初心者でも簡単にできる!Emacsのインストールと使い方を徹底解説



初心者でも簡単にできる!Emacsのインストールと使い方を徹底解説
目次
  1. Emacsとはテキストエディタを超えたプラットフォーム
  2. Emacsから他のプログラムを操作できる
  3. Emacsでプログラミングが便利になる
  4. UNIXシェル入門として使える
  5. Emacsはviのようなモード切り替えがいらない
  6. Windows版Emacsをインストールしてみよう
  7. 意外と簡単!さっそくEmacsを使ってみよう
  8. 基本操作はWindowsライク
  9. こんなカスタマイズも可能です!

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UNIXユーザーにとってテキストエディタといえば、Emacsかviが思い浮かびます。 Emacsの原型はなんと今から40年も前の1975年にリチャード・ストールマンが作成したテキストエディタのエディタ・マクロです。 以来今日までUNIXの世界ではテキストエディタの代名詞として第一線を走り続けています。 今ではUNIXのみならず、WindowsやMac OS Xでも動作し、すべてのプラットフォームで日本語も軽快に編集できます。 今回の記事ではそんなEmacsの特徴などをざっと見た後、Windows版Emacsを使って、このすばらしいエディタの世界を実際に覗いてみます。

Emacsとはテキストエディタを超えたプラットフォーム

Emacsはプログラマに圧倒的に支持されるテキストエディタなのですが、それだけではありません。最初に「Emacsってエディタを超えてこんなこともできるんだ!」「意外と簡単なんだな」というところを見てみましょう。

Emacsから他のプログラムを操作できる

Windowsでいえば「ワードを立ち上げたままドキュメントの中にエクセルの表計算データを挿入する」といったことがEmacsにも可能です。さらに、データをコピペできるというだけでなく、EmacsからブラウザのFirefox経由でWebデータをGoogleで検索したり、YouTubeで動画検索をしたりAmazonで商品検索をしたりすることができます。Emacsからブックマークしたりもできます。
検索結果などでメモしておきたい箇所は、そのままEmacsに保存してドキュメントに仕上げることもできますね。
また、EmacsでGmailを読むことも返信することも可能です。下書きを高機能エディタEmacsで書いておいて送信するとか、受信したメールの中の特定の文字を含むデータを一括して一つのファイルにまとめるなども自動処理できてしまいます。

Emacsでプログラミングが便利になる

Emacsのライバルviでももちろんコードをサクサク書くためのハイライト機能はなどは充実しています。しかしEmacsならUNIX内部のディレクトリ操作、ドキュメント同士の異動を見るdiff機能、プログラミングのデバッグ作業やコンパイル、バージョン管理、Makeファイル作成から実際のビルドまで行うことができます。
Emacsはプログラミングのコードを書くというところだけでなく、便利な開発環境としても機能してくれます。

dir UNIXディレクトリの中身をEmacsで画面分割しながら閲覧

UNIXシェル入門として使える

「いつかはシステム管理者や熟練プログラマのようにUNIXシェルを自由自在に使いこなしたい」と思っている人も多いでしょう。でもシェルはなかなかとっつきにくく、敷居が高いと感じている初心者のかたが多いのも事実です。そんな時、普段からエディタとしてEmacsをつかてっている人はEmacsからUNIXコマンドを打ち込んで使えるので便利です。シェルスクリプトを保存して実行するのではなく、対話型にEmacsから直接コマンドを打ち込んで使うことが可能で、もちろんヒストリ機能も付いているので過去に使ったコマンドをすぐに呼び出して再度実行することが簡単にできます。ファイルのコピーや検索、ディレクトリの分類のし直しなど、Emacsからシェルを使っているうちににとっつきにくかったUNIX全般に強くなっていく、なんていうおまけまでついてくるというわけです。

こうした機能は、わざわざカスタマイズしなくても、メニューの「Tools」から選択できます。一番下に「Games」という文字も見えますので、そのあたりから試してみるのも良いでしょう。

customize

Emacsはviのようなモード切り替えがいらない

viに挑戦してみた非UNIXユーザーの方が最初に戸惑うのが「モード切り替え」ではないでしょうか?viの場合には入力モードにするときは「a」を打ち込み、編集モードにするときには「esc」キーを押します。慣れればそんなものかな、と思う人もいる反面あのモード切り替えで思考の流れが止まってしまうと感じる人も多く、またWIndowsやMacのエディタに慣れた人にとってはviのモード変換は「UNIXってやっぱりとっつきにくい・・・」という印象を与えることにもなってしまっているようです。

もちろん最初からそのすべてを使いこなす必要はなく、分かりやすいGUIを備えたテキストエディタとして使えば良いのですが「こんなこともEmacsできたらいいな」とひらめいた順番に試していけばいいのです。

Emacsの場合には、コマンドは基本的に「CTRL」キーの組み合わせで操作可能ですし、Windows/MacのようにGUIのプルダウンメニューでも操作可能です。

menu

Windows版Emacsをインストールしてみよう

さて、ここまででEmacsとはどんなエディタなのか大体のところがお分かりいただけたと思いますので、早速触ってみることにしましょう!

UNIXでそのまま動かすのもいいですが、ここではまずWindows版を使って、とにかくEmacsを立ち上げて操作してみることを優先します。

Windows版でEmacsを動かすには、CygwinなどのWindowsに載せられるUNIX環境を構築してから、そこでEmacsを立ち上げる方法と、スタンドアロンでEmacsをインストールする方法があります。Cygwinを使ったUNIX環境構築もなかなか楽しいのですが、ここではEmacs体験を優先しますのでスタンドアロン版をインストールすることにします。

最新版の「emacs-24.5-shared-libgcc-nodebug.zip(2015.04.21)54,453,628byte」をダウンロードして下さい。
NTEmacs / Emacs for Windowsdownload

download2

ダウンロードが終わったら好きな場所に解凍します。終わったら「binフォルダ」の中の紫色のアイコン「Emacs」をクリックしてください。

無事立ち上がりました! newemacs

意外と簡単!さっそくEmacsを使ってみよう

基本操作はWindowsライク

さっそく新規ファイルを作ってみましょう。左上の「File」メニューから「Visit New File…」を選んでもいいですし、左隅の新規ファイルアイコンをクリックしてもいいです。
新規ファイル名入力を促す画面が出てきますので、好きなファイル名を入れましょう。ここではせっかくですので日本語を含むファイル名「初めてのEmacs」としてみました。

first emacs

「開く」ボタンを押します。

mojiuchikomi

ファイルが立ち上がりました。文字も日本語でサクサク打ち込めます。日本語/ローマ字の変換もWindowsでの切り替えと全く同じです。

試しにセーブせずにわざと右上の「X」アイコンをクリックしてみましょう。

keikoku

英語ですが、ファイルをセーブするかどうか尋ねてくれます。ここで「YES」を選んでもいいですし、「File」メニューから「Save」を選んでもいいです。

無事ファイルがセーブされたのがわかります!

savefile

こんなカスタマイズも可能です!

tools

Emacsの「Option」メニューを開いてみましょう。コードのハイライトのさせ方や、ショートカットコマンドの割り当て、フォントや背景色などのデザインテーマの変更、検索方法の変更などが可能です。ぜひいろいろいじってみて、自分なりのこだわりのEmacsを作り上げてみてください。

いかがでしたでしょうか?UNIXテキストエディタの代名詞Emacsですが、意外と取っ付きやすいという印象を持たれたのではないでしょうか。ぜひ一度Emacsに実際に触ってみて、その操作感と奥行きの深さを試してみましょう!

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