今話題のビジュアルプログラミングとは?簡単に解説をしてみた


今話題のビジュアルプログラミングとは?簡単に解説をしてみた

日本経済再生本部が発表した日本再興戦略2016において2020年からIT人材の育成を目的として小学校でプログラミング教育が必修化される方針が示されました。

親心としては自分の子どもにはできるだけスムーズに学習に取り組んでほしいものですが、プログラムといえば「難しそう」というイメージが強く、急にプログラミング教育開始といっても学校だけに任せておいて大丈夫だろうかと思われるかもしれません。

そんな中、ビジュアルプログラミングというものが最近注目を浴びるようになりました。このプログラミング言語のおかけで子どもたちがプログラミングをもっと簡単に親しみやすく学習することができます。

そこで今回はビジュアルプログラミングがどういうもので、なぜ注目されているのかをできるだけ分かりやすく説明し、さらに子どもが楽しく学べるプログラミングサイトやスクールもあわせてご紹介します!

目次
  1. ビジュアルプログラミングとは?
  2. おすすめビジュアルプログラミング6選
  3. おすすめ子ども向けプログラミングスクール
  4. まとめ

ビジュアルプログラミングとは?

ビジュアルプログラミングとはプログラムを英語や数字などの文字で記述するのではなく、視覚的なオブジェクトでプログラムするプログラミング言語です。もっと簡単に説明すると絵や図でプログラミングを行うイメージです。 image 難しいプログラミング言語を使わないので視覚的にプログラムを理解でき、より簡単にプログラミングを行うことができます。また、インターネット環境があれば学習できる言語が多く、学ぶための敷居が低いのも通常のプログラミング言語と大きく異なります。

おすすめビジュアルプログラミング6選

Scratch

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画像出典:Scratch

Scratchはマサチューセッツ工科大学が開発した教育用のプログラミング環境です。ビジュアルプログラミングを学習できるサイトの中ではかなり人気のあるサイトです。日本語にも対応しており、難しいプログラミングの知識を必要とせず、楽しく学習することができます。

Scratchの特徴はやはり「分かりやすさ」です。見やすい画面にビジュアルプログラミングに必要な命令ブロックもカラフルで使いやすく配置されています。また、ヒントやチュートリアルも充実しており初めての方でも安心してビジュアルプログラミングを始めることができます。

世界中のユーザーが作成したプログラムを見ることができるので気に入ったゲームやアプリケーションを見つけて動きを確認することで技術の向上の助けになります。

教育機関やNHKで教材として使用されてるということもあり、その学びやすさはほかのビジュアルプログラミングサイトより一歩先を行っていると言えます。

Code Studio

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画像出典:Code Studio

Code Studioはアメリカの非営利団体Code.orgが運営している対象年齢4歳から学べるプログラミング学習サイトです。学習が初めての方も初心者向けのコースや動画での説明があるので安心して学習に取り組めます。

Code Studioの最大の魅力はマインクラフトやスターウォーズ、アナと雪の女王など日本でもおなじみのコンテンツを題材にした学習プログラムがあることです。子どもは好きな事には集中して取り組んでくれるため、ビジュアルプログラミングに興味を持ってもらうきっかけとしては最適ではないでしょうか。

Code StudioではビジュアルプログラミングだけではなくJavaScriptという本格的なプログラミングも学べるため、実践的な学習が行いたい方にもおすすめです。

プログラミン

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画像出典:プログラミン

プログラミンはビジュアルプログラミングを通じて子どもたちに創ることの楽しさとプログラミング的な思考を学習することを目的としたウェブサイトです。開発は文部科学省が行っています。

プログラミンの特徴は「絵」です。子どもでも分かりやすいようにできるだけ文字ではなく絵が多く用意されています。見た目にも可愛く、音もなるので小さい子どもでも飽きることなくプログラミングの勉強ができそうです。

文部科学省が開発しているだけあって、非常にわかりやすく丁寧に作られています。お手本もあるので初めてビジュアルプログラミングに触る小さい子でもお手本を触っているうちに自然と理解できるようになります。

VISCUIT(ビスケット)

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画像出典:VISCUIT

ビスケットはプログラミング言語の研究者、原田ハカセによって開発されたビジュアルプログラミング言語です。ビスケットは絵を描いてプログラミングを行うという特徴があります。

プログラミングの専門家が作成してあるだけあって他のビジュアルプログラミングとは少し違い、「コンピュータをどう動かすか」ということよりも「コンピュータに何をさせるか」を考える能力を養えるよう作られています。そのため、普通のビジュアルプログラミングが合わない人にもおすすめです。

スマホやタブレットでもビスケットを始められるため、いつでもどこでも簡単にプログラミングを学ぶことができます。また、ワークショップや授業などでも使われているため学習効果も期待できます。

コロコロゲーム工作ブロック

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画像出典:コロコロゲーム工作ブロック

コロコロゲーム工作ブロックはコロコロコミックの様々なキャラクターを使ってゲームが作れるビジュアルプログラミング学習サイトです。

ゲーム制作に必要なキャラクターや爆発などのエフェクト効果、マップなどの画像はあらかじめ用意されており、コミックに登場するユニークなキャラクターを使って楽しくゲームを作成することができます。自分の好きなキャラクターを動かすことができるのでコロコロコミックが好きな人は夢中になれるでしょう。

基本的にはビジュアルプログラミングで作成しますが、作成したプログラムはJavaScriptに変換することも可能なため、JavaScriptでゲーム制作をしてみたい人がプログラムを始めて学ぶ教材としても利用できそうです。

アルゴロジック

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画像出典:アルゴロジック

アルゴロジックはプログラミングの基本となる論理的思考をゲーム感覚で習得するために作られた課題解決型のプログラミング学習サイトです。開発は電子情報技術産業協会(JEITA)が行っています。

ゲームはキャラクターを方向ブロックで指示し、旗を取らせるというシンプルなゲームです。上や左右などのブロックを正しく配置する必要があり、それが論理的思考の向上に役立ちます。進めていくと条件分岐や繰り返しなどのプログラミングに必要な技術も学ぶことができます。

それほど難しくはなくゲームも単純明快で、プログラミングに必要な知識はきちんと学べます。ゲームを遊んでいるうちにプログラムに必要な考え方が学べるため、本格的なプログラミングを学ぶ前の予備学習として使用してみてもいいかもしれません。

おすすめ子ども向けプログラミングスクール

CodeCampKIDS

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画像出典:CodeCampKIDS

CodeCampKIDS(コードキャンプキッズ)
公式サイト https://codecampkids.jp/
運営会社 コードキャンプ株式会社
受講形式 来校しての授業
教室 東京都品川区大崎
開講時間:土曜日 ロボットコース 14:00〜15:00 Scratchコース 15:30〜17:00/17:30〜19:00
開講時間:日曜日 ロボットコース 10:30〜11:30 Scratchコース 11:30〜15:00/15:30〜17:00
受講料金(月額) ロボットプログラミング:10,800円 Scratchプログラミング:16,200円

注意
上記の受講料金のほかに入会金10,800円、機器(PC・タブレット)をレンタルをする場合月額2,160円必要です。

CodeCampKIDSはCodeCampが運営する、初めてでも楽しく学べるビジュアルプログラミングから、本格的なゲーム、Webサービスやアプリなどの開発を学ぶことのできる、小学生・中学生のためのプログラミングスクールです。授業は小学1年生から3年生程度を対象としたロボットプログラミングコースと小学3年生から中学3年生程度を対象としたScratchプログラミングコースがあります。

ロボットプログラミングコースはマサチューセッツ工科大学メディアラボが開発した「ScratchJr」でプログラミングの基礎的な概念を理解した後に、SpheroやOzobotなどのロボットをプログラミングで操作することによって、はじめての子でも基礎からしっかりとプログラミングを学習できます。

Scratchプログラミングコースは同じくマサチューセッツ工科大学メディアラボが開発した「Scratch」でプログラミングを学びます。基礎的な概念を理解した後に、シューティングゲームやアクションゲームなど本格的な開発を始め、最終的には作った作品をオンラインコミュニティに投稿することができます。

インターネット環境があれば、CodeCampKIDSOnlineもありますので、時間の都合が悪い方や遠くて来校できない方にはおすすめです。無料体験もありますので雰囲気が知りたい方には申し込んでみるものいいかもしれません。

Tech Kids School

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画像出典:Tech Kids School

Tech Kids School(テックキッズスクール)
公式サイト https://techkidsschool.jp/
運営会社 株式会社CA Tech Kids
受講形式 来校しての授業
教室 東京渋谷、東京秋葉原、東京二子玉川、横浜、名古屋、大阪梅田、沖縄那覇、他パートナー教室16か所
受講料金(月額) 19,000円(税別)

注意
上記の受講料金のほかにPCをレンタルをする場合月額4,000円(税別)必要です。
パートナー教室とはTech Kids Schoolから認定された提携教室です。

Tech Kids Schoolは日本最大級の小学生のためのプログラミングスクールです。プログラミング言語やスキルを身につけることだけが目的ではなく、テクノロジーを武器として自分のアイデアを実現し、社会に能動的に働きかけることができる人を育てることを目的としています。

授業は1回120分で4~6人のグループに分かれて授業を行い、1授業につき1つのプログラミング作品を作成します。プログラミングだけではなく自分のプログラムのアイデアや作成したものをプレゼンテーションする機会もあるので、人前での度胸を養うことができます。

実際の授業が体験できる見学会もあるので興味のある方はとりあえず見てみるのもいいかもしれません。また、短期でのプログラミング学習ワークショップTech Kids CAMPもありますので、定期的に通うのが難しい方や子どもにプログラミングに興味を持ってもらいたい方におすすめです。

D-SCHOOL

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画像出典:D-SCHOOL

D-SCHOOL(ディースクール)
公式サイト https://d-school.co/
運営会社 エデュケーショナル・デザイン株式会社
受講形式 来校しての授業
教室 静岡、東京北赤羽、埼玉西浦和、京都長岡天神、大阪東三国、栃木宇都宮、など全国18か所
受講料金(月額) ロボットプログラミングコース:9,800円/教材費:42,000円 ゲーム&アプリ制作コース:9,800円/教材費:10,000円 マイクラッチコース:9,800円/教材費:10,000円

注意
上記の受講料金のほかに入会金10,000円とPCをレンタルをする場合月額1,000円(税別)必要です。

D-SCHOOLは英語とプログラミングが楽しく学べるデジタルスクールです。学べる内容はロボットプログラミング、ゲーム&アプリ制作、マイクラッチ(マインクラフト&Scratch)の3種類のコースとなります。

ロボットプログラミングコースは専用のブロックを使って様々な形のロボットを作り、そのロボットをプログラミングによって動かします。自分で考え、動かし、間違いを修正しながら進めていくため、自然と思考力が養われます。

ゲーム&アプリ作成コースはビジュアルプログラミング言語のScratchや、Apple社の本格的開発ツールのX-codeなどを使用し、様々なスマートフォン用のアプリを作成します。このコースでは英語との親和性が高いためバイリンガルの講師陣による実践的な英語学習が学べることも特徴です。

マイクラッチコースはマインクラフトとScratchを使った他にはあまり見ないプログラミング学習コースです。現在では小学生でも遊んでいるマインクラフトを使用することでプログラムが苦手な子でも楽しんで学習できます。このコースでも英語がカリキュラムに取り入れられています。

英語もプログラミングも今後間違いないく必要になってくる分野なのでどちらも学べるのはとても合理的です。来校できない方向けのオンライン授業のコース無料体験もありますので、興味のある方は申し込んでみてください。

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まとめ

プログラミング学習の必修化は2020年ですが、学習の開始は早いに越したことはありません。もうすぐ始まるプログラミング学習にスムーズに対応するために、今回ご紹介した学習サイトやスクールを上手に使って今からIT新時代を生き抜く力を養ってみてはいかがでしょうか。


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