これでもう迷わない!プログラミング学習者が抑えておきたいデータベース7選

これでもう迷わない!プログラミング学習者が抑えておきたいデータベース7選

データベースで現在最も使用されている方式は、リレーショナルデータベースです。NoSQLが提唱され盛り上がっているとはいっても、まだまだその優位性は変わりません。

目次
  1. Oracle
  2. MySQL
  3. Microsoft SQL Server
  4. PostgreSQL
  5. DB2
  6. Microsoft Access
  7. SQLite
  8. おわりに

ranking

DB-ENGINES

DB-ENGINESというサイトでは、検索エンジンの検索数や技術的な議論の頻度、Twitterでのつぶやきなどをスコア化して独自のランキングを作成しています。この2016年2月のデータベースランキングでは、TOP10に入ったDB製品のうち7つがRDBMSとなっています。この7本をご紹介します。

<用語説明> ※リレーショナルデータベース(RDB、関係データベース):2次元の表形式でデータを構成するデータベース。データの操作にはSQL言語を使用します。
リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS):リレーショナルデータベースを管理しているソフトウェアのこと
オブジェクトリレーショナルデータベース管理システム(ORDBMS、オブジェクト関係データベース管理システム):RDBMSの中でも特にオブジェクトクラスに対応したもの

Oracle

oracle公式サイト

Oracle社が開発・販売しているRDBMSです。1979年に登場して以来、進歩するIT環境に順応して機能拡張を続けています。

特徴

・一つのサーバ上に複数のデータベースを作成可能
・検索された時点でのデータが読み取られる「読み取り一貫性」
・行レベルで参照可能なロックをかけることで、待ち時間の発生が低減される
・管理や開発の効率化などツールが多彩
・OracleMasterなどのオラクル認定資格がある

他のRDBMSと異なる点
・標準SQL規格に準拠していない点が多い(特に他のRDBMSへの移行の際に注意が必要)
・比較的高価
SQLの特徴的な動作
・自動的にトランザクションが開始する
・DDL(データ定義言語)やDCL(データ制御言語)の実行後は自動的に(暗黙)コミットが行われる

MySQL

mysql公式サイト

オープンソースのRDBMS。オープンソース系としては世界的には最も多く使用されています。現在はOracle社の管轄下に置かれています。

特徴

・マルチユーザー対応で、データ量が多いWebやデータウェアハウス(DWH)のシステム構築に適している
・LAMPというシステム構成の一部として有名
・GNU GPLと商用ライセンスのデュアルライセンス形式。非商用なら無料、商用にはサポートあり
・高速・使いやすい

他のRDBMSと異なる点
・SQL標準に対する多数の拡張機能がある反面、不足している機能もある(テーブルにCHECK制約がないなど)
SQLの特徴的な動作
・DDLやDCLの実行後は、自動的にコミットが行われる

Microsoft SQL Server

sqlserver公式サイト

Microsoft社が開発・販売するRDBMSです。サーバをWindowsServerで構築している環境では高いシェアを獲得しています。

特徴

・Microsoft Windowsと親和性が高い
・GUIツール類が充実している

他のRDBMSと異なる点
・ライセンス形態が少々複雑
・Transact-SQL(SQL Server向けに拡張されたSQL)を使用する

PostgreSQL

postgreSQL公式サイト

オープンソースのORDBMS。PostgreSQL Global Development Group により開発されています。

特徴

・BSDライセンスに似た独自のオープンソースライセンス「The PostgreSQL Licence」で公開。商用利用も可
・標準SQLへの準拠度が比較的高い
・マルチバイトに対応
・元々は小~中規模システムやデータの整合性を重視するシステムに適していたが、近年では大規模システムにも採用されている

他のRDBMSと異なる点
・商用サポートをする企業はそれほど多くない
SQLの特徴的な動作
・SQLのDML(データ操作言語)は自動コミットされ、DDL(データ定義言語)はコミットが必要

DB2

db2公式サイト

IBM社が開発・販売するORDBMSです。メインフレームの時代からの長い歴史を持っています。

特徴

・メインフレーム用からパーソナルコンピュータ用までのマルチプラットフォーム対応
・非常に多くのプログラミング言語やAPIを利用できる
・関連ソフトウェアが数多くリリースされている
・商用RDBMSとしての基本的な機能は網羅しており、標準SQLへの準拠度が高い

※メインフレーム:企業の基幹業務システムなどに用いられる大型のコンピュータシステムのこと。小型のパーソナルコンピュータが登場する以前は、コンピュータといえばメインフレームを指しました。

Microsoft Access

access公式サイト

Microsoft社がMicrosoft Windows向けに販売しているRDBMSです。Microsoft Officeの上位エディションに含まれます。

特徴

・GUIで操作でき、"開発者でなくても"手軽に開発可能
・事業部レベルや1個人での利用など、小規模システム向き

他のRDBMSと異なる点
・大規模プロジェクトには向かないことが多い

SQLite

SQLite公式サイト

パブリックドメインのRDBMS。サーバーではなく、アプリケーションに組み込んで利用されます。PHPにはバージョン5から標準で組み込まれています。

特徴

・サーバーではなくライブラリ。本体プログラムからリンクされる形で動作し、非常に高速
・ローカルで使用するアプリケーションに向く

他のRDBMSと異なる点
・大規模利用には不向き

おわりに

Oracle、SQLServer、DB2は商用RDBMSとして機能性が高い、MySQL、PosgreSQLはオープンソースの利点を生かして機能追加中、Access、SQLiteは手軽なデータベース…と、ひとまず概要程度はイメージできたでしょうか?SQL構文の話まで含めると各RDBMSにはかなり細かい違いがあります。それぞれ気軽に試せる環境が公式サイトに用意されているので、気になっていたものはぜひチェックをしてみてください。

murase miho
ライター
murase miho

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