- 公開日: 2022年05月12日
【2022年Macユーザー向け】MAMPを使ってWordPresssをインストールする方法を解説
「MacBookにWordPressをインストールしてWeb制作の学習環境を作りたい」 「MacBookにWordPressの開発環境を作るにはどうしたらいんだろう?」
上記のように考えている方にぴったりなのが、MAMP(マンプ)というソフトウェアです。MAMPを使うことで、Mac製品にWordPressをインストールできる環境を簡単に作れます。
今回はMacユーザーに向けて、MAMPを使ってWordPresssをインストールする方法について解説します。
MAMPの使い方とWordPressのインストール方法について、画像を用いて手順別に解説しているので、実際に手を動かしながらインストールしてみてくださいね!
MAMP(マンプ)とは
MAMPはWordPressをインストールする際に必要なサーバーやプログラミング、データベースがパッケージ化されているソフトです。
MAMPという名前の由来は、Macintosh、Apache、MySQL、PHPの頭文字から来ており、各名称の役割は下記の通りです。
- Macintosh:MacPCのこと
- Apache:Webサーバー
- MySQL:データベース
- PHP:プログラミング言語
WordPresはPHPで作られており、データベースにMySQLを採用しています。そのため、MAMPはWordPressをインストールするのにぴったりなソフトなのです。
MAMPをインストールする方法
MAMPは公式サイトからインストールできます。
公式サイトを開いたら、トップページにある「Free Download」ボタンをクリックします。
インテル用とM1チップ用のダウンロード画面が表示されるので、自分のパソコンに該当するCPUをクリックします。 MAMPのパッケージファイルがダウンロードされるので、ダブルクリックして開きます。 画面右下にある「続ける」をクリック こちらも「続ける」をクリック 使用承諾契約内容を確認して「続ける」をクリック 使用承諾契約に問題がなければ「同意する」をクリック 画面右下の「インストール」ボタンを押すとMAMPのインストールが開始されます。 上記の画面が表示されると無事インストール完了です。
MAMPの設定をWordPress仕様にする
インストールしたMAMPのアプリは「Finder」→「アプリケーション」の順でクリックすると表示されます。
MAMP PROは有料プランになるので、下記画像の「MAMP」という灰色のフォルダをクリックしましょう。 MAMPファイル内にあるMAMPアプリをダブルクリックすると起動します。 起動すると、下記画面が表示されるので、左上にある「×」リンクを押して広告を削除します。 MAMPアプリが表示されたことを確認したら、画面右上にある「Preferences」というアイコンをクリック。 表示画面の中央に4つの選択肢が表示されます。その中から「Ports」をクリックします。 Ports画面上の「80&3306」をクリックします。「Apache Port」と「Nginx Port」の入力欄が80に変更されたことを確認し、画面右下にある「OK」ボタンをクリックしてサーバーの設定完了です。
Port(ポート)とは、インターネットを接続する際の窓口のような存在です。下記のように、接続方法によってポート番号に違いがあります。
- TCP 20 : FTP (データ)
- TCP 21 : FTP (制御)
- TCP 22 : SSH
- TCP 25 : SMTP
- UDP 53 : DNS
- TCP 80 : HTTP
- TCP 443 : HTTPS
MAMPでは、Apache HTTP ServerというWebサーバーを利用するため、HTTP接続に80のポートが必要になるのです。
データベースを作成する
WordPressのデータを保管するデータベースを作成します。WordPressでは、MySQLというデータベースが使われています。
まず、MAMPの右上にある「Start」というアイコンをクリックしてMAMPを起動します。 下記画像のように、ブラウザでMAMPの設定ページが表示されます。表示されない場合は、MAMPアプリの右上にある「WebStart」をクリックしましょう。 ページのヘッダー部分にある「Tools」をクリックし、表示されたメニュー欄から「phpMyAdmin」をクリックします。
phpMyAdminとは、MySQLをブラウザ上で管理できるツール。PHPで作られており、MAMPに標準搭載されています。
phpMyAdminが表示されたら「データベースを作成する」という欄の下にある入力欄へ、任意のデータベース名と文字コードを入力します。
今回は、データベース名を「wptestdb」としています。文字コードは「utf8_general_ci」を選択しましょう。入力が終わったら、右にある「作成」ボタンをクリックするとデータベースが作成されます。
画面左のデータベース一覧に、作成したデータベースがあるか確認しましょう。 データベースの初期設定はこれで完了です。
WordPressをダウンロードする
WordPressをダウンロードしてMAMPへ導入する手順について解説します。
まず、WordPressの公式サイトをクリックします。 上記画面が表示されると、画面右上にある「WordPressを入手」をクリックします。 ダウンロードしたWordPressのzipファイルをダブルクリックで解凍します。解凍したフォルダは後々利用するので、このままキープしておきましょう。
MAMPにWordPressファイルを導入する
次に、再度Finder→アプリケーション→MAMPの手順で開き、MAMPフォルダ内にあるhtdocsフォルダをクリックします。
htdocsはWeb上にデータの内容を表示できるフォルダです。htdocsフォルダ内に指定したデータをブラウザ上で表示できます。 これから、htdocsに先ほどダウンロードしたWordPressフォルダの内容を導入する手順について解説します。
htdocsフォルダ内に新しくフォルダを作成します。フォルダ名は任意ですが、今回は「wptest」という名前のフォルダを例に解説を進めます。作成したwptestフォルダをクリックして開き、一旦そのままキープしておきましょう。
ダウンロードフォルダ内から、先ほど解凍したWordPressフォルダをクリックして開きます。 フォルダ内にあるデータを全て選択し、htdocksフォルダ内に作ったwptestフォルダの中へ移動します。
上記のように、wptestフォルダ内にWordPressフォルダの内容を移動したら、MAMPにWordPressファイルを導入する過程は完了です。
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ブラウザ上でWordPressをインストールする
MAMPは自分のパソコンにサーバーとデータベースを構築しているので、自分のパソコンを指定するIPアドレスであるローカルホストにアクセスします。
今回は、htdocsフォルダ内に作ったwptestフォルダを表示するので、「http://localhost/wptest」というURLをブラウザに入力しましょう。
ブラウザに上記の画面が表示されるので、画面左下にある「さあ、始めましょう!」をクリックします。
WordPressとPHPMyAdminで作成したデータベースを紐づける作業を行います。各入力の入力内容は下記の通りです。
- データベース名:PHPMyAdminで作成したデータベース名
- ユーザー名:root
- パスワード:root
- データベースのホスト:localhost
- テーブルの接続辞:wp_
ユーザー名とパスワードは、MAMPの初期管理者アカウントである「root」を指定。データベースのホストとテーブルの接続辞はデフォルトのままで問題ありません。
全て入力したら、画面左下にある「送信」ボタンをクリックします。
上記の画面が表示されると無事PHPMyAdminとの接続が完了です。続いて、画面上にある「インストール実行」をクリックしましょう。 次に、WordPressの基本情報を設定します。各項目への入力内容は下記の通りです。
- サイトのタイトル:WordPressで作るサイトのタイトル。任意の名前を入力しましょう。
- ユーザー名:任意のユーザー名
- パスワード:任意のパスワード
- メールアドレス:自分のメールアドレス
ユーザー名とパスワードは、WordPressにログインする際必要になるので忘れないようにメモしておくことがオススメです。
全ての入力が完了したら、左下にある「WordPressをインストール」ボタンをクリックします。
上記画面が表示されると、無事インストール完了です。最後に、左下の「ログイン」ボタンを押して管理画面に入れるか確認してみましょう。
WordPressの基本情報を設定した際に指定した、ユーザー名とパスワードを入力して「ログイン」ボタンをクリックします。
お疲れ様でした! 上記のように管理画面が表示されれば無事、Mac BookへのWordPressのインストール完了となります。
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