- 更新日: 2017年03月28日
- 公開日: 2016年01月20日
ゼロから始めるPhotoshop講座Vol.20 パスとジェイプ②
ゼロから始めるPhotoshop講座Vol.20 パスとジェイプ②
パターンの定義
シェイプを使って、パターン(模様)をつくることができます。作成したパターンは、画像の背景で使用したり、デザインに活用することができます。
パターンの作成
①[ファイル]メニュー→[新規]を選択し、[新規]ダイアログを表示します。以下の設定で、新規ファイルをつくります。
②任意の[シェイプ]ツール(シェイプを描画するツールの総称)を使って、シェイプを描画します。[レイヤー]パネルに[シェイプ]レイヤーができます。
③[レイヤー]パネルの[シェイプ]レイヤーが選択された状態で、[選択範囲]メニュー→[すべてを選択]を選択します。
④ [移動]ツールを選択します。オプションバーの[整列]の[垂直方向中央揃え]と[水平方向中央揃え]をクリックして、カンバスに対してシェイプを整列し、中央に配置します。
Point カンバスを基準とした整列[選択範囲]メニュー→[すべてを選択]を選択すると、カンバスすべてが選択され、[レイヤー]パネルで選択中のレイヤーとの整列の基準となります。
⑤[選択範囲]メニューから[選択を解除]を選択し、選択を解除します。
⑥[シェイプ]レイヤーを、[レイヤー]パネル下部の[新規レイヤーを作成]にドラッグ&ドロップし、コピーレイヤーをつくります。
⑦コピーレイヤーを選択し、[フィルター]メニュー→[その他]→[スクロール]を選択します。表示されるダイアログでは、[スマートオブジェクト変換]を選択し、進めます。
[シェイプ]レイヤーには、フィルターを適用できないため、ラスタライズするかスマートオブジェクトのいずれかに変換する旨のダイアログが表示されます。
Check ラスタライズとは?
ベクトル画像をビットマップ画像(ラスター画像)に変換することです。
Check スマートオブジェクトとは?
元情報を保持した特殊なレイヤーです。スマートオブジェクトに変換することで、今回は、シェイプの元情報を保持できます。スマートオブジェクトは、元情報を保持できる点では便利ですが、フィルターを適用できない、ペイント系ツールで編集できないといった特徴もあります。必要に応じて、ラスタライズします。
⑧[スクロール]ダイアログで以下のように設定し、コピーしたシェイプを四隅にふります。これで、パターンの元ができました。
Point パターンの作り方
[スクロール]ダイアログの水平方向・垂直方向に、新規作成したファイルのカンバスサイズの半分の値(今回は100pxの半分の50px)を指定し、[未定義領域]で[ラップアラウンド(巻き戻す)]を選択すると、四隅にふることができます。
パターンの活用
定義したパターンは、[パターンスタンプ]ツールや[塗りつぶし]ダイアログなど、パターンを使う箇所で選択し、活用することができます。 (例:[塗りつぶし]ダイアログ)
Try ゼロから始めるPhotoshop講座Vol.8 グラデーションとパターン では、パターンでペイントする方法について確認しました。振り返りとして、ここで作成したオリジナルパターンを使って、ペイントしてみましょう。
パスを選択範囲にする
輪郭のはっきりした対象物を選択範囲にしたい場合、 [ペン]ツールで輪郭をトレースしてパスをつくり、それを選択範囲に変換することができます。
①ツールパネルから[ペン]ツールを選択し、オプションバーの[ツールモード]で[パス]を選択します。
②画像の輪郭をトレースして、パスをつくります。
③一周して始点まで戻り、クローズパスをつくると、[パス]パネルに[作業用パス]ができます。[作業用パス]は一時的なものなので、ダブルクリックしてパスとして保存しておきます。
④[パス]パネルに保存したパスを選択します。パネル下部の[パスを選択範囲として読み込む]を選択して、パスを選択範囲に変換します。
Try パスで選択範囲をつくってみよう
パスを作成し、選択範囲に変換して、その中を[塗りつぶし]ダイアログを使って塗りつぶしてみましょう。
NEXT LESSON ☛ テキストの入力・編集
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- CodeCampus編集部