知らないあなたは損してる!知っておきたいIllustrator(イラストレーター)の使い方10選!


知らないあなたは損してる!知っておきたいIllustrator(イラストレーター)の使い方10選!

使わないと損する便利な機能が、イラストレーターにはぎっしりと用意されています。今回は、そのような機能を10個厳選し、紹介します。ぜひ普段の作業に取り入れて、比較的簡単に、表現の幅を広げてみてはいかがでしょうか。最新版のIllustrator CCにて動作確認しています。

目次
  1. 多角形ツールで三角形が簡単に描ける!
  2. 変形パネルで一瞬に平行四辺形にする!
  3. 直線ツールの破線を使えば線路も描ける!
  4. カラー(塗り)の操作で一気に同じ色のオブジェクトを選択!
  5. パターンオプションでひとつの画像を一瞬で複製する!
  6. 画像トレース機能でトレースがこんなに簡単に!
  7. リンクパネルの再設定で画像だけを入れ替える!
  8. 段組設定であっと言う間に表作成!
  9. グラフツールを使えばたったの4ステップでグラフが自動作成できる!
  10. 画像の埋め込み機能でデータの受け渡しも安心!
  11. まとめ

多角形ツールで三角形が簡単に描ける!

イラストレーターには、直接三角形を描く方法はありません。その代わりに、(1)の多角形ツールを用います。(2)のように適当な大きさの多角形(ディフォルトでは6角形)を描きます。次に、変形パネルの多角形のプロバティで、(3)の部分(角数の指定)を6より3に変更します。すると(4)のように、三角形を描くことができます。なお、角数は自由に設定可能です。

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変形パネルで一瞬に平行四辺形にする!

四角形を回転させる方法はすぐにわかると思いますが、例のように平行四辺形の描き方は、意外とわかりづらいのではないでしょうか。実は変形パネル内に、一発でできるメニューがあります。普通の四角形を選択してあとは、変形パネルにある下記の赤枠部分に、角度を入力してください。右にも左にも、傾斜をつけることができます。

直線ツールの破線を使えば線路も描ける!

基本は、(1)のように直線ツールで、線幅40ptの直線をひきます。つぎに線パネルの破線のチェックボックスをクリックすると、(2)のように自動的に描くことができます。

なお、応用として、線パネルのグラデーションのタブを選んで、色を設定すれば(3)で示したように変化します。また、線のタプにあるプロファイルの操作により、簡単に形状が変えられます。

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カラー(塗り)の操作で一気に同じ色のオブジェクトを選択!

例のようにいろいろな色が混じっているデータの中から、必要な色だけを選択できる方法があります。まずは(1)のように、任意の色の部分を選択します。その後に、メインメニューの選択、共通そして今回の場合は「カラー(塗り)」を順番にクリックします。すると例では、薄緑色の部分が全て一気に選択されます。まとめて色を変更したい場合に、使えるテクニックです。

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パターンオプションでひとつの画像を一瞬で複製する!

イラストレーターでは、パターンもあっという間に完成します。下記の例では、最初にひとつだけ、緑色の円を描きます。この図形を選択してあとに、メインメニューのオブジェクトからパターンを選ぶと、「パターンオプション」メニューが表示されます。この段階で、すでに緑色の円がいっぱい出来上がっています。このメニューの操作によって、いろいろなパターンが出来上がります。

応用例として、パターンにしたい画像があれば同様な出来栄えとなります。ただ、この場合はリンクでは不可のため、画像を埋め込む必要があります。女性のワンピース柄のデザインにも使えそうです。

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画像トレース機能でトレースがこんなに簡単に!

画像のトレースといえば、慣れるまで時間のかかるイラストレーターの技ですが、それが簡単にできる機能があります。これは作業時間の短縮のために、知っておいて損はありません。

まずはトレースしたい画像を(1)のように選択します。次に(2)で、メインメニューのオブジェクトより画像トレース、そして作成を順にクリックします。そして拡張ボタンを押すと、もう(3)のようにパスに変換されます。あとは微調整すれば、色などをつけて別の画像に変化させることができます。

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リンクパネルの再設定で画像だけを入れ替える!

外部にある画像などのファイルを、イラストレーターに取り込んで配置した後に、その画像を簡単に入れ替える方法があります。配置する場合には、通常はリンクとして扱われます。このリンクを再設定する機能を利用すれば、同じ位置で画像だけを変更することができます。

具体的には、入れ替えたい画像をクリックして選択した状態で、リンクパネルの「リンクを再設定」のアイコンをクリックします。すると、入れ替える画像ファイルの選択を促す画面が表示されるので、任意のファイルを選びます。今回の例では、この操作によって、画像を(1)から(2)に変更することができます。

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段組設定であっと言う間に表作成!

イラストレーターは、WordやExcelのように表を作成できない訳ではありません。独自の方法で可能です。

まずは外枠の四角形を描きます。そのあとに、メインメニューのオブジェクト、パスそして段組設定をクリックします。すると下図のように「段組設定」メニューが表示されます。プレビューをチェックして、赤枠の行と列の数を設定すれば完成です。

実はひとつひとつの四角形は独立しているので、個別に背景色をつけたり、不要な四角形は削除したりすることができます。

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グラフツールを使えばたったの4ステップでグラフが自動作成できる!

イラストレーターには、実際の数値を入力するだけで、9種類のグラフを自動的に描画することができます。まずツールパレットの(1)で囲った赤枠を長押しします。すると、使えるグラフの種類が(2)のように表示されます。今回は「円グラフツール」を選択します。次に(3)の枠に、グラフの実際の数値を順番に入力していきます。そして(4)のように完成します。

もちろん、これだけでは不十分です。詳細設定は、メインメニューのオブジェクト内にあるグラフを選択することで可能となります。また、外部のテキストデータを読み込ませて、グラフとして表示する方法もあります。

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画像の埋め込み機能でデータの受け渡しも安心!

イラストレーターで作成したファイルを、別の人に送る場合に、画像などは注意が必要です。実は画像データはイラストレーターファイルの取り込まれている訳ではなく、単にリンクしているだけなのです。

よって、リンクされた画像データを、忘れずにイラストレーターファイルとともに送付すればいいのですが、トラブルのもとになります。そこで、イラストレーターファイルにあらかじめ画像ファイルを埋め込んでしまえば、この問題はなくなります。

実際の方法は簡単です。まずは、埋め込みたい画像ファイルを選択してください。つぎに(1)リンクパネルの、(2)の部分をクリックしてください。その後にメニューが出るので、(3)の「画像を埋め込み」をクリックしてください。すると(4)のあたりに、埋め込みをあらわすマークが出現します。これでできあがりです。この方法を覚えると、例えば印刷会社にデータを納品する際に役立ってきます。

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まとめ

ここまでいかがでしたでしょうか。イラストレーターの便利機能10選ということで、操作が比較的やさしいものばかりを選び、紹介しました。これらを応用して、さらに独自のデザインを模索されてみてはいかがでしょうか。

イラストレーターには、まだまだ紹介しきれなかった機能が満載です。これを機会にぜひ、いろいろとチャレンジしていただきたいと思う次第です。


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西山一郎
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