- 更新日: 2017年03月01日
- 公開日: 2015年06月22日
Photoshopで何ができるの?初心者のための使い方と初期設定まとめ
写真や画像編集、Web デザインで圧倒的な支持をうけるPhotoshop。 有料ソフトならではのこだわり機能と進化し続けるPhotoshopについて触れてみたいと思います。 今まで興味はあったけど敬遠してきた方、昔使っていたけれども今は使っていない方、Webデザインにチャレンジしてみようと思っている方、Photoshopは知れば知るほどすごいツールだということが分かります!
Photoshop とは
Photoshop は、アメリカの Adobe 社が提供する写真・画像編集ソフトになります。 AdobeといえばPDFでお馴染みですよね。Photoshop は、多彩な編集機能に加えて、300,000 × 300,000 ピクセル(100 TB)という巨大なイメージ作成を行うこともできます。
Photoshop 4種類
Photoshop CC
Photoshopの中でも一番守備範囲の広いソフトです。イラストや写真編集、動画編集、3D、コンテンツの CSS 化 、Web デザインなどには Photoshop CC の利用が勧められています。
Photoshop Lightroom
主に写真の校正や編集を目的としているなら Photoshop Lightroom がお勧めといわれています。一度に大量の写真を編集する場合などに本領発揮となります。アプリも公開されています。Photoshop Elements
こだわった画像・写真処理を求めないのであればこちらの Photoshop Elements で十分と考えられます。例えば facebook のカバー写真作成やスライドショーの作成などです。作業自体はパソコン上で行うようになるので、Photoshop CC などのクラウド・コンタクトに比べるとファイルの読み込みや保存などが素早く行える特徴があります。Photoshop Express
こちらはPhotoshopのアプリバージョンで基本仕様は無償で提供されています。Google play もしくは App Storeからインストールして利用することができます。スマホで撮った写真の赤目補正など簡単な編集にむいているソフトになります。 料金については、利用形態によって価格が異なりますが、一般的に Photoshop CC と Photoshop Lightroom がセットになった月額980円(個人向け)がメインとなると思います。Elements は 13,800円から Adobe にて販売されています。感覚的には Photoshop Elements は初心者向けで Photoshop CC や Lightroom はプロ向けという印象です。Adobe 上で少し前のバージョンですが比較が検証されていますので、ご興味がある方はこちらから参照してみてください。本ブログでは、Photoshop 主流の Photoshop CC について特徴や最初にやっておいた方がいいセッティングなどをご紹介していきます。
Photoshopでできること
Photoshop を知らない方は「どうせ写真の編集ができるぐらいだろ」と思いがちですが、実際に Photoshop を使ってみるとイメージと全然違って無限の可能性を秘めていることに気付くと思います。そんなすごい Photoshop の機能の一部をご紹介します。
写真
躍動感を持たせる
Photo: Adobe
ぼかし機能をつかって、写真に動きを加えることができます。車やバイクのタイヤ部分でもこの機能はよく使われます。
画像の作成・編集・ワープ機能
Photo:
Adobe
アニメーションの作成・編集
Photo:Adobe
数枚の画像を連結させて、アニメーション画像を作ることができます。
動画の作成・編集
写真の校正と同じ画面で動画も編集することができます。
3D コンテンツの作成・編集
Photo: Adobe
3D コンテンツの作成から 3D プリンターへの出力まで Photoshop で行うことができます。
著作権のインプット
Digimarc と連携し、著作権設定+デジタルコンテンツの埋め込み(デジタル透かし)を行うことができます。(Digimarc に要登録)
初期設定と環境設定
ソフトを立ち上げると無数のアイコンと無数のメニューボタンが登場します。
縦と横に並ぶ充実したツールバーに加えて、右サイドにはカラーやライブラリー、レイヤーなどのオプションが表示されています。また動画編集や 3D 編集となるとより一層画面は複雑になってきます。そんなストレスを少しでも和らげて、作業しやすいような環境設定についてご紹介します。
基本の環境設定 - 単位設定とグリッド線
ポスター制作にWebデザイン、動画、3Dどんな編集形態においても単位とグリッド線の設定を行っておくと作業が行いやすくなります。今回はWebを意識して単位をピクセルに設定していますが、cmやmm、インチなどお好みに合わせてセッティングすることができます。
単位の設定
Photoshop初期の状態は、定規がmmで文字がpointになっています。Webデザイン前提で作業を行う場合は、pixelへ変更しておきましょう。変更方法
トップのツールバー内の 編集 → 環境設定 → 単位・定規 をクリックして、単位を変更後、OK をクリック。
グリッド線
グリッド線とはPhotoshop上にマス目を表示させます。イメージとしては6mm方眼紙のような感じで、レイアウトの調整にグリッド線は役立ってきます。上記のように10ピクセルを10分割すると1ピクセル毎にマス目が入るようになります。ただし、画面を縮小して全体編集する時には省略された形でグリッド線が画面に表示されます。
変更方法
トップのツールバー内の 編集 → 環境設定 → ガイド・グリッド・スライス をクリックして、数値を変更後、OKをクリック。
グリッド線の表示・非表示はCtrl+@キーで調整できます。また定規機能も合わせて使う場合はCtrl+Rキーで表示・非表示が調整できます。
その他の基本設定
ファイルのバックアップ
Photoshop CC をインストールした時点で、10分毎に自動で作業中のファイルが保存されるようにセットされています。もう少しマメに保存しようと思うと 5分、それ以外は 15分、30分、1時間、自動保存なしと設定を変更できます。
Photoshop の動きを早くする
動画や 3D 等の複雑な画像処理が伴ってくると、Photoshop の動きが段々と鈍くなってきます。そんな時は環境設定のパフォーマンスでメモリの使用状況を増やしてあげると Photoshop の動きがスムーズに改善されます。予め動画、3D を編集するということであればメモリ領域を増やしておく方が作業しやすいと考えられます。\一流デザイナーのスキルが身に付く/
まとめ
いかがでしたでしょうか?無限大の可能性を秘める Photoshop を使いこなそうと思うとそれなりの時間が必要ですし、たくさんある機能の中からベストな方法を選択することは初心者にとっては至難の業です。
今回ご紹介した初期設定についてはあくまで一つの事例で、まずはご自身でPhotoshopの設定をいろいろイジッてみることからはじめてみませんか。はじめてWordやExcelを触った時のように。
- この記事を書いた人
- オシママサラ