確認等の申請で、比較的短時間で実課金する事ができます。またWeb以外の個人に対してもメールでカード決済の請求書を送信できるので、個人のビジネスを加速させてくれます。 私もStripe使っていますが、中々いいです。
一方の Pay.jp は、2020年6月施行された”改正割賦販売法”のため、Pay.jp のサービスを利用する場合、事前に許可が必要に。 Pay.jp も Stripe も同じようなサービスなのに、事前申請に違いが。
この理由は、Stripe の方は Web ページ上でお客様のカード情報をトークン化し、サイト運営者がお客様のカード情報を管理しない、つまり”改正割賦販売法”をトークンでクリアしているという事。一方 Pay.jp は、Web上で入力してもらったカード情報はそのままサーバーにいき、サーバー上でトークン化し、決済処理。つまり顧客のカード情報をサイト運営者は知りうる、という事で”改正割賦販売法”に対しては”申請”で対処。(下図参照)
Pay.jp もブラウザ上でカード情報をトークン化する Script あります。
このほかにもAPIの使いやすさや機能面では違いがありますので、具体的に検討する際は”管理画面”で一度様子を確認することをお勧めします。
Stripeのデメリット、Pay.jpのメリット
Google Speed Insights で Stripe コードに減点が....
先ほどの Stripe VS Pay.jp では、 Stripe の方が優位に感じますが、実は Stripe にもデメリットあります。私が実際に使って感じたデメリットは、「Webページ上でのトークン化」です。
Stripeは、Webページ上でカード情報をトークン化するために専用の JavaScript を実行します。実際には iframe タグとして HTML 上には登場し、これが SEO 的に減点要素となります。 SEO とは関係のないページで決済フォームをセットする必要がある、ということですね。
また Pay.jp を使った場合は、お客様のカード情報を管理することもできますので、 Amazon のような 「ワンクリックで購入」 という機能も比較的簡単に実装できるでしょう。
こうした Pay.jp のメリットや Stripe のメリットって、プログラミングの知識がないと分かりにくいですよね。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
高校生や大学生の頃、フリーマーケットやイベントの出店で人から直接お金をもらった時、なんだかワクワクした記憶ありませんか? 今は Web 上で誰でもお金を稼げる時代です。 ヤフオクやメルカリもいいですが、ネットショップやWebサービスで戦略的にネットビジネスを構築するというのも面白そうではありませんか?
私自身、まだネットビジネスは軌道にはのっていませんが、小さいサービスでも公開しているだけでなんだか”ワクワク”します。しかし、そこにはフリマや出店のような”労働”はなく、自分は次のサービスに打ち込めるという、デジタルならではのメリットが。
「あー将来不安だよな...」「あ〜、やっぱりボーナスなしか...」とぼやく前に、自分で”お金を稼ぐ”ということにチャレンジしてみませんか? 「Webってよくわからないんだよな」「今からじゃ無理でしょ」と諦める前に、一度自分の可能性にチャレンジしてみませんか?
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- オシママサラ