- 公開日: 2018年02月20日
【エンジニアが語る】中高生がゲームを作るためにプログラミングを学ぶにはどうしたらいい?
2020年から授業でも扱われるプログラミング。気になっている人も多いのでは?最近人気みたいだけど、実際プログラミングって何をすることなの?スマホゲームをつくってみたいけど、自分にもできるのかな?などなどの疑問に今回は答えてみようと思います!
プログラミングって何をすること?
プログラミングとは、
- コンピューターが理解できることばで
- 処理(やりたいこと)の手順や考え方を書いて
- コンピューターに実行してもらう
ことです。コンピューターが理解できることばがプログラミング言語です。この言語を使って、命令や処理を書いていくことをプログラミングといいます。
プログラミング言語には、パソコン、AndroidやiPhoneなどのスマホ、ゲームの機械など、ハードウェアと呼ばれるプログラムを動かすマシンに合わせて、色々な種類があります。
こちらも参考にしてくださいね!
Tech2Goプログラミングとは何か? を徹底的にわかりやすく解説してみた
プログラミングができると何ができるの?
プログラミングができると、作れるもの
Webサイトが作れる
あなたが今見ているインターネットのWebサイトも、HTMLやCSSというプログラムを使って作られています!部活やサークル、趣味やお店のホームページなども自分で作れちゃいます。ブログを作るときにも、デザインを選ぶだけでなく、自分で改良を加えてオリジナルなものにすることができます。
効率化ツールが作れる
自分の生活に役立つ効率化ツールを作ることができるようになります。定期的に作成する文章や計算を、ボタン一つで完了するようにExcelマクロを作れば、仕事やお金の管理に便利。ネットを巡回して最新情報や通販サイトの価格をチェックするアプリを作ってお得情報を逃さないようにしてみたりもいいですね。
Webサービス・アプリが作れる
Facebookは最初は学生が作った友人向けのサービスから始まったことは有名ですね。現在も、多くの学生や社会人の作成したWebサービスが日々新しく生まれ活用されています!MASHUP AWARDSなどサービス・アプリのコンテストも多数開催されており、入賞すれば一気に知名度アップですよ。
ゲームがつくれる
スマホゲームやパソコンのゲームを作ることもできます!自分のサイトで公開してみんなに遊んでもらったり、アプリストアに公開したゲームの人気が出ればお小遣いを稼ぐことも可能ですね。Tokyo Indiesなどの 自作ゲームコミュニティで発表したりとゲーム製作者同士の交流もさかんです。
プログラミングができると、かわること
世の中の仕組みがちょっとわかる
あなたの使っているテレビも、自動販売機も、炊飯器も。ボタンを押したら次の画面に移ったり、お釣りが出てきたりなどと動いてくれるのは、全部中にプログラムが仕込まれているからです。見えないところで考え抜かれたシステムが組まれていることに気づけるようになるなど、視野が広がりますよ。
将来の選択肢が広がる
今後ますますITを活用して何ができるか?ということが問われる時代になってきます。一歩進んだITスキルを身につけておくことは、将来の仕事の選択の幅を大きく広げてくれることになるでしょう。
参考
Tech2Go:シンギュラリティ(2045年問題)とは?現在の状況を交えて詳しく解説
プログラミング言語、おすすめは
1.HTML
ここがGood!
- "notepad"などでもプログラムが書ける
- 入門者用の解説書籍やサイトがたくさんある
- Webブラウザで試せるので簡単に結果がわかる
Webサイトを作っているのがこのHTMLといわれる言語です。飾り付けや画像/文字の配置など複雑な表示を行うにはCSSという言語も一緒に学習すると便利です。おすすめの理由は、なんといってもプログラムを書くことと確認することの敷居の低さ。PCとブラウザがあれば、誰でもいつでもトライできます。
2.JavaScript
ここがGood!
- "notepad"などでもプログラムが書ける
- 入門者用の解説書籍やサイトがたくさんある
- Webブラウザで試せるので簡単に結果がわかる
HTML・CSSだけじゃ物足りない!という方に、次に取り組んでもらいたいのはコレです。Webページ上で写真を動かしたり、時計を表示したり、リアルタイムの処理を行うことのできる言語です。
3.Swift
ここがGood!
- iPhoneアプリが開発できる
- 書籍、ブログ記事などが充実している
ここに注意!
- バージョンアップが頻繁
- Macでしか開発できない
iPhoneアプリの作成を目指しているなら、Swiftを学習しましょう。専用の開発ソフトもApple社から無料で提供されています。ただし、Swiftはバージョンアップが多く、書籍、ブログ記事も最新情報が掲載されているとは限りません。独学の場合は、最新の情報にたどり着くためのググり力も必要になってきます。
4.Java
ここがGood!
- Androidアプリが開発できる
- 企業求人数が多く、将来の仕事にも繋がる
- Windowsでも、Macでもプログラミングできる
- ブログや書籍など、入門者用から上級者向けまで情報が充実
ここに注意!
- 初心者には環境構築がすこし難しい。
Androidアプリの開発を目指すなら、Javaの学習を始めましょう。初心者向けの書籍やWebサイトなどが充実しているのも良いところです。ただし、開発を始める前にインストールや環境変数の設定など、環境の構築で詰まってしまうことも多いので、詳しい人にサポートを頼む必要があるかもしれません。
プログラミングを学ぶ方法は?
それでは、どのようにプログラミングを学んでいけばよいのでしょうか?
無料サービスを利用する
ブログ、Webサイトや動画サイトの無料スクールを利用する方法です。
例えば
メリット
- 費用がかからない
- 始めやすい
デメリット
- やめてしまいやすい
- 個人に合わせたサービスは無い
なんといってもお金がかからないことがメリットです。まずは自分に向いているかどうか、ちょっとかじってみようかな?という場合には最適ですね。
しかし、無料なので当然個人に合わせたサービスは提供されません。また、お金を払っていないことから、気楽に学習をやめてしまいがちで続かないことも多いですよね。
有料サービスを利用する
有料のスクールやWebサイトなどを利用する方法です。
例えば
- schoo
参加型動画学習サービス大手、月額¥980〜で生放送授業を含めた各種スキルアップ動画を閲覧できる - KENスクール
通学型個別指導スクール。各種プログラミング言語やアプリ開発、Webサイト開発などのコースが有る。(iPhoneアプリ開発講座 総24時間 ¥92,000(税抜)など)
メリット
- 個人に合わせたサービスが提供される
- 困ったときに相談できる
デメリット
- 費用がかかる
- スクールによって合う合わないがある
有料サービスには、ビデオやテキストのみを販売しているものから、通学して、直接講師に指導を受けるタイプなど様々なものがあります。サービスによって価格は色々ですが、個別指導やマンツーマンなど個人へのサポートが手厚くなれば、効果も高いですが費用も高くなります。
自分にはどのような学習方法が向いているのかを、見学や体験授業などでなるべく確かめてからスクールを決めるのがよいでしょう。
CodeCampは無料体験受講中
高校生プログラマーとして活躍している卒業生もいるオンライン個別指導のITスクール、CodeCamp。2017年6月からは家庭教師のトライのグループ校にて「エンジニア・IT起業家 育成講座」を開講するなど、ますます高校生向けのプログラミング教育にも力を入れています。
現在、授業を1コマ無料で受講できる体験レッスンも実施しています。全くの初心者でも、やりたいことに合わせたコース選びから、やさしく教えてもらえますよ。
\Webサイト担当者としてのスキルが身に付く/
まとめ
中高校生の皆様へ
中高校生という年齢は、発想力もパワーもある素敵な年代だと思います。プログラミングは大人も子どもも平等に、世界に発信ができるスキルです。今のあなたが身に着ければ、大人と肩を並べて戦える武器になります。きっと楽しい道具になってくれるはずです!
保護者の方へ
プログラミングは、コンピューターへの理解のみにとどまらず、自分の考えを論理的に伝える力を養うための非常に良い教材となりえます。また、ゲームやWebサイトの仕組みを知ることは、怪しい広告やゲーム課金、なりすましなどの大人の罠に騙されないための、ITリテラシーを高めることにも繋がりますよ。ぜひ、習い事の一つとしてのプログラミングをご検討ください。
- この記事を書いた人
- のりぴよ