ステップごとでわかりやすい!Illustratorでつくるボタンの作り方4選


ステップごとでわかりやすい!Illustratorでつくるボタンの作り方4選

ボタンを立体的にする方法はいくつかあります。まずは、すぐに実践できる方法から紹介します。つぎに比較的簡単ですが、視覚的効果のある応用テクニックを説明します。イラストレーターの基本的な機能を活用して、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。

目次
  1. 綺麗なボタンを簡単に作ろう!
  2. すぐにできる!グラデーションでボタンを作ろう!
  3. すぐにできる!ドロップシャドウで立体感を出す!
  4. すぐにできる!Illustratorの機能で3Dボタン完成!
  5. 応用編!アビアランスの操作でよりリアルに!
  6. まとめ

綺麗なボタンを簡単に作ろう!

すぐにできる!グラデーションでボタンを作ろう!

まずはグラデーションで、立体的なボタンを描く方法を説明します。下の見本の通り、数ステップでできてしまいます。

01gradation

(1)のようにツールパレットより、長方形ツールで図形を描画

メインメニューのウィンドウより変形を選択してください。次に、図の青枠の部分で、変形タブにある長方形のプロパティにて、四隅を20px(ピクセル)に指定します。なお、鍵のマークが表示されている場合には、ひとつの角の数字を入力すれば、自動的に他の角も入力されます。

グラデーションの表示と角度の調整

(2)のように表示されたあとに、グラデーションの方向(角度)を調整します。操作方法は、緑枠の角度調整のマークの部分(図では0度)を、マイナス90度に変更します。

完成

簡単ですが、あっという間に立体的なボタンが出来上がりました。色やサイズはもちろん、グラデーションの度合いも変更できます。必要に応じてレイヤーを増やし、文字を重ねて、メニューボタンにしてみてはいかがでしょうか。

すぐにできる!ドロップシャドウで立体感を出す!

こちらのドロップシャドウも簡単な操作のわりには、効果のある方法です。ぜひお試しください。

02drop

(1)のようにツールパレットより、角丸長方形ツールで図形を描画

今回は、立体感な効果を少しでも多く出すために、線の色を白色(1pt)にしています。

アビアランスで新規効果を追加

図のアビアランスの画面で、赤枠のマークをクリックした後に、スタイライズ、さらにドロップシャドウを選択します。するとドロップシャドウのメニューが表示されます。プレビューをオンにして、数値を適宜調整します。シャドウ(陰)の部分が濃いようであれば、濃さを落とします(例では50%の状態)。

完成

シンプルですが、ふわっと浮いている感じがでています。

すぐにできる!Illustratorの機能で3Dボタン完成!

まさに3Dです。イラストレーターに備わっているメニューで、実現可能です。操作画面が直観的で、結果を見ながら調整できるので、目指しているイメージに近いオブジェクトに仕上がります。

03threedimensions

(1)のようにツールパレットより、長方形ツールで図形を描画

おなじみ、長方形ツールで作っていきます。

オブジェクトを選択

メインメニューの効果をクリックします。その後3D、押し出し・ベベルと順番に選ぶと、図のように3D押し出し・ベベルオプションが表示されます。

用途がボタンのため、押し出し・ベベルの奥行きを今回10ptと浅目にしています(赤枠の部分)。一方、深くすると立方体のような図形を描くことができます。

(3)のように完成

いろいろなオプションが揃っています。余裕があれば、ぜひ試していただきたいと思います。

応用編!アビアランスの操作でよりリアルに!

これまでの操作を応用する形で、より一層立体的に見えるボタンを作成します。複雑な作業はありません。

04appearance

(1)のようにツールパレットより、楕円形ツールで図形を描画

グラデーションもあわせて設定しておきます。

図のようにメニュー操作

メインメニューのオブジェクトより、パス、パスのオフセットと進みます。今回はパスのオフセットを-5pxとしました。もとの図形を5px小さくコピーして、同じ位置にペーストするイメージです。

グラデーションの角度の調整

前記で作成された、小さいほうのグラデーションの図形が選択されているのを確認してから、グラデーションの角度をマイナス180度に変更します(赤枠で囲んだ箇所)。すると(3)のように完成します。とてもリアルに仕上がりました。

まとめ

ここまでいかがでしたでしょうか。少しでも多くの方に押してもらえるように、ぜひ魅力的なボタンを用意していただきたいと思う次第です。


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西山一郎
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