【Photoshop初心者向け】よく使う10の便利な機能


【Photoshop初心者向け】よく使う10の便利な機能

写真の編集や加工に便利なAdobe社のソフトウエアPhotoshop。プロの写真家も使用する画像加工ソフトとあって、多機能であることは言うまでもありませんが、本当に使いこなせるのか?と心配にもなりますね。今回は、Photoshop「はじめの一歩」として、最も基本的な機能を目的別にご紹介します。

目次
  1. Photoshopの操作画面とパネル
  2. Photoshopの「目的別」基本操作10
  3. 全体のサイズを変更したい
  4. 新機能「コンテンツに応じる」とは?
  5. 色あいを調整したい
  6. 明るさを調整したい
  7. 歪みを直したい
  8. 角度を調整したい
  9. 画像をシャープに仕上げたい
  10. 周囲をぼかして雰囲気を和らげる
  11. 小さなゴミやキズを消したい
  12. 文字を追加したい
  13. まとめ

Photoshopの操作画面とパネル

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写真加工を始める前に、Photoshopの操作画面にある、各パネルについて見てみます。

基本的なツールは上部の「メニューバー①」と左側には「ツールパネル②」としてまとまっています。「ツールパネル」は、写真加工のための「道具箱」と覚えておくと良いでしょう。

また、調整の具体的なデータは、メニューバーの下「オプションバー①」に表示されます。作業途中の履歴などは、画面の右側に各種「パネル③」が表示されますが、このパネルは編集内容によって表示/非表示が変更可能です。

Photoshopの「目的別」基本操作10

全体のサイズを変更したい

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最もよく使う機能に写真のサイズを変更する「トリミング」があります。

1.ツールパネルから「切り抜きツール」を選択

2.画面上をドラッグし、切り抜く範囲を決める。

3.ダブルクリックかオプションバーの「◯」をクリックで切り抜きが完了します。

オプションバーで、写真の縦横比率を決めておくと作業が楽になります。

新機能「コンテンツに応じる」とは?

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写真サイズの変更で、被写体を中心として、上下左右に余白をプラスしたい場合があります。商品写真を仕上げる場合などによく使う機能です。

1.オプションバーで、写真の縦横比率を予め決める。

2.被写体を中心に、広げるように範囲をドラッグ。

3.オプションバーの「コンテンツに応じる」に「レ」チェック

4.「◯」をクリック

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元の写真にはなかった背景がプラスされ、目的の大きさの写真が完成します。

色あいを調整したい

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蛍光灯や白熱灯の影響や、天気によっても写真の色合いが左右されるものです。色合いを調整する手順は2通りあります。メニューバーの「イメージ」から「色調補正」を選択します。

・「色相・彩度」を選択し、青み、赤み、緑みを微調整する

・「トーンカーブ」を選択し、グラフ上で色合いを微調整する

いずれの方法も、写真全体の色合いを変更する機能となります。

明るさを調整したい

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写真の明るさの調整も頻繁に使う機能です。色の調整と同様、イメージ→色調補正を選択します。

・「明るさ・コントラスト」を選択すると写真全体の露出や被写体の明るさが簡単に調整できます。

・「レベル補正」を選択しグラフ上で微調整する。

こちらも、写真全体の光の加減を変更するための作業です。

歪みを直したい

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ズームレンズや広角レンズで撮影した場合に生じる、全体の歪みも簡単に調整が可能です。

メニューから「フィルター」→「レンズ補正」を選択します。別画面で「補正」にある項目を全て「レ」チェックし、「エッジ」で「端のピクセルを拡張」を選択します。OKをクリックすれば、写真全体の歪みが補正されます。

角度を調整したい

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建物を斜めから撮影した場合や、手ブレなどで被写体が傾いて写った場合には、角度調整をします。

メニュー「フィルター」→「画像の回転」→「カンバスの回転」→「角度入力」で微調整が可能です。この後、切り抜き機能で、目的のサイズに切り抜けば、角度調整は完了です。

画像をシャープに仕上げたい

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物や人の顔の境界線をハッキリとさせ、シャープな印象の写真に仕上げるのが「アンシャープマスク」です。

メニューから「フィルター」→「シャープ」→「アンシャープマスク」を選択します。このとき、アンシャープマスクダイアログを見ながら微調整しますが、各項目の数値を決める必要があります。

・量:シャープネスの強さ。おおよそ100~250の間で低い数値から微調整する。

・半径:シャープにする範囲。出力された画像を見る距離や、プリンターの解像度から値を決めます。

・しきい値:どの程度の濃淡差から、シャープの処理を開始するかを決める数値です。ノイズの少ない画像であれば10から。被写体が人物など細かいものであれば20~50に設定します。

数値はあくまでも目安ですので、プレビューを見ながら微調整してみましょう。

周囲をぼかして雰囲気を和らげる

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被写体にポイントを絞り、効果的に見せるための機能として「ぼかし」があります。特にPhotoshopでは「ぼかし」機能が強化されました。その中でも「ぼかしギャラリー」は、処理を効率的かつ簡単にぼかし処理をできる機能です。

参考画像では、メニューから「フィルター」→「ぼかしギャラリー」を選択し、チルドシフトを選択しました。下のイヤリングにだけ、ピントが合うように角度や範囲をマウスで微調整し、OKをクリックして完了です。

Photoshopでは、ぼかしフィルターが10種類以上あるので、被写体に応じて使い分けをしてみましょう。

小さなゴミやキズを消したい

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どれだけ気を使って撮影しても、細かいホコリが写り込む場合があります。また人物の撮影後には、シミなどを消したい場合もあります。修正ツールにも様々ありますが、頻繁に使う機能は「修正ブラシツール」です。

ツールパネルから、絆創膏の形の「修正ブラシ」→右クリックで「スポット修正ブラシツール」を選択します。修正したい範囲はオプションバーで設定できます。修正したい箇所をクリックやドラッグすることで、ゴミやホコリを周囲に合わせて、消すことができます。

文字を追加したい

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Photoshopの特徴として、様々なフォントやカラーでの「文字入れ」があります。まず、メニューの「書式」→「パネル」→「文字パネル」でパネルを表示しておきます。

ツールボックスから「T」(文字ツール)を選択し、文字を入力します。フォントや色、サイズは入力後にも変更できますので、写真の雰囲気に合った文字を選んでみましょう。

一流デザイナーのスキルが身に付く

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まとめ

Adobeのサイトでは、写真編集の練習ができるよう、サンプル画像が提供されています。慣れるまで何度か練習してみるのも良いですね。(サンプル画像は、Photoshopのサブスクリプション契約をした後に、使用可能となります)


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