- 更新日: 2017年05月29日
- 公開日: 2016年04月22日
Windows vs Mac 違いを徹底比較!
新しくパソコンを購入するときWindowsにしようかMacintoshにしようかと悩む姿は、もう10年以上、見られることではないでしょうか。UNIX系のマシンでサーバーでよく使用されるLINUXも個人使用目的が中心であるUbuntuなどが出てきましたが、まだまだ広まっているとは言えない状態です。
また、ここ数年シェアを伸ばしてきているGoogle社のChromeOSを搭載したパソコンもありますが、まだまだこれからのOSであって、皆の間で広まっているとは言えません。なので、事実上新しくパソコンを購入するときはWindowsかMacintoshの2択であると言っても良い状態です。
Windows/Macintoshの特徴
WindowsにもMacintoshにも当然特徴があります。それぞれの特徴を掴んだ上で自分で使用するパソコンを選んで欲しいです。では、WindowsとMacintoshにはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか?
Windowsの特徴
一般的に知られているWindowsの特徴は次のようなものでしょうか?
- 使用できるソフトウェアが多い。
- ウィルスやハッキングなどの攻撃に弱い。
- 色々な種類のハードウェアがある。
- 様々なメーカーがパソコンを作成している。
- 安いのもある。
- 世界規模で見ればユーザー数は圧倒的に多い。
- 書籍やネット上に非常に情報が多い。
通常ですと、特徴を上げる場合はメリットとデメリットを分けて書くのでしょうが、ここでは敢えてわけないで、特徴という一つのくくりで述べたいと思います。
理由は、メリットとデメリットは表裏一体であり、メリットだと思っていたことがデメリットに働くこと、デメリットと思っていたことがメリットに働くことがいくらでもあるからです。例えば上記で言えば「ウィルスやハッキングなどの攻撃に弱い。」というのはデメリットと考える人が多い特徴です。ですが、逆に言えば、遠隔からプログラムで操ったり、プログラムを仕込んでいおいて時限式に仕事を働かせたりすることが出来るということです。
そう考えればユーザーがメリットとデメリットと分けるのではなく、それぞれ1つの特徴と考えたほうが正確にWindowsというマシンを捉えることが出来ると思います。
最大の特徴はやはり6の「世界規模で見ればユーザー数は圧倒的に多い」ということに尽きるでしょう。他のすべての特徴はこれがあるからこそ発生していると言えます。
- 大勢が使用しているから、マニュアルとかがしっかりしていて使いやすい。
- 大勢が使用しているから攻撃のターゲットになりやすい。
- 大勢が使用しているから対象にしたソフトウェアが多い。
- 多くのメーカーが作成しているから大勢のもとに行き渡る。
Windowsの特徴は全て多数派という事実に基づいたものといえます。
Macintoshの特徴
では、続いてMacintoshの特徴についても挙げていきます。
- 使用できるソフトウェアが少ない。
- ウィルスやハッキングなどの攻撃に強い。
- Apple一社が提供しているハードウェアがいくつかあるだけである。
- グラフィックや音に強い。
- 基本的に高い。
- 世界規模で見ればまだまだ少数派である。
- マシンのデザインが素晴らしい(個性的)。
- OSが実はUNIX
Windowsの特徴が多数派であることならばMacintoshは当然その逆の少数派であることが最大の特徴となります。当然、多くの特徴は少数派であることが基となって成り立っています。上記に上げた特徴の中で、それに当てはまらないものはどれでしょうか?
それは4の「グラフィックや音に強い」と7の「マシンのデザインが素晴らしい(個性的)」という二つです。Macintoshは元々デザイナーやミュージシャンに人気のパソコンでした。なので、当然グラフィックや音に関するソフトウェアは充実しています。そういった人たちがターゲットなので、パソコンのデザイン(iMacやMacbookなど)も一工夫も二工夫もされています。ですが、グラフィックやデザインというものは絶対的なものではありません。
どのデザインが良いかなんてユーザーの好みによって全く変わってきます。そういった意味ではこれらのこともメリットとデメリットと呼ぶのではなく一つの特徴として捉えておいたほうが良いと思います。
個人/趣味で使用するPC
個人/趣味で使用する場合はWindowsとMacintoshどちらを使用してもそんなに問題はないでしょう。ゲーム・音楽・映像・文章などなど使用したいソフトウェアがあるかを確認してパソコンを選べば問題ないと思います。
業務で使用するPC
業務で使用する場合は個人/趣味で使用する場合とは条件が異なってきます。では、どのようなことを重視すれば良いのでしょうか?
周りに合わせよう!!
例えば、会社の仲間・取引先の人たち、彼らが皆Windowsを使用していたとします。そこで自分がMacintoshが好きだから、慣れているからなどと主張するのは自己満足に過ぎません。昔に比べると互換性も格段に上がってきました。WindowsとMacintoshどちらでも開けるファイルも増えてきています。
ですが、やはり仕事で扱う専門ソフトやファイルとなると特定のOS、さらに言えばその中でもその特定のバージョンでしか開けないといったことが起こっても全然不思議ではありません。そんな時にちゃんと自分も一緒にファイルを操作して仕事ができる。そういったOSを選ぶことも立派な仕事の一つです。
どちらか迷った場合(業務用)
仕事で、仕事仲間や取引先もどちらも使用している、自分も特にこだわりがない(業務において個人のこだわりなどはないほうが良いですが)という場合は、自分でしたら迷わずWindowsをオススメします。
パソコンを使用した仕事の場合、方法がわからなくてネットでその方法を検索すると言ったことは度々出てきます。その場合、Googleなどで上位に表示される方法はほとんどがWindowsで行う方法です。Macintoshでの方法はわざわざ検索ワードにMacintoshと追加して検索したりする必要が有ることが多く、また根本的に情報量が少ないです。また、そもそもその対応に使用されるソフトもWindows版しかないという場合も本当によくあります。
そういった理由で特にWindows/Macintoshを選択する決定的な理由がない場合は、業務で使用するパソコンはWindowsをオススメします。
(Windowsにしかないテキストエディタ秀丸)
どちらか迷った場合(業務用)でMacintoshを選ぶ場合
業務用でどちらが良いとも言えない場合でMacintoshを選んだほうが良いという場合もあります。それは特徴8の「OSが実はUNIX」ということに連動します。
MacintoshのOSX以降はDarwinというOSを使用しているのですが、実はこれはUNIX系です。なので、UNIX系のシステムと連動する業務の場合はMacintoshで行ったほうがスムーズに行きます。UNIXで出来ることはMacintoshでも殆どできます。これだけはWindowsには真似のすることの出来ない特徴といえます。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
どうしても片方にに決められない時
最後に、どうしてもWindowsとMacintosh両方に使用してみたいソフトウェアがある場合はMacintoshを購入してBootCampやParallelsを使用するという方法もあります。
一台のパソコンでWindowsとMacintosh両方を使用することが出来ますし、二台購入するよりは全然安くすみます。ただし、やはりWindowsの純正マシンに比べれば全ての事ができるというわけではありませんし、動作が重くなることもあります。あくまで、個人/趣味で使用するにとどめておいて、業務用で使用する場合はテスト用にとどめておくほうが無難です。
(OS内で別OSを動作させることの出来るアプリケーション「Virtual Box」:写真はWindows版)
- この記事を書いた人
- 沓掛紳也