- 更新日: 2022年09月13日
- 公開日: 2017年12月15日
【画像33枚】MacとWinでJavaをインストールする方法を図解
Java学習を始める上では、開発キットのJDKが必須になります。
今回はプログラミング初心者、パソコン初心者でも安心してJDKを設定できるように画像メインでインストール方法をご紹介。
Mac Sierra と Windows 10 にJDKの最新バージョン JDK9 をインストールしてみます。
そもそもJavaとは?
今世界で一番広く使われているプログラミング言語のJava。
Webにアプリ、インフラ・システム、ゲーム、映像とあらるるコンピューティングに対応し、IT系の求人件数でもトップです。 情報系の学業を納めた方ならJavaご存知と思いますが、これから勉強する方にとってはまずJavaをプログラム&実行できる環境を整える必要があります。
Javaはデバイスレスに起動するものの、Javaソフトを開発したりJava学習するためにはJDK(Java SE Development Kit)というソフトが必要に。
まずはMac PCへのJDKインストールからご紹介していきます。
Javaに関する詳しい記事/初心者必見!Javaとは?をわかりやすく解説!
【Java開発でよく使う JDK について】
JDK(Java SE Development Kit)
ダウンロードサイズ 375MBほど
JDKの中にはJavaコードをコンパイルするソフトやファイルを圧縮するために必要なソフトなど30程度のソフトが入っています。 JDKをセットすることで、Javaプログラムを組んで実際にパソコン上でテストすることが可能に。ただし、Javaのコードを編集するテキスト・エディタやプロジェクト管理するIDE(統合開発環境)は含まれていません。
Java(JDK)のインストール方法(Mac編)
Mac OS SierraにJDK9をインストールする方法をご紹介。
所要時間 約15分〜30分
1.ターミナルを起動
画面右上の検索欄に『ターミナル』と入力して、ターミナルを起動
2.ターミナルにコマンドを入力
java -version
恐らくJDKはインストールされていないと思いますので、ポップアップが表示。 『詳しい情報...』をクリックします。
3.インストールソフトの確認
下記画像のようにオラクルの公式ページが立ち上がっていると思いますので、「Java Download」ボタンをクリック。
4.JDKのライセンスにチェック
5.ダウンロードするソフトをチェック
6.ダウンロードしたJDKのチェック
7.JDK9.0.1.pkgのアイコンをダブルクリック
8.インストール開始
9.インストール実行
10.パスワード入力
11.インストール完了
12.インストーラーの整理
13.JDKのインストール・チェック
冒頭試したように、JDKの有無を確認してみます。
ターミナルに以下のコマンドを入力。
java -version
これでJDKのインストール完了です。 試しにJavaファイルを実行してみたいと思います。
javac Calculator.java
java Calculator
Javaプログラムが動きましたね。
Javaのインストール方法(Win編)
所要時間 約30分〜60分
まずはじめにお断りしておかないといけないことがあり、パソコンの環境によっては最新のJDKバージョン9を使うことはできません。 これからご紹介するシステムチェックで32bitだった場合は、一つ前のバージョンJDK8をご利用下さい。
システムチェック
自分のPCにあったJDKをインストールするために、まずは自分のパソコンのシステムを確認しておく必要があります。 JDKが自動的にあなたのパソコン環境に設定を合わしてくれることはないので、面倒くさいと思うかもしれませんがご辛抱下さい。
まず自分のパソコンシステムの確認方法は2つあり、一つは画面左下のコルタナ(もしくは「検索欄」)に『システム』と入力し、「システム情報」をクリック。
するとパソコンのシステム情報が表示されて『システムの種類』のところに 「x64-ベースPC」もしくは x32・・ と書かれています。 この画像の場合は、64ビットのパソコンでJDK9もしくはJDK8のどちらでもインストールできることが確認できます。
ちょっとプログラマーっぽくパソコンシステムをチェックしたい場合は、コルタナ(検索欄)に『コマンド』と入力し、コマンドプロンプトを起動。 そして以下のコマンドを打ち込んで、リターンキーを押してみて下さい。
wmic os get osarchitecture
するとコンピューターが32ビットか64ビットか教えてくれます。
Java SE のダウンロード&インストール
自分のパソコンのシステムがわかったら、次はそのシステムにあったJDKをダウンロード&インストールします。
今回は最新バージョンのJDK9をダウンロード。 尚、バージョン8でも基本的な操作は同じです。
1.ダウンロード・ページにアクセス
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
2.ライセンスにチェック
ダウンロードページが表示されたらライセンス契約にチェックを入れます。
3.JDKのダウンロード
4.JDKのインストール
5.インストールの許可
このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?
と表示されますので、『はい』をクリック。
6.インストール開始
7.インストールの設定
8.インストール先の確認
9.インストール中
10.インストール完了
11.インストールの確認
コマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを入力。
java -version
なんとインストール完了したにも関わらずJDKを読み込めていません。 この問題を解決するには、WindowsがJDKを読み込むためのパスを設定する必要があります。
12.パスの設定手続き(システム環境変数の編集)
コルタナ(検索欄)に「システム環境変数」と入力し、『システム環境変数の編集』をクリック。
13.パスの設定ページ
環境変数(N)...ボタンをクリック。
14.パスの追加
下段内のPathを左クリックして、新規(W)...ボタンをクリック。
15.パスの編集
『新規』ボタンを押して、下記をコピペ、そして『OK』ボタンを押します。
他のタブも『OK』ボタンを押してパスの設定を終了します。
C:\Program Files\Java\jdk-9.0.1\bin
16.JDKのインストールチェック
コマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを入力。
java -version
やっとWindowsでJDKが利用できるようになりました。 ついでに Javaファイルを実行してみます。 コマンドプロンプトに、
javac Calculator.java
なんとエラーまみれです。 これはWindows版JDKのjavacコマンドは、プログラムファイルがshift-jisで書かれているものとして動作されるためです。 今回はコマンド操作で、グローバル文字コードのUTF-8を読み込んでもらいます。
javac -encoding utf-8 Calculator.java
java Calculator
Javaファイルが実行できましたね。
\エンジニア最強言語のJavaスキルが身に付く/
まとめ
プログラミング学習を始めたばかりの方にとっては、ちょっと煩わしい作業もあったと思います。 このJDKのインストール作業は、本当に基本的な作業になりますので難なくクリアしたいですね。
「ちょっと不安だわ」「本に書いてあるとおりにしたのに、うまくいかない」とイライラしている方は『先生に教えてもらう』という選択肢はいかがでしょうか? 就職・転職も見据えてのJava学習でしたら『CodeCampのエンジニア転職コース』や『Javaオンラインプログラミングコース』でお得にJavaを習得できますよ。
- この記事を書いた人
- オシママサラ