プログラミングスクールへ通って就職することは可能ですが、事前にどのようなプログラミング言語を学んでどんな職種に就きたいのか決める必要があります。
プログラミングスクールは複数のコースを提供しており、それぞれ学べる言語も目指せる職種も異なるのが理由です。
今回は、就活目的別のおすすめプログラミングスクールを紹介します。この記事を読むことで、プログラミングスクールで学べる言語と目指せる職種について理解できます。
ほかにも、プログラミングスクールで就活を成功させるポイントについて解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
まずは独学でプログラミング学習してみることがおすすめ
プログラミングスクールへ通う前におすすめなのが、格安で利用できるプログラミング学習サービスを使って独学することです。
独学から始めることで、高額な料金を払うことなくプログラミングに触れることができ、自分に合っているのか確認できます。
数あるプログラミング学習サービスの中でもおすすめなのが、Progate(プロゲート)というサービス。月額980円と格安で、実際にコードを入力しながらゲーム感覚で学べます。
プログラミングスクールへ行こうか迷っている未経験者の方は、まずProgateでプログラミングの基礎について学びましょう。そして、もっと深く学びたいと感じてからスクールに通うことがおすすめです。
プログラミングスクールで就活はやめとけと言われるのはなぜ?
ーhttps://twitter.com/yukinasu715/status/1359105347521105920 より引用
ーhttps://twitter.com/shinya_hd/status/1141453881060151297 より引用
上記のように就活どころか、プログラミングスクールへ通うことに対して「やめとけ」という意見を見ることもあります。
プログラミングスクールで就活することに対するネガティブな理由について解説します。
通うと必ず就職できるわけではない
プログラミングスクールへ通っても必ず就職できるわけではありません。就職支援サポートがないプログラミングスクールであれば、自分で就活することになります。
また、就職支線サポートのあるプログラミングスクールでも、特定の条件を満たさないと就職サポートを受けられないことがあります。
ーhttps://twitter.com/noku_fam/status/1573960597468696577 より引用
上記の口コミは、プログラミングスクールに通ってもフリーランスになれなかったという内容ですが、就職先も同じく入るだけでは見つからない点に注意しましょう。
実践的なスキルが身につかない
プログラミングの実践的なスキルとは、自分で1からWebサービスやシステムを作るスキルと、チーム開発スキルです。
プログラミングスクールで決められた成果物だけ作るカリキュラムだと、自分でシステムを考えて作る力や問題解決能力がなかなか向上しません。
ーhttps://twitter.com/kagoshimato/status/1280711212079042560 より引用
就活のときに企業から上記のような印象を受けることもあることから、実践的なスキルが身につかない点がネガティブな意見に繋がってます。
また、プログラマーの仕事は基本的に複数人で進めていくため、チームで開発する流れも理解する必要があります。
しかし、プログラミングスクールは個人で完結する内容がほとんどで、チーム開発を経験できるところはごく少数です。
これらの理由により、プログラミングスクールでは実践的なスキルが身につかないと言われています。
プログラミングスクールに通ってもうまくいかない人の特徴についてまとめました。
プログラミングスクールで就活したいと考えている方は、受講して公開する前にチェックすることがおすすめです。
なりたい職種が決まっていない
どんな職種に就職したいのかわからない状態でプログラミングスクールに通っても、途中で自分がやっていることに疑問を感じたり、意義を感じなくなったりして挫折する可能性があります。
プログラミングに興味あるけれど、どんな職種があるのかわからない方は、下記の記事を参考にすることがおすすめです。
なりたい職種を決めることで受講するコースをスムースに選べるだけでなく、ゴールが生まれてやるべきことが明確になります。
本気でスキルを身につける気がない
プログラミング未経験の方がスクールに通って就職するには、カリキュラムに費やす時間を十分に確保して、能動的に学ぶ姿勢が必要です。
反対に「プログラミングスクールに入ればプログラミングスキルが身につく」と考えている場合、そのほとんどが途中で挫折するでしょう。
高額なスクール費用を払って失敗する前に、格安でプログラミングを学べるProgateで独学してみたり、学習時間を十分に確保できるか確認することがおすすめです。
就職支援サポートが不十分なプログラミングスクールを選ぶ
就職支援サポートが不十分なプログラミングスクールに通うと、プログラミングスキルを身につけても就活で失敗することがあります。
不十分なサポートとは、就職に関するマニュアルを配布するだけだったり、下記のようにカウンセリングが不安を覚える内容だったりすることです。
ーhttps://twitter.com/positiveo5/status/1114736560983789568 より引用
就活を成功させるには、就職支援に力を入れているプログラミングスクールに通うことがおすすめです。また、プログラミングスクールは就職というより、転職支援をサポートしているところがほとんどです。
就活予定の大学生や第二新卒の方は、事前に問い合わせるか無料相談できるプログラミングスクールで就活サポートについて問い合わせてみましょう。
プログラミングスクールで就活を成功させるには
プログラミングスクールで就活したいと考えている方へ向けて、受講する前にチェックすべきポイントを3つ紹介します。
就職支援サポートの有無と内容をチェック
就職支援サポートがあるプログラミングスクールの方が、もちろん就職できる確率が高くなります。
とはいえ、就職支援サポートの内容はプログラミングスクールによって異なるので、どのような異様なのか事前に確認することが大切です。
就職支援サポートの確認すべきポイントは下記の通り。
- 就職支援サポートを受けられる条件
- プロのキャリアカウンセラーや現役のエンジニアからサポートを受けられるか
- 履歴書の添削や面接対策に対応しているか
就職支援サポートは誰もが必ず受けられるわけではなく、プログラミングスクールによって条件が異なります。受講前に利用条件を必ずチェックしましょう。
現役で活躍しているエンジニアやキャリアカウンセラーからサポートを受けることで、IT企業への就活に関するリアルなアドバイスがもらえます。
また、履歴書の添削や面接対策により、IT企業の面接でよく聞かれる質問やスキルのアピール方法など、IT企業に就職するための対策方法を受けられます。
コース内容と学習時間をチェック
コース内容と学習時間でチェックするポイントは下記の通りです。
コース内容:オリジナルのポートフォリオ作品が作れるか、チーム開発が含まれているか、
学習時間:受講を終えるまでに推奨されている学習時間の目安
オリジナルのポートフォリオを作ることで自分のスキルを表面化でき、企業にも良い印象を与えることができます。
また、企業で働くときはチーム開発がほとんどなので、プログラミングスクールでチーム開発を経験することもアピールポイントになります。
プログラミングスクール受講者の中には、受講期間内に終えられなくて延長したり挫折したりした方も見られます。
ーhttps://twitter.com/kumakitiblog/status/1164879560485117954 より引用
想定していた期間内にコース内容を終わらせるには、プログラミングスクールが提示している学習時間の目安を確認しましょう。
ーhttps://codecamp.jp/courses/master_web より引用
人によって成長スピードに差があるので、学習時間の目安よりも多く勉強時間を確保することがおすすめです。
メンターや講師のサポート内容をチェック
プログラミングスクールのメンターや講師は、現役エンジニアや現場から離れている方、知識はあるが現場経験がない方などスクールによってさまざまです。
確かなプログラミングスキルの取得と就活を成功させるには、現役エンジニアが担当しているスクールを受講しましょう。
現役のエンジニアからサポートしてもらうことで、教えてもらっている内容に自信が持てます。
また、就活の相談に関しても、現場のリアルな現状や求められている人物像について聞くことができます。
プログラミングスクールで就活を成功させる具体的な手順
プログラミングスクールへ通って就活を成功させる具体的な手順は下記の通りです。
- プログラミングを使った職種と学べる言語について知り、どんな仕事に興味があるのか考える
- 興味ある職種で使われるプログラミング言語をProgateで独学してみる
- プログラミングを使った仕事をしたいと思えたら、就職サポート付きのプログラミングスクールを探す
- 学べる言語と就職サポート内容、受講期間をチェック
上記の手順で進めることにより、プログラミングスクールで就活がうまくいくだけでなく、受講したあとに挫折したり後悔したりすることを防げます。
就活目的別おすすめのプログラミングスクール一覧
プログラマー
プログラマーは、プログラミング言語を使ってシステムやアプリケーションなどのソフトウェアを開発する職業です。
プログラマーの年収は約416万円で、某有名求人媒体3社の平均年収額より算出しています。
利用する言語はPHP、Ruby、Java、Pythonなどが主流です。
PHPとRubyはWebアプリケーションの開発で使われることが多く、Javaは大規模なシステムの構築でよく利用されます。
Pythonは、人工知能と言われているAIやディープラーニングの開発で使われています。
現時点でプログラマーへ就職を目指せるプログラミングスクールと学べる言語は下記の通りです。
コードキャンプのコース別金額
スクール名 |
コース名 |
学べる言語 |
受講期間 |
就職支援サポート |
CodeCamp (コードキャンプ) |
プログラミングコース |
|
2~6ヶ月 |
○ |
Rubyマスターコース |
|
Javaマスターコース |
|
オーダーメイドコース |
|
エンジニア転職コース |
|
4ヶ月 |
TechAcademy (テックアカデミー) |
Webアプリケーションコース |
|
4~16週間 |
○ |
Javaコース |
|
PHP/Laravelコース |
|
Pythonコース |
|
AIコース |
エンジニア転職保証コース |
|
16週間 |
DMM WebCamp (ウェブキャンプ) |
Webアプリケーションコース |
|
4~16週間 |
- |
Javaコース |
|
PHP/Laravelコース |
|
Pythonコース |
|
AIコース |
エンジニア転職保証コース |
- HTML/CSS
- JavaScript
- Ruby
- Python
|
3~6ヶ月 |
○ |
大学生向け就活対策コース |
|
4~16週間 |
TECH::CAMP (テックキャンプ) |
プログラミング教養コース |
- HTML/CSS
- Ruby
- JavaScript
- Python
|
毎月更新制 |
- |
エンジニア転職コース |
|
最短10週間~半年 |
○ |
SAMURAI ENGINEER (侍エンジニア) |
プログラミング教養コース |
|
16~24週間 |
- |
エキスパートコース |
|
12~48週間 |
- |
転職保証コース |
|
16~24週間 |
○ |
プログラマーが使うプログラミング言語は数多くあるので、言語の特徴から自分が関心のあるプログラミングスクールのコースを選ぶことがおすすめです。
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアは名前の通り、パソコンに搭載されているメモ帳やスマホで遊べるゲームのようなアプリケーション(アプリ)を開発する仕事です。
平均年収は450万前後で、スキルや現場経験によって前後します。
アプリケーションエンジニアが利用するプログラミング言語は、下記のように開発するアプリによって異なります。
- 業務アプリケーション:Java、C、C#
- スマートフォンアプリケーション:Objective-C、Swift、Java、Kotlin
- Webアプリケーション:フロントエンド:HTML/CSS、JavaScript、PHP、Python
現時点でアプリケーションエンジニアへの就職を目指せるプログラミングスクールと、学べるプログラミング言語は先述した通りです。
アプリケーションエンジニアとプログラマーはどちらもプログラミング言語を使ってソフトウェアを開発しますが、業務内容は大きく異なります。
- プログラマ:プログラミング言語を用いて、アプリケーション以外のシステムも開発する
- アプリケーションエンジニア:アプリケーションの開発、保守、運用
ソフトウェアの中でも、アプリケーション制作に関心がある方におすすめの職種です。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、Webサービスのユーザーが見たり触ったりできる部分を設計・開発したり動きをつけたりする仕事です。
平均年収は約461万円で、HTML、CSS、JavaScriptといったプログラミング言語を利用します。
HTMLとCSSでWebサイトの外観を作り、JavaScriptでアニメーションなどの動きを追加します。
現時点でフロントエンドエンジニアへの就職を目指せるプログラミングスクールと、学べる言語は下記の通りです。
WebサイトやECサイトの外観を作ったり、アニメーションで動きを加えたりする仕事に興味がある方におすすめです。