今さら聞けないゲーミフィケーションの基礎と導入事例



今さら聞けないゲーミフィケーションの基礎と導入事例

あなたは「ゲーミフィケーション」という言葉を知っていますか?

そのため、名前は聞いたことがあるけど詳しいことはよくわからない…という方も少なくないでしょう。

今回は、そんなゲーミフィケーションとは一体なんなのか、どんな効果があるのかをご説明し、その後に実際の導入事例をご紹介します。

目次
  1. ゲーミフィケーションとは?
  2. よく使われる4つのゲーム的要素
  3. ゲーミフィケーション注目のきっかけ
  4. ゲーミフィケーションがもたらす効果
  5. ゲーミフィケーションの導入事例
  6. ポイント&ランキング形式の旅サイト:「フォートラベル」
  7. ポイント&ランキング形式の飲食店サイト:「Retty」
  8. ポイント&レベルアップの質問サイト:「Yahoo!知恵袋」
  9. 「いいね」がもらえるSNSサイト:「Facebook」
  10. キャラのレベルアップで学習促進:「えいぽんたん」
  11. ゲーミフィケーションでサービスに「熱中」してもらう

ゲーミフィケーションとは?

「ゲーミフィケーション(Gamification)」という考え方が米国などで注目されている。これは、ゲームをおもしろくするために使われる技術やノウハウをゲーム以外の分野に応用していこうとする取り組みのことで、ビジネスへの利用だけでなく、社会をよりよくするための活動に生かす実験も進み始めた。ゲームで社会をよくする「ゲーミフィケーション」:日本経済新聞

このように、ゲーミフィケーションとは「ゲーム以外の分野にゲームの技術を応用すること」を指します。

端的に言うと、ゲーム的な要素がなかったものにゲーム的な要素を加えることです。言っていること自体はかなり単純です。

では、ゲーム的な要素とは一体何でしょうか?派手なグラフィックや壮大なストーリーのようなイメージが浮かんだ方もいらっしゃるかもしれませんが、ゲーム的要素はもっとシンプルなことです。

よく使われる4つのゲーム的要素

ゲーミフィケーションを行う際に、よく使われるのは以下の4つのゲーム的要素です。

  • ポイントがもらえること- スタンプがもらえること- ランキングが上がること- レベルが上がること

上記のようなことが、ここで言っているゲーム的要素です。全く派手さはなく、むしろ地道なものかもしれませんね。

ゲームの世界で言うところの「ソーシャルゲームにログインするともらえるボーナス」、現実世界で言うところの「ラジオ体操に行くともらえるスタンプ」などが例としてはあります。

ゲーミフィケーション注目のきっかけ

また、ゲーミフィケーションが注目されるようになったきっかけとして、「情報化社会」というのは一つのキーワードといえます。

今のような情報があふれている社会において、ユーザが一つの情報に対して触れる時間は少なくなっています。つまり、長く継続してユーザが一つの情報へと関わり、購買行動へと結びつけることが難しい状態になっているということです。

そのため、人々の興味をひきつけて行動を起こさせ、一つの情報に対して長く関わり続けてもらうことを目的として、ゲームの要素を取り入れて上手く活用することが考えられるようになりました。

ゲーミフィケーションがもたらす効果

ゲーミフィケーションがもたらす効果としては、一見面白くないように見えるものに対してゲーミフィケーションを加えることでおもしろいものにできるということがあります。

遊びや競争といった、ゲームの中では自然にある「人を楽しませて熱中させる」という考え方をゲーム以外の分野で応用することがゲーミフィケーションというのは前にもご説明しました。

それによって、人々の興味や関心をひきつけたり、行動を活発にしたりすることができます。また、人々に適切な使い方を気づかせるという効果もあります。

この考え方自体は、ポイント制などのように従来からあったものです。しかし、インターネットが普及したことやスマートフォンの登場などによって、ゲーミフィケーションの考え方をより実践しやすい環境になったことから、改めて注目されているのです。

その導入事例としては、WebサイトやWebサービス上での使用から、企業の人材開発、さらには社会活動にまで幅広いものがあります。

ゲーミフィケーションの導入事例

ポイント&ランキング形式の旅サイト:「フォートラベル」

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フォートラベル

フォートラベルとは、口コミによって旅先を比較できるという形式のサイトです。

フォートラベルは、旅行記のアクセス数やQ&Aの回答数をランキング形式にすることで、サービスにゲーミフィケーションを取り入れています。

ランキングによって、旅行記や口コミを書くことをユーザに対して促しています。

ポイント&ランキング形式の飲食店サイト:「Retty」

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巷では食べログを超えるとも噂されているRetty

Rettyは自分の書いた口コミに対して「いいね」や「行きたい」といったような評価を他ユーザから受けとることができ、地域内での評価が高い人をランキング形式で紹介しています。

ここにゲーミフィケーションの手法が取り入れられています。口コミを投稿する際のインセンティブとして、他ユーザからの「賛同」やランキング内での「称号」があるのです。

ポイント&レベルアップの質問サイト:「Yahoo!知恵袋」

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国内最大級のユニークユーザ数を誇るYahoo!JapanのQ&Aサービスである「Yahoo!知恵袋

Yahoo!知恵袋の各ユーザにはグレードが設定されており、質問の回答数や他ユーザからの評価によってそのグレードが徐々に上がっていく仕様になっています。

そして、グレードが上がるにつれて、「チエリアン」という自分のキャラクターが徐々に変化していきます。

また、知恵袋内で使用できる知恵コインという通貨があり、こちらも質問や回答の数・評価などによって増えていきます。

チエリアンのグレードや知恵コインの数が知恵袋内で活躍しているパラメータになっているのです。ゆえに、ユーザはそのパラメータの上昇をインセンティブとして、質問や回答をします。

「いいね」がもらえるSNSサイト:「Facebook」

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創業者であるマーク・ザッカーバーグが大学時代にその原型を作り上げたSNS、Facebook

「いいね」をインセンティブとしてユーザが投稿し、サービスが活発になるという流れをFacebookではうまく作っています。

キャラのレベルアップで学習促進:「えいぽんたん」

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えいぽんたん

「えいぽんたん」は英語を学習するごとに経験値を得ることができ、その経験値でキャラを育てていく育成ゲーム的な要素を含むアプリ。

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ゲーミフィケーションでサービスに「熱中」してもらう

事例でご覧いただいたように、ゲーミフィケーションは特別派手な仕組みではありません。

しかし、「人を楽しませて熱中させる」ことが難しくなりつつあるこの情報化社会において、ゲーミフィケーションはそのシンプルさからは考えられないような効果を生み出す可能性があります。

ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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黒田剛司
この記事を書いた人
黒田剛司
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