簡単丸分かり!Android アプリを実機でテストする手順


簡単丸分かり!Android アプリを実機でテストする手順

Android アプリの開発環境を整えるステップの一つに「実機でのアプリテスト」があります。開発中のアプリを実際のスマホで操作したり、起動の遅いエミュレーターを避ける目的でも実機テストは活用できます。

そこで今回は開発中の Android アプリを手元の Android スマホでテストする方法をご紹介していきます。

設定時間の目安 15 分 ~ 30 分

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目次
  1. 簡単丸分かり!Android アプリを実機でテストする手順
  2. 今回のテスト環境のご紹介
  3. 実機テストに必要な準備物
  4. 実機テストの設定開始 準備編
  5. 実機テストの設定開始 接続編
  6. まとめ

簡単丸分かり!Android アプリを実機でテストする手順

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今回のテスト環境のご紹介

  • PC/Windows 7  64bit
  • スマホ/ASUS ZENPHONE 2、Android 5.0
  • Android Studio 1.4.1

実機テストに必要な準備物

Android Studio 側

  1. SDK Platforms Android 5.0.1
  2. Android USB Driver (Android Studio 1.4.1 では標準インストール済)
スマホ側
  1. 開発者向けオプションの設定
それではこれから、実機テストに必要な準備物や設定方法を進めていきたいと思います。

参考/公式ガイド Android Developers 「Using Hardware Devices

実機テストの設定開始 準備編

まず Android Studio の Android SDK マネージャー に手持ち実機の Android バージョンがインストールされているかチェックします。

Android SDK マネージャーのチェック方法

  1. Android Studio のツールバーにある Tools → AndroidSDK Manager をクリックします。

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  2. 実機と同じ Android バージョンがインストールされていることを確認します。インストールされていなければ、該当項目にチェックを入れて、OKをクリックし、SDK をインストールします。 image

    該当の Android バージョンの SDK が Android Studio にインストールされていないと、USB を接続しても認識してくれなく、実機テストが行えません。


「Android USB Driver」がインストールされているかどうかは、上記写真 Android SDK Manager 画面の下方に記述されている「Launch Standalone SDK Manager」をクリックし、Android USB Driver がインストール済みかどうか確認します。 image


次にスマホ側の環境設定を行っていきます。

スマホ側のアプリ実機テスト環境を設定

すでに開発者向けオプション設定がお済みの方は、本項目をスキップしてください。

まずスマホの設定画面を開き、一番下の方にある「端末情報」をタップします。 次に端末情報画面の下の方にある「ソフトウェア情報」をタップ、次いで「ビルド番号」の文字の上をタップ連打します。すると先ほどの設定画面にはなかった「開発者向けオプション」が表示され、USB デバッグを設定することができます。

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そして PC とスマホを USB ケーブルでつなぐとスマホ画面にデバッグ・アイコンが表示されます。これでスマホ側の設定は OK です。 image

設定の途中で以下のようなポップが表示されることもありますが、「同意」をタップして処理してください。 image

実機テストの設定開始 接続編

  1. テストしたいアプリを Android Studio で開き、ツールバーにある「Run」をクリックします。 image

  2. すると Device Chooser が起動し、最上部の選択「Choose a arunning device」で自分のスマホが選択されていることを確認して、OK ボタンをクリックします。 image

  3. すると2,30秒で開発中のアプリが実機に自動的に表示されて、実機で操作感を確かめることができます。 image

  4. 実機の操作中に修正個所があって、Android Studio 側でコードを修正し、スマホにアプリを再読み込みされるには、Android Studio ツールバーの「RunReload Changed Classes」もしくはもう一度 Android Studio 画面の Run マークをクリックし、実機でのアプリ起動を選択すると、アプリが再読み込みされて 2,30秒で修正したアプリが表示されます。

    1. 実機テストの交信を止めるには、Android Studio ツールバーの「RunStop」をクリックするか、スマホ側の設定で「開発者向けオプションを OFF にします。
    2. 実機テストを終了した後も、接続したスマホにはアプリがインストールされていますので、空き時間に開発中のアプリをいじって、イメージを膨らませることもできます。アプリ一覧をチェックしてみてください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか? Android アプリの実機テストを体験すると、なんだかアプリ開発者気分になってモチベーションがアップしますよね。

今回は実機テストで発生するエラーについて記述していませんが、うまくいかない時は思い切って Android Studio を再インストールすると問題が解決することも多様にありますので、個人的にお勧めします。

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オシママサラ
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