初心者必見!Photoshopで背景を透明にする方法を解説!


初心者必見!Photoshopで背景を透明にする方法を解説!

Photoshopを使って画像の背景を透明にする方法についてご紹介します。画像やイラストの合成など、Photoshopを使ったデザイン制作では必須テクニックの一つです。ぜひマスターしておきましょう。

目次
  1. 背景を透明にする方法
  2. 新規ファイル作成時に透明にする
  3. マジック消しゴムツールで透明にする
  4. 複雑な背景を透明にする
  5. あとがき

背景を透明にする方法

背景を透明にする方法は複数あるのですが、本稿では代表的な3つの方法について解説します。

新規ファイル作成時に透明にする

Photoshopでは、新規にファイル作成するときに背景色を指定することができます。任意の色を選んだり、背景を透明にすることも可能です。まずはこの方法から見ていきましょう。Photoshopをひらいたら、メニューの「ファイル」から「新規…」を選択します。ショートカットを使って「Command+N(Winの場合はCtrl+N)」を押しても大丈夫です。

Photoshopで新規ファイルを作成する

ファイルの新規作成ダイアログが開きました。ダイアログの下の方に「カンバスカラー」とありますので、この選択肢の中から「透明」を選択。ファイル名など他の項目を指定して「OK」をクリックします。これで透明な背景のファイルが作成されます。

カンバスカラーで透明を選択する

マジック消しゴムツールで透明にする

次の方法は、「マジック消しゴムツール」を使う方法です。通常の「消しゴムツール」を使って背景をなぞってもいいのですが、それではちょっと大変です。「マジック消しゴムツール」は、ワンクリックで指定した色(ここでは背景)を消してくれます。削除された部分は透明になるので、単色な背景を消したいときには重宝します。ここでは下の画像の背景(コーヒーカップ以外の部分)を透明にしてみましょう。

背景が単色のサンプル画像

画面左側のツールバーから「マジック消しゴムツール」を選択します。「消しゴムツール」にマウスを合わせて、長押しすればあらわれます。

「マジック消しゴムツール」を選択する

画像の背景の部分をクリックします。すると、背景の部分だけが削除されて透明になりました。とても簡単ですね。

背景が削除されて透明になった

背景レイヤーに適用した時は、新しいレイヤーに変換されます。

なお、うまく背景が削除されないときはツールオプションバーで設定を変更してみてください。

許容値などの設定を変更する

「許容値」は、値を大きくすればするほど、削除される色の幅が広くなります。隣り合った背景(色)だけを削除したい場合は、「隣接」にチェックを入れてください。

複雑な背景を透明にする

3つ目の方法は、下の画像のように背景が複雑な場合に使うテクニックです。

複雑な背景の画像

こちらの画像から、コーヒーカップ以外の背景を透明にしていきたいと思います。はじめに、対象の画像をレイヤーに変換します。「レイヤー」メニューから「新規」、「背景からレイヤーへ…」を選択。

背景をレイヤーに変換する

表示されたダイアログでレイヤー名などを入力して、OKをクリック。これで操作する対象のレイヤーが準備できました。

次に、画面左側のツールバーから「クイック選択ツール」を選択します。その他の選択ツールでもOKなのですが、ここでは「クイック選択ツール」を使っていきましょう。

クイック選択ツールを選ぶ

背景以外の部分を「クイック選択ツール」で選択していきます。画像では、コーヒーカップの部分ですね。

Shiftを押しながらドラッグをすると、複数の範囲を選択できます。部分的に選択を削除したい時は、Altを押しながらドラッグしてください。

背景以外の部分を選択する

背景以外の部分が選択できたら、メニューの「選択範囲」から「選択範囲を反転」をクリックします。透明にしたい部分が選択できました。

選択範囲を反転して背景を選択する

さて、最後のステップです。削除したい背景が選択された状態で、Deleteキーを押してください。これで背景が削除されました。

背景が削除されて透明になった

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あとがき

背景を透明にする方法についてご紹介してきましたが、もちろん背景以外の部分を透明にすることもできます。画像合成などにうまく活用していってください。


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中西洋平
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