- 更新日: 2017年03月14日
- 公開日: 2016年03月15日
ステップごとでわかりやすい!Illustratorでつくるボタンの作り方4選
ボタンを立体的にする方法はいくつかあります。まずは、すぐに実践できる方法から紹介します。つぎに比較的簡単ですが、視覚的効果のある応用テクニックを説明します。イラストレーターの基本的な機能を活用して、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。
綺麗なボタンを簡単に作ろう!
すぐにできる!グラデーションでボタンを作ろう!
まずはグラデーションで、立体的なボタンを描く方法を説明します。下の見本の通り、数ステップでできてしまいます。
(1)のようにツールパレットより、長方形ツールで図形を描画
メインメニューのウィンドウより変形を選択してください。次に、図の青枠の部分で、変形タブにある長方形のプロパティにて、四隅を20px(ピクセル)に指定します。なお、鍵のマークが表示されている場合には、ひとつの角の数字を入力すれば、自動的に他の角も入力されます。
グラデーションの表示と角度の調整
(2)のように表示されたあとに、グラデーションの方向(角度)を調整します。操作方法は、緑枠の角度調整のマークの部分(図では0度)を、マイナス90度に変更します。
完成
簡単ですが、あっという間に立体的なボタンが出来上がりました。色やサイズはもちろん、グラデーションの度合いも変更できます。必要に応じてレイヤーを増やし、文字を重ねて、メニューボタンにしてみてはいかがでしょうか。
すぐにできる!ドロップシャドウで立体感を出す!
こちらのドロップシャドウも簡単な操作のわりには、効果のある方法です。ぜひお試しください。
(1)のようにツールパレットより、角丸長方形ツールで図形を描画
今回は、立体感な効果を少しでも多く出すために、線の色を白色(1pt)にしています。
アビアランスで新規効果を追加
図のアビアランスの画面で、赤枠のマークをクリックした後に、スタイライズ、さらにドロップシャドウを選択します。するとドロップシャドウのメニューが表示されます。プレビューをオンにして、数値を適宜調整します。シャドウ(陰)の部分が濃いようであれば、濃さを落とします(例では50%の状態)。
完成
シンプルですが、ふわっと浮いている感じがでています。
すぐにできる!Illustratorの機能で3Dボタン完成!
まさに3Dです。イラストレーターに備わっているメニューで、実現可能です。操作画面が直観的で、結果を見ながら調整できるので、目指しているイメージに近いオブジェクトに仕上がります。
(1)のようにツールパレットより、長方形ツールで図形を描画
おなじみ、長方形ツールで作っていきます。
オブジェクトを選択
メインメニューの効果をクリックします。その後3D、押し出し・ベベルと順番に選ぶと、図のように3D押し出し・ベベルオプションが表示されます。
用途がボタンのため、押し出し・ベベルの奥行きを今回10ptと浅目にしています(赤枠の部分)。一方、深くすると立方体のような図形を描くことができます。
(3)のように完成
いろいろなオプションが揃っています。余裕があれば、ぜひ試していただきたいと思います。
応用編!アビアランスの操作でよりリアルに!
これまでの操作を応用する形で、より一層立体的に見えるボタンを作成します。複雑な作業はありません。
(1)のようにツールパレットより、楕円形ツールで図形を描画
グラデーションもあわせて設定しておきます。
図のようにメニュー操作
メインメニューのオブジェクトより、パス、パスのオフセットと進みます。今回はパスのオフセットを-5pxとしました。もとの図形を5px小さくコピーして、同じ位置にペーストするイメージです。
グラデーションの角度の調整
前記で作成された、小さいほうのグラデーションの図形が選択されているのを確認してから、グラデーションの角度をマイナス180度に変更します(赤枠で囲んだ箇所)。すると(3)のように完成します。とてもリアルに仕上がりました。
まとめ
ここまでいかがでしたでしょうか。少しでも多くの方に押してもらえるように、ぜひ魅力的なボタンを用意していただきたいと思う次第です。
- この記事を書いた人
- 西山一郎